ピッキングとは、倉庫内の部品や商品をリスト通りに集める作業のことです。

「ピッキングの仕事に応募してみたい!」

「けど、どんな人が入社試験に合格しているんだろう?」

と気になったことはありませんか?そこで今回は、ピッキングの仕事に向いている人に共通する特徴や、応募する際に志望動機に盛り込んだ方が良いポイントについてご紹介します。

ピッキングの仕事に向いている人とは?

※画像はイメージです。

”引用:トーヨーカネツソリューションズ ”

ピッキングは特別な資格やスキルが必要ないため、未経験でも始めやすいのが特徴です。とはいえ同じ作業をしても人によって向き・不向きはあるもの。以下では、幅広い人材の中でも、企業が具体的にどのような人材を欲しているのかをお伝えします。一つでも当てはまる部分がありましたら、ぜひピッキングの仕事にチャレンジしてみてください。

ミスなく作業をこなす集中力がある人

お伝えした通り、ピッキングとは倉庫内で必要な部品などを集めてくる作業のことです。注文と異なるものを持ってきてしまったり長く時間がかかってしまうと、納品先に迷惑がかかってしまいます。よって、リスト通りに正しく作業を続けられる集中力が求められます。

体を動かす仕事に抵抗がない人

ピッキングの仕事はある程度体を動かすことが前提になります。荷物を棚から下ろしたり、移動に使う台車に載せる際は多少の力が必要な場合もあるでしょう。倉庫内を移動する機会も多いことから、足腰に問題がない人が重宝される傾向にあります。

淡々とした業務でも継続できる人

業務中は基本的に、「倉庫内の移動・部品などの回収・納品先までの運搬」を1人で繰り返します。そのため、大勢で和気あいあいと作業するよりは黙々と作業を続けることの方が多いです。もちろん上司や同僚とコミュニケーションを取る機会はありますが、淡々とした作業の連続でも苦にならない人の方が働きやすいでしょう。

ピッキングの志望動機に盛り込みたいポイント

実際にピッキングの仕事に応募する時、履歴書や面接でどのような志望動機を伝えたら受かりやすくなるのか気になりますよね。ここからは、志望動機に盛り込みたいポイントについてお伝えします。

業務に活かすことが出来る自身の特性

まず、あなたが職場でどのように活躍できるのかをアピールすることが大切です。先程お伝えしたピッキングの仕事で求められる人物像に自分が当てはまる部分や、その他に「自分のこんなところが仕事に活かせそうだな」という性格や特性があれば志望動機に入れましょう。

やる気や熱意

自分がこの仕事に向いていると思う部分を伝えた上で、次は仕事へのやる気や熱意をアピールしましょう。例えば「人や会社の役に立ちたい」「責任感や向上心をもって働ける」といった内容がおすすめです。学生時代に取り組んだ部活動や前職・アルバイトの経験などを交えて話すと説得力が増して効果的です。

過去の経験や資格

ピッキングは未経験からでも十分に活躍できますが、過去にピッキングの経験がある人は即戦力として歓迎されるケースが多いです。担当していた作業や勤務中に心がけていたことなど、経験を通して学び得たことをなるべく具体的に伝えましょう。また、フォークリフトの資格を持っているとできる作業の幅が広がるため、重宝されることがあります。その場合は忘れずにアピールすることが大切です。

志望動機の例文

ピッキングの志望動機に盛り込みたいポイントについてお伝えしたところで、志望動機の例文を紹介します。良い例と悪い例の両方を挙げますので、志望動機を書く時は参考にしてみてください。

良い例文

まずは良い例文から、未経験者と経験者に分けてご紹介します。

◆未経験者の場合 
先日、貴社の工場見学に伺いました。その際いきいきと働いている従業員の方々に魅力を感じ、私もこの職場の一員になりたいと考え応募しました。ピッキングの経験はありませんが、学生時代にテニス部に所属していたため、体力には自信があります。ダッシュの連続が多いスポーツなので、常に動き回るような働き方も苦になりません。また、几帳面な性格を見込まれ、ボールや備品の管理も担当していました。採用いただきましたら、持ち前の体力と几帳面さを活かして業務に取り組みたいと考えています。

経験がなくとも、ピッキングで求められる「体力」と「自身の人物像」を強調することで、職場で活躍できる人材であることをアピールしています。

◆経験者の場合
過去にピッキングの経験があり、この経験を活かして働きたいと考え貴社に応募しました。業務中は「速く、正確に、丁寧に」をモットーに、どうすれば効率よく作業できるか考えながら働いていました。当時は、倉庫内の保管配置を覚えて最短ルートを通るよう心がけることで、業務のスピードと正確さの両方を評価していただきました。採用いただきましたら、前職と同様に、どうすれば効率よく作業できるかを考えながら業務に取り組みたいと考えています。

経験者として「仕事の経験」と「業務中に褒められたところ」を強調することで、即戦力として活躍できる人材であることをアピールしています。

もちろんこれらは一例ですので、自分の性格や経験がどのように活かせるかを考え、アピールポイントを探していくことが大切です。

悪い例文

反対に、志望動機について良くない例文を2つ紹介します。

◆例1:自分の都合だけを伝えてしまう
私は地元で働きたいと考えており、会社までの移動が楽なので応募しました。ピッキングの経験はありませんが精一杯努力します。

自身が出勤しやすいかどうかは、企業にとってあまりメリットになりません。また「精一杯努力する」だけでは説得力に欠けてしまうので、自身の性格や過去の経験などを混ぜ、先方が頷けるような志望動機にすることが大切です。

◆例2:ピッキングでなくても良いのでは?と感じさせてしまう
特別な資格やスキルが必要ないと求人に書いてあったため応募しました。まずは就職したいと考えていたので、採用していただけたら会社に貢献できるよう頑張ります。

未経験でもチャレンジできることは自分にとってのメリットであって、こちらも企業が得られるメリットになりにくいです。一見、会社への貢献意欲があるようにも見えますが、無理にピッキングで働く必要がないようにも捉えられてしまいます。自分がピッキングに向いていると思える部分を探して、「この人はうちの職場でやっていけそうだな」と思って貰えるように工夫することが大切です。

最後に

いかがでしたでしょうか?ピッキングは未経験からでも十分に活躍できるお仕事です。応募する際は、仕事内容をしっかりと理解した上で「自分にはピッキングが向いている」という部分を志望動機に盛り込むことを意識しましょう。もし求人選びや面接対策で困ったことがあれば、ぜひジョブハウスをご利用ください。キャリアアドバイザーが親身になってあなたのお仕事探しをサポートいたします。