「第二種電気工事士を取りたいけれど、シフト勤務で通学する時間がない」「独学で本当に受かるのか不安」。そんな工場勤務者の方に向けて、独学で合格するための勉強時間・費用・勉強法をまとめました。
第二種電気工事士は、独学でも十分に合格を狙える資格です。受験資格はなく、直近の合格率は学科試験が56〜62%、技能試験が70〜73%です。
ただし、技能試験は「欠陥」が1つでもあると不合格になります。独学の成否は、手を動かす練習をどれだけ積めるかで決まります。
勉強時間の目安は、電気の知識がない方で150〜200時間です。1日1時間なら5〜7ヶ月、現場で電気設備に触れている方なら3〜5ヶ月が目安になります。
試験日程、学科と技能それぞれの勉強法、おすすめの参考書、費用の目安まで順に解説します。読み終えるころには、何から始めればよいかがわかるはずです。
第二種電気工事士は独学でも十分合格できる資格

独学で迷う方が最初に知りたいのは、「本当に受かるのか」「いくらかかるのか」「いつ受けられるのか」の3点でしょう。合格率・費用・試験日程・向き不向きを順に整理します。
合格率は学科56〜62%・技能70〜73%——難易度の実態
第二種電気工事士の合格率は、直近3年度の年間で学科試験が56.6〜59.4%、技能試験が70.3〜71.8%です。令和8年度上期は、学科が62.2%、技能が73.4%でした。
| 年度 | 学科(%) | 技能(%) |
|---|---|---|
| 令和5年度 | 59.4 | 71.1 |
| 令和6年度 | 58.2 | 70.3 |
| 令和7年度 | 56.6 | 71.8 |
| 令和8年度上期 | 62.2 | 73.4 |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」(合格率は公表されている受験者数と合格者数から算出)
国家資格には合格率が10〜20%台の試験もあり、それと比べると、準備をした人の多くが受かる試験といえます。出題の多くは暗記と繰り返しの練習で対応できます。
一方で、学科に受かっても、技能で不合格になる方は3割近くいます。配線ミスや接続不備などの「欠陥」が1つでもあれば不合格のため、準備なしで臨むのは危険です。
受験資格なし・費用は5〜8万円が目安
第二種電気工事士は、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。電気の専門学校に通っていなくても制限はありません。
独学の費用は下表のとおりです。工具は一度そろえれば長く使えるため、再受験でも追加でかかるのは、受験手数料と不足した練習材料が中心です。
| 費目 | 目安 |
|---|---|
| 受験手数料(ネット申込) | 11,100円 |
| 学科テキスト・問題集 | 3,000〜5,000円 |
| 技能試験テキスト | 2,000〜3,000円 |
| 工具セット | 約2万円 |
| 練習材料(13問1回分) | 約2〜4万円 |
| 合計目安 | 約5.6〜7.9万円 |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験」(受験手数料。書面申込は12,500円)
工具や練習材料の金額は、販売店の掲載価格をもとにした目安です。購入前に、セットに含まれる候補問題の数と材料の回数分を確認してください。
2026年度(令和8年度)の試験日程と次の受験チャンス
試験は年2回(上期・下期)あり、学科試験はCBT方式と筆記方式から選べます。令和8年度の日程は次のとおりです。
| 項目 | 上期 | 下期 |
|---|---|---|
| 申込受付 | 3/16〜4/6 | 8/17〜9/3 |
| 学科(CBT) | 4/23〜6/7 | 9/24〜11/8 |
| 学科(筆記) | 5/24 | 10/25 |
| 技能試験 | 7/18・19 | 12/12・13 |
令和8年度は、上期・下期とも申込受付が終了しています(2026年10月時点)。これから勉強を始める方は、令和9年度の試験が目標になります。日程は毎年変わるため、電気技術者試験センターの公式ページで最新情報を確認してください。
シフトが読みにくい方は、受験日を自分で選べるCBT方式が使いやすいでしょう。
独学のメリット・デメリットと、向いている人・向いていない人
