美術系の工場で働くのは面白い

僕は20代の頃、美術系の工場で約半年間アルバイトとして働いていました。


働いている時期に会社の経営が悪化したため仕事の期間は短かったですがそこで僕は自分が好きだった造形が仕事になる、色んな人が触れる造形物の製作を手がける、自分の作った造形物が世に残せたという経験や思い出を得ることができ、とても面白かったです。


そこはアミューズメント施設の内装や、テレビ番組の大道具的な物・音楽アーティストのコンサートで使うステージの大型セット等を請け負って製作する会社でした。


僕はアルバイトなので基本は製作補助として社員さんの指示に従い、大型造形物の製作作業を手伝っていました。

大型の造形物は工業用の発泡スチロールを加工して原型を作ります。


工業用の発泡スチロールは粒の目が細かく電熱線やナイフを使って簡単に切削することができ、ヤスリで表面を整えて仕上げて原型を作ります。

それを元に樹脂でコーティングしたり、型を作ることで大型でも軽い立像や中空構造の造形物を製作できるのです。


僕が工場で働いていた時は以下の仕事を経験しました。


・千葉の有名テーマパークのフロート(屋台車)の製作

・アミューズメント施設の内装で、内壁を岩壁にする装飾

・アミューズメント施設に飾る大型のドラゴンの模型

・名古屋のポケモンセンターに使うポケモンの立像製作

・音楽アーティストのライブで使う大型セットの製作

・大河ドラマの大型セットの製作


どれも一般的に広く知られた施設や番組で使われる物で、そういった物がどう作られるのか、自分もその製作に携わえるという事が働いていてとても面白くやりがいがありました


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美術系の仕事は女性が活躍していることが多い

僕が美術系の工場で働いていて驚いたのは、女性が活躍している場面が多いということです。

会社では造形物のデザインや図面を女性の社員さんが担当しており、臨時でキャラクター造形の製作を外注したフリーの造形家も女性の方でした。


またポケモンのキャラクター立像を製作する仕事で、版権元の企業さんに原型の監修を受ける事がありました。

その際監修に版権元の担当者さんが3人僕の働いてる工場に直接来たのですが、その3人は全員女性の方だったのです。


僕も仕事をする中で、女性の持つセンスや男性との視点や着眼点の違いに関心させられる事が多々ありました。

なのでより多くの人に触れられる機会が多い物作りほど、女性の持つ視点や能力が重要になると思います。


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自分の作品が世に出るという喜び

僕はアルバイトとして働いていましたが、普段は社員さんが担当するキャラクター立像の原型製作を担当する事が出来ました。

なぜアルバイトの身でそれが出来たかというと工場には製作の過程で余った材料が沢山転がっており、僕は仕事の休み時間を利用して「練習」として好きな物を作っていました。


余った材料の使用は社員さんに許可をもらっており、僕も早く素材の切削や大型の造形製作に慣れたいという理由で時間を見つけては果物や動物などを作っていました。


そんな様子を見ていた上司から「簡単なキャラクター造形の仕事が1個余ってるからやってみる?」と声をかけて頂き、アルバイトの立場ながら正規の仕事を担当する事が出来たのです。


他の社員さんからも「アルバイトでキャラクター担当する事は普段無いからな」と言われつつも原型を製作し、版権元の監修を経て無事に立像として納品する事が出来ました。


他の社員さんの力も借りての製作でしたが、自分の作品が世に出て多くの人の目に触れる場所に展示されるという経験が出来たのがとても嬉しかったです。


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勤務した会社:株式会社T.I.J

口コミ提供者:20代男性

口コミ提供日:2019/3/14