なぜ工場の仕事を始めたか?

私は2つの企業で14年間工場に従事してきました。

現在も工場に勤め「ものづくりの世界」に身を置いています。

 

工場に勤めるきっかけは以前勤めた営業職での経験があったからです。

20歳の頃、会社で営業職を務め休み無く1日17時間拘束されていました。


この経験から安定した休みを求め工場に勤め始めました。

「ゆとりをもった時間を過ごしたい」と思い、地元の半導体工場で請負社員になりました。


その工場では1週間を2交代制、1日を12時間勤務で稼働する連装勤務(4勤3休又は、3勤4休)と休みを多くとれるところでした。


半導体(電子部品)工場にはリーマンショックを経て4年近く在籍しました。


その後、現在在籍している大手企業の工場に正社員として転職し、今も「ものづくり」に携わっています。


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どの工場にも共通していることは?

2つの工場に従事し共通して感じた事は、ルール(仕組み)」「コミュニケーション」に重きを置いているところです。


まずルールについてですが、工場は数多くのルールのもと動いています。

ルールを理解しそれに則って行動する事で「仕事の精度・効率」「安定した品質」を生み出します


又、ルールを守る事が「自分を守る」事にも繋がるのでルールを遵守した行動が一人ひとりに求められます。

もちろんルールや仕組みも人が作るものなので完璧ではありません。


厄介なのは自分勝手な解釈や誤った認識のもと仕事を進めると損失が発生し、時間とお金を掛けてリカバリーする必要があることです。


自分が行なっている業務の目的を正しく理解した上で、疑問が生じた時は立ち止まり上司に相談することが大切です。


次にコミュニケーションですが、工場の仕事は一人では完結出来ません

意外かもしれませんが人との繋がり無くして工場は成り立たないのです。


工場では上司の指揮系統のもと、課や職場の統制を重んじます

自分勝手な判断や報連相を疎かにしていると信頼を失いかねないので、適時適切な報連相を心がける必要があります。


また様々な人が工場には従事しています。

相手の人格を尊重し良好なコミュニケーションを図る事が自分の成長にも繋がります。


良好な人間関係を築き信頼を得る事が仕事を長く楽しく続けられる事に繋がると自身の経験から感じています。


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私が考える工場の魅力とは?

工場勤務の魅力は休みが安定していることだと一般的には言われることが多いです。

けれど私が思う魅力は「改善」を通して常に新しい価値を見出せるところにあります。


具体的には自職場をより良くするために仕組みや仕事の進め方の効率化を図り、生産性の向上やキャッシュアウト(工場から出るお金)の抑制に繋げる改善です。


もちろん改善で成果を出す事で会社や上司へのアピールとなり人事評価にも直結します。

しかしそれ以上に自職場や工場全体の効率化に直結するので、変化が目に見えてわかるところにやりがいを感じています。


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工場のお仕事で大変なことは何?

工場勤務の大変な部分は「人間関係」です。

どの様な立場になっても人についての悩みは尽きません。


工場勤めを始めた当初は、上司や先輩達との人間関係に大変悩んだ時期もありました。

当時は自身の発言や行動に問題がありましたので信頼を得るまでに苦労しました。


しかし周りに変化を求める事よりも、自分自身の意識や行動を変える事の方が簡単です。

自分の認識が誤っていた場合は直ぐに修正する素直な姿勢こそが良好なコミュニケーションに繋がり、働く上で重要になります。


勤務した会社:キヤノン株式会社 長崎工場

口コミ提供者:50代男性

口コミ提供日:2019/01/27