独学は費用を抑えられる一方、技能試験の対策は自己判断になりやすい面があります。メリットとデメリットを先に整理しておきましょう。
独学のメリット:
- 講座の受講料がかからず、費用を抑えられる
- 勤務のシフトに合わせて、自分のペースで進められる
独学のデメリット:
- わからない点をすぐに質問できず、解決に時間がかかる
- 技能試験で「欠陥」に当たるかどうかを、自分で判断しなければならない
これを踏まえて、自分が独学に向いているかを確認してみてください。
独学に向いている人の特徴:
- 自分のペースで学習スケジュールを組みたい
- 費用をできるだけ抑えたい
- ある程度の自己管理ができ、継続して取り組める
- 動画・テキスト・過去問を組み合わせた学習に慣れている
通信講座や実技講習の検討を勧めたい人:
- 技能試験の「欠陥」を独学で判断するのが難しいと感じる
- 勉強習慣がなく、途中で挫折しやすい
- 短期間(1〜2ヶ月)で確実に合格したい
工場勤務者が第二種電気工事士を取るべき理由
第二種電気工事士は、一般用電気工作物(住宅や小規模な店舗など、600V以下で受電する設備)の電気工事に従事できる国家資格です。
工場の受電設備のような自家用電気工作物の工事には、第一種が必要です。ただし、第二種で学ぶ配線・器具・法規の知識は、設備保全や日常の電気まわりのメンテナンスで役立ちます。
資格手当の対象にしている企業もあり、電気の知識を活かせる設備保全や品質管理などへのキャリアアップにもつながります。金額や条件は会社ごとに異なるため、就業規則や人事に確認してください。
また、電気系の実務に対応できる人材として、製造業・設備管理・ビルメンテナンスなどの転職でも評価されやすい資格です。費用と難易度のバランスから、最初に検討したい資格の1つといえます。
独学合格に必要な勉強時間とスケジュールの立て方

「何時間勉強すれば合格できるのか」「1日どれくらい続ければよいのか」は、多くの受験者が最初に悩む点です。経験レベル別の目安と、工場勤務者でも続けやすいスケジュールを紹介します。
初学者は150〜200時間、経験者は100〜150時間が目安
必要な勉強時間は、電気の基礎知識があるかどうかで大きく変わります。学科と技能の両方を合わせた目安は次のとおりです。
| 経験レベル | 目安時間 | 1日1時間なら |
|---|---|---|
| 電気知識がゼロの初学者 | 150〜200時間 | 5〜7ヶ月 |
| 工場での電気作業経験あり | 100〜150時間 | 3〜5ヶ月 |
| 電気系の資格・実務経験者 | 50〜100時間 | 2〜3ヶ月 |
勉強時間の目安は、情報源によって100〜200時間と幅があります。これは、受験者の前提知識や、学科・技能の練習量に個人差があるためです。最初の1ヶ月で進み具合を見て、計画を調整しましょう。
学科試験と技能試験の配分の考え方
試験は、学科試験(筆記またはCBT)と技能試験(実技)の2段階です。まず学科に合格し、その後に技能試験を受けます。
勉強時間の配分は、学科6:技能4が目安です。学科は暗記中心で効率よく進みますが、技能は実際に手を動かす練習が必要で、見た目の時間以上に集中力を使います。
学科試験に合格すると、その次の回と次々回の試験では学科が免除されます。技能試験で不合格になっても、学科の勉強をやり直さずに再挑戦できます。
1日の勉強時間別・合格までの期間シミュレーション
勉強時間を決めたら、1週間にどれだけ確保できるかで合格までの期間を見積もりましょう。目標を100〜200時間とした場合の目安です。
| 平日/休日 | 週の合計 | 合格までの期間 |
|---|---|---|
| 平日30分+休日90分 | 5.5時間 | 約4.5〜9ヶ月 |
| 毎日60分 | 7時間 | 約3.5〜7ヶ月 |
| 平日60分+休日120分 | 9時間 | 約3〜5.5ヶ月 |
| 平日120分+休日240分 | 18時間 | 約1.5〜3ヶ月 |
シフト勤務で平日に時間が取りにくい場合は、休日にまとめて練習する形でも構いません。ただし、技能試験の直前は、短い時間でも毎日手を動かす習慣をつけたほうが上達しやすくなります。
学科3ヶ月+技能2ヶ月のモデルスケジュール
