お酢工場は労働環境がとっても良い
私が働いたことのあるお酢工場は本場南九州でしたが、その土地柄もあってか労働環境がとてもよかったです。
まず残業がありません。
一般的に会社側は売上のためにより多くの注文を受けようとしますが、私の職場ではそのような事はありませんでした。
なので皆いつも定時帰り。
昔テレビで黒酢が体にいいと放送されてバカ売れしたときがありました。
しかしそれでも残業はなく、8時間しっかり働いたらきちんと帰れる。
労働環境はよいのですが、残業して稼ぎたい人には向かないかもしれません。
また、職場はとても親切な方が多いです。
一度瓶詰めしたお酢を割ったことがあるのですが、まず第一にかけられた言葉は「大丈夫?怪我してない?」でした。
上司を含めて優しい方が多いので、働くのが全く苦になりませんでした。
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お酢工場で食品の豆知識が自然に身につく
お酢工場で働くと食品に対する知識が自然に身につきます。
日本人は発酵食品の文化が根強いですしね。
お酢、とくに黒酢は瓶壺のなかで発酵・熟成させます。
屋外に瓶壺を置き、蓋は密閉はしません。
これは、空気を入れて良いお酢を作るためです。
また瓶詰装填(そうてん)前には加熱をします。
さらに装填後には転倒殺菌をします。
この作業は熱いお酢の入っている瓶を逆さまにし、キャップについている酢酸菌を殺すためのものです。
また、黒酢や米黒酢と記載されている商品には酢1リットルにつき米40gが使用されています。
そうでない商品は○○黒酢や米黒酢ではなく、穀物酢と記載されています。
自分がスーパーなどで黒酢を買うときにもこの知識は役立ちました。
実際に黒酢のほうがクセもなく栄養成分も豊富です。
このように、たかがお酢といっても生活に役立つ食品の知識が自然に身につきました。
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お酢工場での給料や生活
お酢工場は九州南部に多くあるのですが、給料はけっして高くはありません。
年収で250万円弱です。
物価も安いので、残業もなく自分のペースでのんびり働きたいという人にはおすすめできます。
ただ、上京するとか都心に戻りたいという人には収入面できついかもしれません。
また健康にはとても良いです。
お酢工場はだいたい郊外にあり、空気が綺麗です。
お酢自体も体によく、国道沿いにもヤシの木みたいのが植えられていて精神的にも癒されます。
お酢工場はガッツリ稼ぐというよりも、優しい環境と人に囲まれて仕事をしたいという人におすすめです。
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勤務した会社:大山食品株式会社 宮崎工場
口コミ提供者:30代男性
口コミ提供日:2019/03/05