仕分けの給料は、派遣社員なら時給1,200円前後、アルバイト・パートなら時給1,000円前後が相場です。正社員として働く場合は月給25万〜30万円程度が目安になります。
扱う商品の重さや勤務時間帯、勤務エリアによって時給は大きく変動します。深夜勤務なら25%以上の割増賃金が上乗せされるため、同じ仕分け作業でも時間帯を選ぶだけで収入は変わります。
この記事では、雇用形態別の給料相場から、給料に差が出る理由、収入を上げる具体的な方法まで、仕分けの仕事で働く前に知っておきたい情報をまとめて解説します。
仕分けの給料はいくら?雇用形態別の時給・年収相場
仕分けの給料は雇用形態によって計算方法も相場も異なります。まずは派遣社員・アルバイト・正社員それぞれの相場を確認しましょう。
| 雇用形態 | 給料目安 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 派遣社員 | 時給1,374円 | 約260〜290万円 |
| アルバイト・パート | 時給1,397円 | 働き方次第 |
| 正社員 | 月給25〜30万円 | 約440〜466万円 |
出典:求人ボックス 給料ナビ(2026年9月時点)をもとに作成。派遣社員の年収は週5日・1日8時間勤務を想定した概算です。
派遣社員の時給相場
仕分けを含む軽作業の派遣社員の平均時給は1,374円です。上の表のとおり、フルタイム換算では年収260万〜290万円程度になります。
繁忙期や好条件の現場では時給1,500〜1,800円以上の求人も珍しくありません。同じ仕分け作業でも、派遣会社や現場を比較するだけで手取りが数万円単位で変わることがあります。日払い・週払いに対応した派遣会社を選べば、急な出費にも対応しやすくなります。
アルバイト・パートの時給相場
アルバイト・パートの平均時給は1,397円で、派遣とほぼ同水準です。勤務日数・時間を自分で調整しやすいため、月々の収入は働き方次第で変動します。
実際の求人票では、地域や店舗・倉庫の規模によって時給1,000円台前半から1,300円台まで幅があります。学生や主婦・主夫層に向けた短時間シフトの求人は、都市部でも時給がやや低めに設定される傾向があります。
正社員の月給・年収相場
正社員の場合、月給は25万〜30万円前後、平均年収はおよそ440万〜466万円が目安です。
正社員は基本給に加えて賞与・各種手当が支給されるケースが多く、月給ベースの単純比較よりも年収で見たほうが実態に近づきます。工場付帯の仕分け業務では、皆勤手当や資格手当が付く求人もあります。社会保険への加入や有給休暇の取得もしやすく、長期的な生活設計を立てやすい点も正社員のメリットです。
深夜勤務・残業で給料はどう変わる
22時から翌5時までの深夜勤務には、労働基準法により通常の賃金の25%以上の割増賃金が上乗せされます。深夜シフトの仕分け求人が高時給になりやすいのはこのためです。
残業が発生した場合も同様に割増賃金の対象です。シフト制の現場が多い仕分けの仕事では、深夜帯や早朝帯を選んで働くことで、同じ勤務時間でも受け取れる給料を増やせます。

仕分けの給料が現場によって差が出る理由
同じ「仕分け」という仕事でも、給料には現場ごとに差があります。ここでは給料差が生まれる主な要因を整理します。
扱う商品(軽い・重い)による違い
アパレルや雑貨など軽量な商品を扱う現場は身体的な負担が少なく、時給は標準的な水準にとどまりやすい傾向があります。
一方、食品や飲料、資材など重量のある商品を扱う現場は体力を要する分、時給がやや高めに設定されていることが多いです。求人票の「取扱商品」欄は給料を左右する重要なチェックポイントです。
勤務地・都市部と地方の差
都市部は最低賃金が高く、物流拠点も集中しているため、仕分けの時給相場も地方より高めです。同じ仕事内容でも、勤務先の都道府県によって時給に100〜200円程度の差が出ることがあります。
令和7年度の地域別最低賃金は全都道府県で時給1,000円を超えており、東京都は1,226円、全国平均は1,121円です(出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」)。応募前に自分の勤務予定エリアの最低賃金を確認しておくと、求人票の時給が妥当かどうかを判断しやすくなります。
繁忙期(年末年始・引越しシーズン)の高時給求人
年末年始のギフト・通販繁忙期や、3〜4月の引越しシーズンは仕分け業務の需要が急増します。この時期は短期・単発でも時給1,500円以上の求人が増える傾向があり、短期間で効率よく稼ぎたい人に向いています。
資格・経験によるプラスアルファ
仕分け自体に資格は不要ですが、フォークリフトや玉掛けなどの資格を保有していると、同じ現場でも手当が付いたり、時給の高い関連業務に配置されたりするケースがあります。経験年数がキャリアアップの条件になる求人もあります。