下表は、「1日1〜1.5時間・週5日」のペースで学科に約3ヶ月、学科合格後に技能へ約2ヶ月を充てた例です。電気作業の経験がある方向けの計画なので、初学者は各段階の期間を1.5倍ほどに延ばして考えてください。
| 時期 | 学習テーマ | 目標 |
|---|---|---|
| 1〜4週目 | テキスト通読・基礎理解 | 全範囲を把握 |
| 5〜8週目 | 過去問演習・弱点洗い出し | 60点以上安定 |
| 9〜12週目 | 弱点補強・模擬試験 | 70点以上安定 |
| 学科合格後8週 | 複線図・実技練習 | 候補問題13問を通過 |
シフト勤務でも続けられるスキマ時間の使い方
シフト勤務や残業が多い方は、まとまった時間が取れない日もあります。そこで、平日はスキマ時間、休日に集中して練習する形が現実的です。
- 通勤の電車・バスの中:スマホで過去問を5〜10問解く
- 昼休み:テキストを1テーマだけ読む
- 帰宅後:複線図を紙に描いて練習する
注意したいのは、1日30分だけでは時間が足りない点です。週5日続けても月10時間ほどで、100時間に届くまで10ヶ月かかります。
平日30分+休日に1.5〜2時間を確保できれば、月20時間前後を積み上げられます。「毎日ゼロにしない」ことを合言葉に、無理のない範囲で続けましょう。
学科試験(筆記)の独学勉強法と攻略ポイント

学科試験は四肢択一50問、試験時間は120分で、60点以上(30問以上の正解)が合格ラインです。出題の傾向をつかみ、過去問を繰り返せば、独学でも十分に突破できます。
出題傾向と「絶対押さえる分野」「後回しにしていい分野」
学科試験は、一般問題が約30問、配線図問題が約20問です。一般問題では、機器・材料の名称、工事方法、法規などが出題され、多くは暗記で対応できます。
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士の学科試験のポイント」(出題数・試験時間は変更される場合があります)
絶対に押さえるべき分野:
- 電気機器・工具・材料の名称と用途(写真で出題される問題が多い)
- 電気工事の施工方法(接地工事・ケーブル工事など)
- 電気工事士法や電気設備技術基準などの法規
- 配線図の図記号と読み取り(約20問で配点が大きい)
後回しにしてよい分野:
- 複雑な電気計算:出題は多くても10問ほどで、解くのに時間がかかる
配線図の図記号や読み方は、覚えれば得点につながりやすい分野です。苦手な計算問題を後回しにしても、一般問題と配線図で点を積み上げれば、合格ラインに届く構成になっています。
まずは暗記で取れる問題を確実に固め、計算問題は余力が出てから取り組むのが効率的です。
テキスト→過去問の順番で進める基本ルート
学科試験の独学で効果的なのは、「テキスト通読→過去問演習→弱点のテキスト確認」のサイクルです。
最初の1ヶ月は、テキストを1周してください。完全に理解する必要はなく、全体像をつかむのが目的です。過去問に取り組むと、読んだ内容が急に理解できるようになります。
テキストを1周したら、すぐに過去問へ進みます。解けない問題はテキストで確認し、繰り返し間違える分野はノートにまとめておくと、弱点を克服しやすくなります。
過去問5年分を3周するのが合格の最短距離
学科試験の攻略で最も重要なのは、過去問を5年分、最低3周することです。出題パターンが似ているため、繰り返すほど自然に正答率が上がります。
1周目は正解率を気にせず全問を解き、解説を読み込みます。2周目は、間違えた問題に絞って解き直します。3周目は時間を計り、本番と同じ50問・120分で解くと実力を確認できます。
過去問は、電気技術者試験センターの公式ページで試験問題と解答が公開されています。ただし、初学者は基礎知識の土台づくりのために、テキストと組み合わせるのが確実です。
過去問・模擬試験に使えるサイトと動画3選
スキマ時間を活用するために、次のツールを組み合わせましょう。
- HOZAN「第二種電工試験の虎」:2018年度上期以降の学科の過去問に解説動画があり、本番に近い形式で120分の模擬試験も受けられます
- 電気技術者試験センターの公式過去問:本番と同じ形式の試験問題と解答を確認できます
- YouTubeなどの解説動画:図記号や複線図のように、図や手元の動きを見たほうがわかりやすい分野で役立ちます
技能試験(実技)の独学勉強法と失敗しないコツ

