「ほんだし」や「丸鶏がらスープ」、「CookDo(クックドゥ)」などCMでもよく見かけるヒット商品は味の素から生まれました。そんな生活に身近な食を支える味の素について、会社概要から募集工場ワーカーの職種まで幅広くご紹介していきます。

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また「飲食業界ってどんなところ?」といった基本的な疑問を扱った記事など、多数の記事を掲載しているので興味のある方はぜひご覧ください。

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味の素ってどんな会社なの?


会社情報

味の素は、創業当時からうまみ成分であるグルタミン酸を主力に、国内だけでなく海外にまで事業を展開している日本の食品業界を代表する企業です。

本社は東京都中央区にあり、従業員数は国内外含め32734人(2017年6月5日)です。

130の国と地域で事業を展開しており、118の工場を所有しています。

有名な商品は中華調味料のCook Doや、コンソメなどの味の素KKなどです。

 

主力商品

味の素株式会社は、創業当時から調味料類を主力製品としています。

味の素が作るうま味調味料や塩などは、今や家庭に欠かせない調味として永く愛されています。

 

最近では加工食品類の売上も伸びており、その中でも特に冷凍食品を売りにしていて、味の素の冷凍餃子は日本一の売り上げを誇っています。

(市販用冷凍・チルド餃子市場2016年度売上金額ベース、味の素冷凍食品㈱「ギョーザ」ブランド計、当社調べ)

 

沿革

 

年代 事柄
1907年(明治40年) 鈴木三郎助が合資会社鈴木製薬所を設立
1908年(明治41年) 池田菊苗がグルタミン酸ナトリウムの製造法特許取得
1909年(明治42年) 「味の素」一般発売開始 創業開始
1917年(大正6年) 株式会社鈴木商店を設立 企業創立
         7月 ニューヨーク事務所開設、日本国外進出
1946年(昭和21年) 味の素株式会社に社名変更
1972年(昭和47年) 冷凍食品事業に参入
1981年(昭和56年) 医薬事業に参入
2009年(平成21年) 創業100周年


 売上高

2017年度の売上高は1兆914億1400万を超えており、売上の内訳では国内の売上が48%(5197億7400万)で、

海外の売上が52%(5716億3900万)を占めています。

海外ではアジアでの売上が一番高く海外売上の44%を占め、海外での事業展開を成功させています。

 

業界での立ち位置

例年、食品業界における評価は高く、売上高・シェアともに高水準を保っています。

 

グループ会社・関連会社例

味の素は、本社の「味の素株式会社」と複数の関連会社を合わせた大企業です。

調味料類では、カップスープで有名なクノール食品。冷凍食品事業では、味の素冷凍食品。油脂事業では、J-オイルミルズ。医薬・健康事業ではEAファーマ。

関連会社といっても、聞いたことのある企業ばかりですよね。

今回は代表的な関連会社を抜粋してお伝えしましたが、他にも多くの関連会社が存在しています。

 

味の素工場が多い場所

味の素の工場は、国内に3か所あります。


1つ目に味の素®やほんだし®、Cook Do®を取り扱う川崎工場。(〒210-8681 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1番1号)

 工場ではないですが、医薬研究所は神奈川県の川崎にあります。

2つ目にほんだし®や甘味料、医薬品、化成品を取り扱う東海工場。(〒510-0885 三重県四日市市大字日永1730番地)


3つ目に世界最大級のアミノ酸発酵工場。(〒840-2193 佐賀県佐賀市諸富町大字諸富津450番地 )


国内の工場は3か所ですが、世界全体では118の工場を持ちます。

ちなみに関連会社である味の素冷凍食品株式会社の工場は関東工場、四国工場、九州工場、中部工場の4つがあります。

 


味の素の事業内容について

味の素の事業は主に3つに分かれています。以下では、それぞれの事業内容を説明していきます。

 

【食品事業】

食品事業は、味の素グループの基幹事業です。

うま味調味料「味の素」を皮切りに、油脂、スープ、マヨネーズ、冷凍食品、コーヒー、乳製品とその事業領域を拡大してきました。

食品事業の特徴は、外部資源を活用して、独自の技術を応用かつ発展させ、商品の幅を拡大してきたことです。

海外展開も早く、創業から数年でニュ-ヨ-ク事務所を開設し、現在味の素は100以上の国と地域で販売展開をしています。

 

代表的な商品:うま味調味料、本だし、クノールのカップスープ、冷凍食品(冷凍餃子や冷凍シュウマイ)

 

【アミノ酸事業】

味の素グループは、世界一のアミノ酸メーカーとして高品質のアミノ酸の独創的な製法・利用法の開発・応用に力を入れています。

内容は多分野のアミノ酸(医薬用・食品用・飼料用)、栄養食品、医薬中間体、甘味料、化成品などのバイオ・ファイン事業を展開しています。

また、アミノ酸生産技術を活かし、化粧品事業などへも展開しています。


【医薬品事業】

医薬事業は、様々な医薬用アミノ酸の開発・製造をしている事業です。

同事業は現在、味の素グループの基幹事業の一つとして位置付けられており、

輸液栄養透析分野(透析とは腎臓の機能を人工的に代替することです)、消化器病分野(エレンタール:クローン病の栄養治療剤)、

 生活習慣病分野の3つが主な事業内容です。

 

 

味の素の工場ワーカー採用情報とは?

下記では、味の素関連会社の工場では一体どんな仕事があるのか説明していきます。

 

味の素の工場では、商品の製造や検品・包装などが主な仕事です。

以下では応募条件や労働条件を中心に、業務内容について説明していきます。

 

◇ CASE 1   検品・箱詰め等

仕事内容 冷凍食品の検品や箱詰め
雇用形態 契約社員 社員登用制度もあるので安心して働けます。
経験 未経験者歓迎
勤務時間 実働7.5h 交代制
給与 基本給 15万~  + 各種手当  等

社員雇用制度:契約社員やアルバイトなどの雇用形態から正社員へと転換する制度のこと


◇ CASE 2   冷凍食品の製造・調理

仕事内容 冷凍食品の製造補助作業・前処理工程
雇用形態 正社員以外
経験 未経験可
勤務時間 交代制 ①08:00~16:30 ②15:15~23:45   ※休憩1h
給与 基本給 14万~   + 各種手当  等


〈経験者採用〉

また味の素では経験者採用も行っています。

こちらは持っている資格やご自身の経験等で業務内容や給与なども異なります。

自分の持っている経験を活かしたいと考えている転職希望の方は、ご自身のスキルにあった求人を探してみてください。

 もちろん未経験者歓迎の求人もあります。

 

味の素の今後の展望

 どのような展望を考えているのか以下で説明していきます。


【世界各地域の文化に根差したビジネスを展開】

世界での事業展開を成功させている味の素は、世界のどこで味の素の商品を食べても、

安心性の高い高品質の商品・サービスを提供でき、その国と地域の食文化に合った商品づくりを目指しています。

 

【独自のアミノ酸生産技術を磨き、社会問題の解決に貢献】

味の素が独自に開発したアミノ酸生産技術を磨き、社会問題への貢献・責任の追及にも力を入れています。

これからも環境問題の対策やサステナビリティのある企業づくりを考えて、事業展開をしていくでしょう。

 


最後に

以上で「株式会社味の素の工場についてまとめました!」の記事は終わります!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。