仕分けはきつい?給料に見合う仕事内容
「仕分けはきつい」という声を目にして不安に感じる方もいるでしょう。実際の仕事内容と、きついと言われる理由を確認しておきましょう。
仕分けの具体的な作業内容
仕分けは、伝票番号や商品番号を確認しながら、荷物やコンテナを行き先・種類別に指定の場所へ分類していく作業です。ハンディ端末でバーコードを読み取りながら進める現場が一般的です。
取り扱う商材はアパレル・食品・日用品・宅配便の荷物などさまざまで、現場によってはコンベアラインに沿って商品を流す、台車で運搬するといった付随業務が発生することもあります。
正確性が求められる一方、接客対応がなく、決められた手順に沿って黙々と作業できる点が特徴です。
「きつい」と言われる理由(立ち仕事・単純作業)
数時間にわたって立ちっぱなしで作業するため、慣れないうちは足腰に疲れを感じやすいことが「きつい」と言われる主な理由です。単純作業の繰り返しを苦に感じる人もいます。
ただし多くの現場では休憩時間が確保されており、繁忙期以外は業務量も安定しています。事前に現場の口コミを確認しておくと、入職後のギャップを減らせます。
精神的ストレスが少ないというメリット
接客や電話対応がなく、人間関係のストレスが少ない点は仕分けの仕事の大きな魅力です。チームでの声掛けは必要ですが、営業や接客のような対人プレッシャーは少なく、自分のペースで黙々と取り組みたい人には向いている仕事といえます。
未経験でも始めやすい理由
特別なスキルや資格を必要としないため、未経験からでもすぐに始められます。研修期間も短めに設定されている現場が多く、初めての軽作業として選ばれることが多い職種です。
短期・単発から長期まで働き方の選択肢が広く、「まずは仕分けで軽作業に慣れてから、工場内の別職種にステップアップする」という選び方をする人も少なくありません。

仕分けの給料を上げる4つの方法
同じ仕分けの仕事でも、選び方や働き方次第で受け取れる給料は変わります。収入を上げるための具体的なポイントを紹介します。
高時給の時間帯・エリアを選ぶ
深夜・早朝シフトや、繁忙期の求人を選ぶことで、同じ作業内容でも時給を底上げできます。通勤可能な範囲で複数のエリアを比較し、相場より高い求人を探すことも有効です。
フォークリフトなど資格を取得する
フォークリフト運転技能講習などの資格を取得すると、仕分けに付随する運搬業務を任されやすくなり、資格手当や時給アップにつながるケースがあります。講習は保有免許によって11〜35時間程度で修了できるものが多く、比較的始めやすいステップアップです。
派遣から正社員登用を目指す
派遣社員として現場経験を積んだうえで、正社員登用制度がある企業を選ぶという方法もあります。正社員になれば月給制で収入が安定し、賞与や各種手当の対象にもなります。
工場・物流系の求人サイトで比較する
同じエリア・同じ職種でも、求人サイトや募集元によって提示される時給には差があります。複数の求人を横断的に比較し、待遇や福利厚生も含めて総合的に判断することが、結果的に給料アップへの近道になります。
国が運営するハローワークインターネットサービスでも仕分け・軽作業の求人を検索でき、無料で相場観をつかむ手段のひとつになります。転職エージェントと併用すると、より条件の良い求人に出会いやすくなります。

仕分けから工場・製造業へのキャリアアップ
仕分けの仕事は、工場・製造業でのキャリアの入り口としても活用できます。経験を次のステップにつなげる方法を見ていきましょう。
仕分けの経験が活きる職種
仕分けで培った正確な検品スキルやハンディ端末操作の経験は、検品・ピッキング・梱包・出荷管理といった工場内の関連職種でそのまま活かせます。物流倉庫内でのライン管理職へのステップアップも見込めます。
製造ラインの組立・機械オペレーターなど、より専門性の高い職種に興味が出てきた場合も、仕分けで身につけた「時間内に正確な作業をこなす力」は評価されやすいポイントです。
正社員化・キャリアアップの流れ
仕分けからスタートし、現場での実績を積んで正社員登用やリーダー職を目指すキャリアパスは珍しくありません。工場全体の工程管理や品質管理へ職種を広げていく人もいます。
まずは派遣・アルバイトとして現場に慣れ、半年〜1年程度の実績を積んでから正社員登用に応募する、という段階的なキャリア形成も一般的です。
給料以外に確認したい労働条件
転職・応募の際は時給・月給だけでなく、交通費支給の有無、社会保険の加入条件、シフトの融通、更新・登用制度の有無も必ず確認しましょう。これらの条件は長く働くうえで給料と同じくらい重要です。
特に空調設備の有無や休憩スペースの環境は、現場によって差が大きい項目です。可能であれば職場見学や面接時に現場の様子を確認しておくと、入職後のミスマッチを防げます。
転職エージェントを使うメリット
求人票だけでは分からない現場の雰囲気や残業実態は、転職エージェントを通じて事前に確認できます。条件交渉や面接対策のサポートを受けられる点も、独力で探すより有利です。

仕分けの給料に関するよくある質問
Q. 仕分けバイトの時給はどれくらいですか?
A. アルバイト・パートで時給1,000円台前半〜1,400円台、派遣社員で時給1,200〜1,400円台が目安です。深夜勤務や繁忙期はさらに高くなる求人もあります。
Q. 仕分けの仕事はきついですか?
A. 立ち仕事による足腰の疲れや単純作業の繰り返しを「きつい」と感じる人はいますが、接客がなく人間関係のストレスが少ない点は大きなメリットです。休憩体制やシフトの融通が利く現場を選ぶことで、身体的な負担は軽減できます。
Q. 仕分けから正社員になれますか?
A. 派遣・アルバイトから正社員登用制度を利用してステップアップするケースは多くあります。現場での実績を積み、登用制度がある企業を選ぶことがポイントです。応募時に登用実績を確認しておくと安心です。
Q. 仕分けの給料は日払い・週払いに対応していますか?
A. 求人によって異なりますが、日払い・週払いに対応した仕分け求人も多くあります。急ぎで収入が必要な場合は、応募前に支払いサイクルを確認しておきましょう。
まとめ
仕分けの給料は、派遣・アルバイトで時給1,200〜1,400円前後、正社員で年収440万円前後が相場です。勤務時間帯や現場の商品特性、資格の有無によって給料には差が出ます。
深夜シフトを選ぶ、資格を取得する、正社員登用を目指すといった工夫次第で、収入を着実に増やすことができます。自分に合った条件の求人を比較しながら、無理なく続けられる仕事を選びましょう。
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