技能試験は、「欠陥」があると不合格になる実技試験です。独学では、練習の仕方が合否を大きく左右します。確実に合格するためのポイントを解説します。
技能試験の仕組みと「欠陥」で不合格になる落とし穴
技能試験は、事前に公表される候補問題13問のうち1問が本番で出題されます。試験時間は40分で、持参した作業用工具と支給された材料を使い、配線図どおりに作品を完成させます。
採点は「欠陥の有無」で行われ、欠陥が1つでもあれば不合格です。例として、電線の接続不良、ねじの締め付け不足、被覆の傷や剥きすぎ、結線の誤りなどが挙げられます。
「なんとなく完成した」状態では合格できません。判断基準は電気技術者試験センターの「欠陥の判断基準」で公表されています。練習を始める前に、必ず目を通しておきましょう。
必要な工具・練習材料の準備(費用目安つき)
工具は試験当日に持参します。主な工具は下表のとおりです。電動工具は使えない前提で練習し、持ち込める工具の条件は受験案内で必ず確認してください。
| 工具名 | 主な用途 |
|---|---|
| ペンチ | 電線の切断・曲げ |
| 電工ナイフ | 外装・絶縁被覆の除去 |
| プラスドライバー | ねじ締め |
| 圧着工具 | リングスリーブの圧着 |
| ストリッパー | 被覆剥き(時短に有効) |
バラで集めるより、試験に対応した工具セットを選ぶほうが、不足や間違いが起きにくくなります。工具セットは約2万円、練習材料は13問を1回分そろえて約2〜4万円が目安です。
練習材料は消耗品です。候補問題を2周するなら、材料も2回分必要になります。まず1回分で全問を通し、足りない問題だけ買い足す方法もあります。
複線図の攻略法と毎日の練習ルーティン
複線図は、技能試験の「設計図」にあたります。正しく描けないと配線を組めないため、絶対にスキップしてはいけない技術です。
描き方には手順があります。電源の接地側と非接地側の線を、スイッチ・コンセント・電灯などの器具へ順番につないでいきます。手順を覚えて繰り返し描けば、自然に手が動くようになります。
毎日の練習は、「複線図を描く(5分)→配線を組む(30〜40分)→欠陥がないか見直す(5分)」の1セットで、45〜50分が目安です。13問を1問ずつ回し、すべて2周以上を目標にします。
本番3週間前の最終仕上げポイント
本番の3週間前からは、仕上がりの美しさより「時間内に完成させること」を優先します。40分は想像以上に短く、焦ると凡ミスが増えるためです。
- 毎回タイマーを使い、40分以内に完成させる
- 苦手な候補問題を重点的に繰り返す
- 完成後に必ず欠陥チェックを行う習慣をつける
- 工具の使い方を見直して、無駄な動作を減らす
前日は新しい問題に挑まず、得意な問題を通しで1回解いて手の感覚を確認する程度にとどめます。十分な睡眠を確保して、当日に備えましょう。
独学で使うべきおすすめ参考書・教材【2026年度版】

教材選びは、独学の成否を左右します。令和8年度(2026年度)に対応した版を中心に、学科と技能それぞれの選び方を紹介します。
学科対策テキストの選び方と定番の使い方
学科テキストは、「図や写真が豊富でわかりやすい」「最新の試験傾向に対応している」「過去問や問題集が付いている」の3点を基準に選びましょう。
定番の1冊が、『ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 学科試験 すい〜っと合格 2026年版』(藤瀧和弘著、オーム社)です。写真と図解が中心で、初学者でも読み進めやすい構成です。
もう1冊の候補が、『電気教科書 第二種電気工事士[学科試験]はじめての人でも受かる!テキスト&問題集 2026年版』(早川義晴著、翔泳社)です。過去問10回分のPDFや模擬試験3回分のWebアプリが付いており、1冊で演習まで進められます(Amazon)。
技能試験向け教材セットの選び方
技能試験の教材は、「候補問題13問の施工手順がすべて解説されている」「写真や動画で手の動きまで確認できる」ものを選ぶと安心です。
テキストと合わせて、練習用の電線・器具の材料セットも必要です。工具メーカーなどから、試験の候補問題に対応した材料セットが販売されています。回数分と収録される問題を確認して選んでください。
