わたしたちの身の回りには 『石油』からできているものがたくさんあります。普段目にするタイヤやペットボトルなどもそうです!
ここでは、『石油』からできる基礎石油化学製品・製造工程について詳しく解説します。
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基礎石油化学ってそもそも何なの?
はじめに基礎石油化学が何を指しているのか説明していきます。
石油化学基礎製品とは、ナフサ(石油化学製品の原料で原油を蒸留することで生まれるもの)を分解してできるエチレン、プロビレン、ブタジエンなどを指します。
これら石油化学基礎製品は、ポリエチレン・ポリプロピレンといったさまざまな製品が製造されていくための原料となるものです。
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基礎石油化学製品ってどんなものがあるの?
基礎石油化学製品がどういったものであるかを知っていただいたところで、次にどのような種類があるのかについて説明していきます。
SBゴム(スチレン・ブタジエンゴム)
特殊元素であるスチレンとブタジエンの共重合で得られる合成ゴムです。
耐熱性や耐摩耗性、耐老化性に優れており品質が安定しているためタイヤやホースなどに用いられます。
ポリプロピレン・ポリエチレン・ポリウレタン
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタンについてはこちらのページにて説明が記載されています。
ポリプロピレンは自動車や家電部品やロープに、ポリエチレンは包装材や容器に、ポリウレタンは革靴やクッションに主に用いられています。
※ポリエチレン素材で作られたコップ
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塩化ビニル樹脂
塩化ビニルを重合した合成樹脂です。
耐水性に優れ電気絶縁性を持ちながら非常に安価であるため、包装材や水道パイプ、衣類、農業資材など様々に用いられます。
エンジニアリングプラスチック
強度と耐熱性に優れたプラスチックの一群を指します。
汎用プラスチックから耐摩耗性などを強化したもので、ポリアセタールやフッ素樹脂などがあります。
※テフロン(フッ素樹脂)製のフライパン
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基礎石油化学製品からつくられるものはどういったものがあるの?
私たちの身の回りには、多くの石油製品があるのをご存知でしょうか?
ここでは、その中から一部を紹介していきます。
・紙パック
紙の両面を撥水性のある特殊なポリエチレンでカバーすることにより、耐水性を実現しています。
・上、下水道管
内層、外層に塩化ビニルを、中間層に塩化ビニルの発泡体と塩化ビニルを有効に活用することで軽量化を実現しています。
・断熱材
ポリウレタンを木材や石膏ボードで挟み込んでいます。
・タイヤ
多くの成分の合成ゴムや金属繊維を多重構造にすることにより強度や耐摩耗性をつけています。
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石油製品はどうやって作られるの?
ここではプラスチックや樹脂がどうやって作られているのか、画像を合わせてわかりやすく解説します。
・プラスチックができるまで
①ナフサを加熱分解
原油精製時に生産されるナフサに熱分解を起こさせエチレンなどのオレフィン系炭化水素やベンゼンなどの芳香族系炭化水素に分けます。
②精留
ナフサ分解炉の中で分解されたオレフィン系・芳香族系炭化水素を蒸留し分けて取り出します。
③重合
生成されたオレフィン系・芳香族系炭化水素を様々な化合物と重合させて絶縁性や耐熱性といった様々な特性を持ったプラスチックや樹脂などが作られます。
また、樹脂の性質や用途によって成型方法、材料を軟らかくする方法、形を作る方法も様々となっており以下の図を参考してみてください。
”引用:http://www.richell.co.jp/industry/plastic05.html ”
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最後に
以上で「『石油』からできているものについてあなたはどれくらい知っていますか?」についての記事は終わります!
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