工場で働く大変さ
私はNTNというベアリング工場で働いた経験があります。
当時私の所属していた係区の生産ラインはミストレーサを設置しておらず、エンジンの冷却用液体のミストが蔓延していたので環境面でマスクが必須でした。
同時期に入社した人は持病でぜんそくがあり、環境面でクリーンな検査工程に異動していました。
また、私はコンタクトをしていたので、家に帰ったら目が充血していました。
職場の先輩方は慣れてしまっているので、この環境が当たり前になっていたのです。
今は新しい工場長になって環境面で改善指示が出たのをうけて、かなり環境は良くなりました。
ミストも蔓延することなく、最初に比べて快適に働けています。
工場勤務は職場の環境が悪いとかなり辛い思いをしてしまいます。
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職場の人間関係
どの職場にもいえますが、期間工に強く当たる社員がいます。
私も最初は結構厳しく指導されていました。
ただ、一番厳しかったのは日勤・夜勤の部制交替の人たちです。
2班2交替制だったので、相手側は基本的に自分たちの班と真逆の時間帯になり、残業しないと顔を合わせることがありません。
ねちねちと事細かに連絡ノートで嫌味を書いてくる人もいました。
何か品質トラブルがあれば正社員よりも期間工が疑われ、私はきちんと仕事をしているつもりでも、「派遣や期間工は意識レベルが低いから品質トラブルを招く」というレッテルを貼られたこともあります。
多くの工場では部制交替を採用していますので、顏が見えない反対班からの意見は結構応えます。
うまく受け流せるようになればいいのですが、慣れるまでは大変だと思います。
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社員採用の道をめざせる
私が工場で働くモチベーションとなったのが社員採用制度でした。
社員採用になるには、まず期間工を経て採用試験を受けないといけません。
さらに、その試験に受けるために職場の上司から推薦をもらわないといけないので、いかに認めてもらうかが大事でした。
仕事は真面目に生産性を上げて、品質の異常にもすぐに気付いて報告するように取り組んでいました。
その甲斐あって、1年後に社員採用試験の推薦をもらえた時は本当に嬉しかったです。
同じ職場にいて同じ仕事をしているのに、期間工と正社員では年収に大きな差が出てしまいます。
正社員採用試験も合格し、より責任感をもって仕事に取り組めるようになっていきました。
環境面や人間関係で辛いことや大変さがあったとしても、正社員になれるというモチベーションがあったので頑張って続けることができました。
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