テキストは、『ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験 すい〜っと合格 2026年版』(藤瀧和弘著、オーム社)が、実演動画付きで初めての方にも使いやすい構成です。
YouTubeチャンネル・無料サイトの賢い使い方
独学では、「手の動かし方がわからない」「この施工は欠陥になるのか判断できない」という場面が必ず出てきます。そんなときは、動画教材が助けになります。
HOZANの「第二種電工試験の虎」には、候補問題をもとにした解説動画があります。ただし、動画は想定条件で作られており、本番と条件が異なる場合があります。最終的な判断は、試験センターの資料で確認しましょう。
学科の過去問は、試験センターの公式ページで無料で閲覧できます。紙で解きたい方は、印刷して使うこともできます。
独学の総費用まとめ(5〜8万円が目安)
受験手数料・教材費・工具費・練習材料費を合計すると、独学の総費用は約5.6〜7.9万円が目安です。通信講座は、受講料が別に数万円かかるのが一般的で、費用だけを見れば独学のほうが安く済みます。
工具は資格取得後の作業にも使えるため、実質的な負担はさらに下がります。まずはテキスト1冊から始め、技能対策に移る段階で工具と材料をそろえると、無駄な出費を抑えられます。
第二種電気工事士の独学に関するよくある質問
第二種電気工事士は本当に独学で合格できますか?
はい、独学でも合格を狙えます。合格率は直近3年度で学科が56〜59%、技能が70〜72%です。テキストと過去問で学科を固め、技能は候補問題を繰り返し練習すれば、独学でも合格ラインに達します。ただし、技能試験の欠陥は自分で判断する必要があるため、不安な場合は実技講習の利用も検討しましょう。
独学に必要な勉強時間はどのくらいですか?
電気の知識がない初学者で150〜200時間、工場での電気作業経験がある方で100〜150時間が目安です。1日1時間のペースなら、初学者は5〜7ヶ月、経験者は3〜5ヶ月で合格圏内に入れます。学科と技能の配分は6:4程度で、どちらも手を抜かないことが大切です。
電気の知識がまったくない工場勤務者でも受験できますか?
受験できます。第二種電気工事士に年齢・学歴・実務経験の受験資格はなく、知識ゼロからテキストと過去問で合格している方もいます。工場で電気設備に触れる機会があれば、学んだ内容を実感として理解しやすくなります。
学科試験はCBT方式と筆記方式のどちらがおすすめですか?
シフト勤務の方には、CBT方式がおすすめです。CBT方式は全国のテストセンターで、受験期間内の都合のよい日に受けられます。令和8年度の上期は4月23日〜6月7日、下期は9月24日〜11月8日でした。筆記方式は日程が1日に決まっており、問題の内容や合格基準はどちらも同じです。
独学と通信講座はどちらを選ぶべきですか?
費用を抑えたい方や、自分のペースで進めたい方は独学が向いています。技能試験の欠陥を自分で判断するのが不安な方や、短期間で確実に受かりたい方は、通信講座や実技講習の利用が選択肢になります。まずは学科を独学で進め、技能の段階で必要に応じて講習を検討する方法もあります。
第二種を取ったら次は第一種を目指すべきですか?
工場や製造業でキャリアアップを目指すなら、第一種電気工事士も有効です。第二種は一般用電気工作物の工事が対象ですが、第一種は最大電力500kW未満の自家用電気工作物の工事にも従事できます。第一種は免状の交付に3年以上の実務経験が必要なため、まず第二種で実績を積むのが一般的なルートです。
まとめ:独学で第二種電気工事士を目指す工場勤務者へ
第二種電気工事士は、正しい勉強法と継続があれば、独学で合格できる資格です。合格率は学科56〜62%・技能70〜73%で、受験資格もないため、今日から挑戦を始められます。
まずはテキスト1冊と過去問で学科の勉強を始め、学科に合格したら工具と練習材料をそろえて技能対策に進む流れが、最もシンプルで費用を抑えられます。
目安の費用は5〜8万円、勉強時間は100〜200時間です。まず1日の勉強時間を決めて、合格までの期間を見積もるところから始めましょう。
電気の知識が加わると、工場の現場で活かせる場面が広がります。昇給や転職を見据えて、ぜひ挑戦してみてください。

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