期間工は工場で働いたことがない未経験の方でも採用されやすく、給与面などの待遇が手厚いと言われています。でもせっかく働くならよりよい条件の会社を選びたいですよね。そこで今回は、大手メーカーの期間工として働いた場合に受け取れる「入社祝い金」についてご紹介します!また、支給条件やルールについてもお伝えしますので、ぜひ企業選びの参考にしてみてください。
入社祝い金って何?
入社祝い金とは、採用が決まった後に企業から支給される手当のことです。企業は「たくさんの応募を集めたい」「少しでも長く活躍してほしい」という思いからこの制度を設けていて、支給のタイミングや金額は企業によって異なります。もちろん企業側のメリットもありますが、求職者にとっても月給とは別に収入が入るのは大きなメリットのため、入社祝い金のある仕事を探す人もいるようです。
期間工で働いた場合の入社祝い金について
ここからは、期間工メーカーの入社祝い金についてお伝えします。ぜひ自分が気になっている、または働きたいと思っているメーカーの支給額を確認してみてください。
トヨタ自動車
まず最初にご紹介するのは、国内外で事業を展開する大手自動車メーカー「トヨタ自動車株式会社」です。入社祝い金の支給額は以下の通りです。トヨタ自動車は入社祝い金のことを特別手当と呼んでいます。
特別手当 | 40万円 |
初回更新特別手当 | 20万円 |
総額 | 60万円 |
また、35ヶ月契約を満了した場合の慰労金・報奨金は総額306万円以上にもなり、続けるほどもらえる収入がアップします。
◆トヨタ自動車の期間工求人をチェック
豊田自動織機
「株式会社豊田自動織機」はトヨタグループの源流企業であり、自動車部品や産業車両の製造を行っています。入社祝い金の支給額は以下の通りです。
入社祝い金 | 50万円 |
入社祝い金のほかに満了報奨金など手厚い待遇が用意されており、入社時には赴任手当3万円、食事手当2万円なども支給されます。
※参照:株式会社サンスタッフ公式HP
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スバル
「株式会社SUBARU」(以下スバル)は日本の中堅自動車メーカーで、群馬県に本工場・矢島工場・大泉工場と3ヶ所に工場があります。入社祝い金の支給額は以下の通りです。
入社祝い金 | 40万円 |
入社して最初の4ヶ月契約を更新した後、初回の給与が支給されるタイミングで受け取れます。これに加えて赴任手当2万円、夏季手当や正月手当などがそれぞれの時期に支給されます。
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デンソー
「株式会社デンソー」は、自動車部品の製造や、家庭用の空調機器など幅広い製品を作っている大手部品メーカーです。デンソーの期間工には、実は入社祝い金の支給はありません。ガッカリされた方もいるかもしれませんが、期間工だからといってすべてのメーカーで入社祝い金が支給されるわけではなく、特に部品メーカーでは入社祝い金が支給されないことの方が多いようです。しかし、慰労金や満了報奨金は6ヶ月、12ヶ月と契約を満了したタイミングで支払われ、各種手当も含めると入社1年目で年収例は471万円以上と高水準になっています。
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大阪チタニウム
「株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ」(以下、大阪チタニウム)は、長年にわたりチタン業界の最前線を走り続けている企業です。航空機や電力・化学プラントなどに活用される高性能スポンジチタンの生産も行っています。
入社祝い金の支給額は以下の通りです。
入社祝い金 | 30万円 |
入社1ヶ月後に5万円、契約更新2回目となる3ヶ月後に10万円、契約更新3回目となる6ヶ月後に15万円と計3回に分けて支給されます。
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青山製作所
「株式会社青山製作所」は、ボルト・ナット・樹脂製品など、自動車用ファスナーの製造や販売を行う部品メーカーです。設立からわずか15年で海外進出を果たした実績を持っています。そんなグローバルに活躍している企業、青山製作所の入社祝い金の支給額は以下の通りです。
入社祝い金 | 40万円 |
入社から1ヶ月後の給与支給日に10万円、契約更新2回目となる3ヶ月後に10万円、契約更新3回目となる6ヶ月後に20万円と計3回に分けて支給されます。
◆青山製作所の期間工求人をチェック
ダイハツ九州
「ダイハツ九州株式会社」は自動車、産業車両をはじめとする各種車両および部品の開発・設計・製造・販売などの事業を展開する自動車メーカーです。入社祝い金は以下の通りです。
入社祝い金 | 15万円 |
研修を卒業した後に5万円、配属1ヶ月後に5万円、配属後3ヶ月後に5万円と計3回に分けて支給されます。入社祝い金のほか、満期奨励金が6ヶ月満了時から支給され、3年で最大130万円を受け取ることが可能です。
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日産自動車
2023年12月26日付けで創立90周年を迎えた「日産自動車株式会社」は、日本を代表する大手自動車メーカーです。国内には自動車の組み立てを行っている工場が5ヶ所あります。今回は、その中で支給額が最も高い栃木工場の入社祝い金をご紹介します。
入社祝い金 | 70万円 |
そのほか満了慰労金が最大19万円、皆勤手当や経験者手当などが支給されます。
◆日産自動車の期間工求人をチェック
ヤマハ発動機
「ヤマハ発動機株式会社」は、バイク・スクーター・船外機などの鋳造・鍛造、機械加工などの事業を展開する企業です。静岡県の磐田市、浜松市などに工場を構え、非常に幅広い業務を行っています。入社祝い金の支給額は以下の通りです。
入社祝い金 | 40万円 |
入社から1ヶ月、4ヶ月経ったタイミングで、ともに出勤率が90%以上を満たした場合は20万円ずつ、計2回に分けて支給されます。そのほか3年間継続して勤務した場合は、満了感謝金として総額100万円、それに加えて皆勤手当、協力手当などの各種手当を合わせると総額208万円が支給されます。
◆ヤマハ発動機の期間工求人をチェック
入社祝い金がもらえる条件
入社祝い金をもらうには、企業が定めている条件を満たす必要があります。定めている基準やルールは企業によって異なりますが、代表的な条件は以下になります。
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企業ごとに定めているルールに大きな違いはありませんが、出勤率や遅刻・欠勤の日数は少し異なるようです。また、入社祝い金を受け取るために申請書を提出しなければならない企業もあるので注意が必要です。
「もらえるはずの入社祝い金がもらえなかった」なんてことが起きないように、気になる企業の条件はよく確認しておきましょう。
入社祝い金をもらってからやめたらどうなる?
結論から言うと、入社祝い金をもらってすぐに退職しても基本的に返金を求められることはありません。しかし、企業によっては入社時に「入社後◯日以内に退職する場合、入社祝い金を全額返金します」という誓約書を書かされる場合があるようなので注意が必要です。また、勤務期間があまりにも短いと今後の転職活動が不利になってしまうリスクもあります。採用してくれた企業や今後の自分のためにも、入社祝い金を受け取ってすぐに退職するのは避けたほうがよいでしょう。
まとめ
この記事では、大手メーカーの入社祝い金についてお伝えしました。ご紹介した通り、入社祝い金は入社してすぐに受け取れるわけではなく、契約を満了したタイミングなどで数回に分けて支給されるケースが多いです。しかし短期間でまとまったお金を手に入れることができるので、「集中的に稼ぎたい方」「目標のために貯金をしたい方」などは期間工に向いているでしょう。
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