株式会社バッファローの研修

私は、新卒1年目で周辺機器メーカーである「株式会社バッファロー」に入社しました。

バッファローでは、1年目の新入社員が2日間工場で仕事をするという研修があります。


バッファローに社員として入社する人は、実際に工場に出向くことはほとんどありません。

そのため工場でどういった仕事をするのか研修を通して知ろう、というのがコンセプトです。


私は、工場で働くことが初めてでした。

そのため「単純作業の繰り返しで楽そうだな」くらいの軽い気持ちでした。


しかし、研修を終えて「工場で働くってこんなに大変なんだ…」と感じるくらい疲弊してしまいました。


単純作業がゆえ大変だったこと

私がした仕事は主に「検品作業」でした。


素子が取り付けられたあとの基盤がきちんと動作するのかを確認する工程です。

と言っても大抵の基盤は正常に動作するので、仕事内容自体はなんてことのない簡単な作業でした。


ただ、簡単な作業がゆえに私にとっては苦行でした。

人は何かひとつのことに集中していると時間が過ぎるのが早く感じるものです。


しかし、こういった簡単な作業の繰り返しでは頭を使うことはありません。

たまに作業の最中をふと「どれくらい時間が経ったんだろう」と時計を見ると「まだ10分しか経ってないの!?」と絶望したのを覚えています。


あれほど時間の経過が遅く感じたことは今までにありませんでした。


▶▶検査に関する仕事はこちら



工場で働いて良かったこと

大変なこともありましたが、工場で働いてみてもちろん良かったこともありました。

まとめると主に3つのことが挙げられます。


【モノが作られる工程のリアルを知ることができた

メーカーとしては製造コストを下げたい。

そのためいくら機械化が可能だとしても人がやった方が安いとなれば作業員を雇う選択をしている。


機械化が進んでいるとはいえ手作業の工程がまだまだ多いことを知った】

技術が進歩したからと言って、すべてが一気に置き換わるわけではない。


【世の中に溢れるモノにはこういった人の手が加わっていることを実感できた】

ほとんどのモノはまだまだ人間の手が加わっている。



工場の仕事が向いている人

私は工場で働くことが辛いと感じましたが、同期の中には工場での仕事が楽しいと言っている子がいました。

人それぞれ向き不向きがあるので当たり前なので、工場で働くことが辛いものだとは限りません。


・ひとりでコツコツと作業することが好きな人

・モノづくりが好きな人

・接客が苦手な人


こういった人には工場での仕事は向いていると思います。

これから工場で働くことを考えている人の参考になれば嬉しいです。


▶▶ジョブハウスで仕事を探してみる


勤務した会社:名古屋にある周辺機器メーカー「バッファロー」の委託工場

口コミ提供者:30代男性

口コミ提供日:2019/01/18