工場で働くことになったきっかけ

私は製菓工場の単発バイト経験があります。

1ヵ月間という期間限定の短い出来事でしたが、とても印象に残る1ヵ月間でしたので私の製菓工場アルバイトの体験談をお伝えしたいと思います。


初めに、皆さん製菓工場のアルバイトはきついのか?ということが気になるかと思います。

結論として、私が働いた感想としては「いろんな意味できつい」です。


担当する部署や内容によって感想は違うと思いますが、私はあくまでもきついと感じました。


アルバイトをすることになったきっかけですが、通っていた製菓専門学校の食堂に「夏休み期間の短期アルバイト」という募集の紙が貼られていたからです。


当時、私は居酒屋キッチンのアルバイトをしていましたが、仲の良い友人たちが夏休みに一緒にやろうと誘ってくれたので皆がいるなら楽しそうだなと安易な考えで即決してしまいました。


気になる時給ですが、学生のアルバイトということで最低賃金でした。

まぁ期間限定だし実家暮らしだし何とかなるかな?という感じで気にしませんでした。


勤務は、曜日関係なく5回勤務して1回休み、時間は8時から17時でした。


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仕事内容

採用された部署は、あの全国的に有名な銘菓「白い恋人」の箱詰めのラインでした。

工場に到着するとまず支給された白い作業服、白い靴、白いマスク、白い帽子という全身白い姿に着替え、目しか出ていない状態にします。


そして髪の毛等異物混入防止のためにお掃除用のコロコロを全身にころがします。


作業内容はベルトコンベアーから流れてくる個装された白い恋人が自分の立つところに流れてきたら瞬時に数を確認し、缶にひたすら詰めるという単純なものです。


機械はいくつかあるのですが、ベテランのおば様パートさん達とチームを組み仕事しました

覚える事も難しい事も特に無く、黙々と作業をしました。


不慣れな学生にはベルトコンベアーの流れが速すぎてあっという間に目の前を通りすぎていってしまいました。


その度にパートのおば様達に注意されるという感じで精神的にも肉体的にも疲れ切った初日でした。

結局一緒に通うことになった友人達とは別部署に配属された為、休憩時間も合わず孤独に過ごしました。


数日経過すると単純作業にも慣れてベルトコンベアーもう少し早くても良いのにと考える余裕まで出てきました

ただ、時間が過ぎ去ってくれれば良いのにと思っていました。


ひたすら止まらないベルトコンベアーから目を離さず立ちっぱなしの8時間労働です。

なので足腰にも負担が来て、早く終了時間にならないか、17時に近づくのを楽しみにするだけという感じです。


全く歩かない立ち仕事の辛さを初めて知りました。

たくさん歩くのとは違う、パンパンに膨れたふくらはぎを見て、長く続けられない仕事だなと感じました。


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女性にとって働きやすい環境?

こちらの工場は女性が働きやすいというか女性のパートで成り立っています。


作業中は機械音で会話がしづらいので、コミュニケーションが苦手な方は黙々と作業をすることができるので適していると思います

しかし組んだチームによっては、私のチームのようなベテランのおば様がいるのでよりテキパキ仕事しないといけない雰囲気があるので少し精神的な疲労感があります。


仕事内容は私の配属された部署の様にライン作業が多くパートで働く分には特に技術等いらない印象があります。


愚痴ばかりですが、唯一良かったと思うところは他部署から出た割れたお菓子を社員販売価格で購入できるということでした。

こちらはこぶし位の大きいバウムクーヘンが50円で購入できました。


製菓工場関わらず、食品工場あるあるなのかも知れませんが初めて工場で働いた自分にとってはとても嬉しいことでした。


全体的に精神的にも肉体的にも辛かったという感想ですが、今でも店頭で販売されている「白い恋人」を見つけるとあの時頑張った自分の姿を思い出し懐かしい気分になります。


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勤務した会社:石屋製菓株式会社 北海道札幌市の工場

口コミ提供者:女性

口コミ提供日:2019/01/22