トヨタ、日産など大手メーカーが出している求人でよく目にする「期間工」という雇用形態。入社祝い金や慰労金の支給があることや短期間で稼げることから、人気の高い働き方となっています。そんな期間工として働いている、もしくは現在期間工として働いてみたいと思っている方の中には

「期間工から正社員を目指したい!」

「この年齢からでも挑戦できるかな?」

「何か資格を持ってないと難しいんじゃないの?」

と、考える方も多いかもしれません。そこでこの記事では、期間工から正社員になれるのか、また正社員になるための条件やコツ、正社員登用制度がある企業について詳しくご紹介します!


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期間工から正社員になれる?

結論から申しますと、期間工から正社員になることは可能です。実際に、大手自動車メーカーでは多くの従業員が期間工から正社員に登用されています。ちなみにトヨタの2023度の正社員登用実績は226名!正社員へのキャリアアップを実現した方々が多数在籍しています。

参照:TOYOTA期間従業員募集

期間工から正社員になるための条件

期間工は最長でも2年11ヶ月しか働くことができませんが、正社員になれば雇用期間に制限がなくなります。1つの職場で安定して働きたいからと正社員を目指す方も多いでしょう。しかし、期間工になった人全員が正社員になれるわけではなく、正社員になるにはいくつかの条件を満たす必要があります。ではその条件とは何なのか、この章で確認していきましょう。

期間工として半年〜1年以上勤務する

期間工として半年以上勤務することは、正社員になるための条件の1つです。企業側としては正社員になった人には長く活躍してほしいと考えています。また、正社員になった暁には期間工時代よりもさまざまな仕事、責任ある仕事を任せたいと考えていることがほとんどです。そのため「今後も自社に必要な存在かどうか」「すぐに辞めると言い出さないかどうか」などを見極めるために、半年〜1年以上の勤務経験が求められるというわけです。

上司から推薦をもらう

期間工から正社員になるためには、自分で「正社員になりたい!」と主張するだけでなく、上司から推薦をもらう必要があります。日頃から正社員を目指している旨を上司に伝えつつ、真摯に業務に取り組むことで、推薦をもらいやすくなるでしょう。

正社員登用試験に合格する

期間工から正社員になるためには企業が実施する正社員登用試験に合格することが条件です。この試験の受験資格として、先ほどお伝えした「上司からの推薦」が必要になります。正社員登用試験の主な試験項目としては以下2つです。

  • SPI(中学生レベルの国語、数学など)と呼ばれる適性検査
  • 採用担当者との面接

SPIは中学生レベルとはいえ全く対策をしないと合格は難しいと言われていますので、参考書などできちんと予習しておくことをおすすめします。

正社員登用があるメーカー企業4選

期間工から正社員を目指せること、そして期間工から正社員になるための条件についてお伝えしました。さっそく正社員を目指せるメーカー企業が気になってきた方もいるのではないでしょうか?ここでは期間工を募集している大手メーカーを4社ご紹介します。合わせて募集ページのリンクも貼っておくので、求人の詳細も合わせてご覧ください。

トヨタ自動車株式会社

まずご紹介するのは、日本を代表する自動車メーカー「トヨタ自動車株式会社」です(以下トヨタ)。愛知県に拠点を置くトヨタでは、期間工として1年以上勤務すると正社員登用試験を受ける資格が与えられます。実際に、2018〜2022年までの5年間で正社員に登用された人は1,023名。このように、トヨタは非常に高い正社員採用率を誇ります。

★トヨタの期間工募集はこちら

日産自動車株式会社

続いてご紹介するメーカーは、神奈川県に5つの工場を構える「日産自動車株式会社」です(以下、日産)。日産の正社員登用実績は2016年4月〜2023年2月までの間で1,138名。コロナ禍でも積極的に正社員登用を行っていた点は他メーカーにはない特徴です。現在も引き続き、期間工のキャリアアップを歓迎しているメーカーです。

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本田技研工業株式会社

続いてご紹介するのは、埼玉県、三重県、熊本県に工場を構える輸送機器メーカー「本田技研工業株式会社」です(以下、ホンダ)。こちらも他メーカーと同様に、期間工から正社員を目指すチャンスが設けられています。詳しい実績などは公表されていないようですが、2023年度には正社員登用試験が行われており、2024年も実施される予定とのことです。

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株式会社クボタ

続いてご紹介するのは、グローバルに活躍する農業機械メーカー「株式会社クボタ」です。クボタは正社員登用実績を積極的に行っているのが特徴で、実際に約3人に1人の割合で期間工から正社員に登用されているという実績があります(工場により差異あり)。

★クボタの期間工募集はこちら

正社員になるためのコツ

正社員登用を実現するための条件に続いて、正社員登用があるメーカー企業4社をご紹介しました。ここまでお読みいただいた方は、より「正社員に登用されるために他にできることはないの?」といった気持ちが大きくなっているのではないでしょうか。最後に、正社員登用試験に合格するために気をつけておきたいことやコツについてお伝えします。

できるだけ早期に試験に挑戦する

会社としては当然ながら、「正社員に登用するからには長く勤めて欲しい」と考えています。だからこそ期間工から正社員に登用される方の年齢は、今後のキャリアも長い20〜30代であることが多いです。

そのため「期間工から正社員」というキャリアパスを考えているのであれば、お早めに期間工としてのキャリアを積み、正社員登用試験にチャレンジすることをおすすめします。

無断欠勤や遅刻をしない

これは期間工に限ったことではありませんが、無断欠勤や遅刻はしないようにしましょう。たとえ一生懸命業務に励んでいたとしても、1度でも会社に連絡をしないで欠勤や遅刻をしてしまえば働く仲間の信用を失ってしまうため、上司からの推薦をもらいづらくなるでしょう。そうならないためにも、普段から規則正しい食事や睡眠を取り健康的な生活を心がけましょう。

嫌な顔をせず残業にも協力する

期間工はときに製品の生産状況やシフトの関係で残業を依頼されることがあります。もちろん私用があって残れない場合もあると思いますが、できるだけ残業に協力することで周囲から感謝され、頼りになる存在として正社員に採用される確率が高くなるかもしれません。当然、働いた分の残業代はきちんと支給されるので、残業に協力し信頼を高めると同時に、収入も上げられます。

業務でしっかりと成果を出す

正社員になるためには、業務でしっかりと成果を出すことも重要なポイントです。自分が与えられた業務をやり切るだけでなく、積極的に上司に改善案を提案したり、数字を用いて実績を発表できるようにするなど、通常業務+αの仕事ができると上司からの評価をもらいやすくなるでしょう。

上司と積極的にコミュニケーションを取る

いくら正社員になりたいと思っていても、それが上司や周囲に伝わっていなければ推薦のチャンスを逃してしまうかもしれません。来るチャンスに備え、日頃から上司とコミュニケーションを取り良好な関係を築きましょう。また身近に正社員登用された先輩社員がいたら、面接のアドバイスなどをもらうと距離も縮まりますし、アピールにもなります。

まとめ

期間工から正社員になるための条件やコツ、正社員登用があるメーカーについてご紹介しました。期間工から正社員になるにはいくつかの条件を満たす必要がありますが、新卒から正社員を目指すよりもハードルは低いため、興味がある方はまず期間工として入社することをおすすめします。

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