クレーンオペレーターの仕事を徹底解説!仕事内容と主な資格、適性についてご紹介します

「クレーン」とは、大きな物を動力で吊り上げて、それを水平に運ぶことができる機械のことを指します。人力では持ち上げられない重い荷物を運ぶことができるため、工場・製造業の現場において建築材の運搬や、組み立て工程、倉庫などでの荷積みや積み下ろし、移動などに用いられる重機です。この記事では、そんなクレーンを扱う仕事、クレーンオペレーターの仕事を徹底解説します。


クレーンオペレーターの仕事内容

工場・製造業の現場において、さまざまな場所で活躍するクレーンを操作するクレーンオペレーターは、人力で持ち上げられない重いものを吊り上げたり、運搬する仕事を担います。この章では、クレーンオペレーターは具体的にどんな仕事をするのかご紹介します。

資材・荷物の吊り上げ

クレーンオペレーターが行う業務の1つとして、資材・荷物を吊り上げる仕事があります。荷物が落下すれば重大な事故に繋がる恐れがあるため、荷物を激しく揺らさないようにコントロールする運転技術が必要です。そのほか、周囲に人がいないか、ものはないかなどを確認する注意力も必要です。

資材・荷物の運搬

クレーンオペレーターが行うもう1つの業務は、資材・荷物の運搬です。クレーンの種類は床上運動式と移動式の2つのタイプがあり、それぞれ移動範囲が異なります。

床上運動式クレーンは、設けたレールに沿ってものを吊るし水平移動するクレーンで、吊り上げた資材・荷物をボタンで操作します。一方移動式クレーンはエンジンが内蔵されており不特定の場所に移動させられるクレーンで、移動の自由度が高くより高度な技術が求められます。

「クレーン」資格をカンタンにご紹介!

同じクレーン運転士でも、クレーンは構造や形状により細かく分かれていて、50を超える種類があります。

またクレーンが引き上げる物の重さなどによって、さらに種類が分かれます。そのため、多様なクレーンの資格の中でも、今回は代表的なものをご紹介していきます。

さらに詳しい情報を知りたい方はリンクからも確認してください!

クレーン資格リストをチェック!

資格

資格概要

移動式クレーン

小型移動式

つり上げ荷重の5トン未満の物を運搬する

移動式

つり上げ荷重の5トン以上の物を運搬する

床上運転式クレーン限定免許

天井に設置されているクレーンを使い、床上で運転し、運転をする人が荷の横行・走行移動とともに移動する方式で、吊上げ荷重が5トン以上のもの扱う

床上操作式クレーン運転技能講習

クレーンで床上で運転し、運転をする人が荷の移動とともに移動する方式で、吊上げ荷重が5トン以上のもの扱う

玉掛け技能講習資格

玉掛けとはワイヤロープやつりチェーンを用いて、荷をクレーン等のフックに掛けたり、外したりする作業をいい、吊上げ荷重が1トン以上を超える際に必要

クレーン・デリック 


限定なし

つり上げ荷重が5トン以上であるのも含め全てのクレーンとデリックを運転・操作する

クレーン限定

デリックを除いたクレーンの運転・操作をする


人気なクレーンの資格3選!

ご紹介した資格をみると「一体何からやればいいんだろう?」と迷われた方もいると思います。

そこで以下からは人気なオススメのクレーン資格についてご紹介していきます!

初めて資格を取るのなら、「玉掛け技能講習資格」にチャレンジ!

求人の中には、未経験でまだ免許がない状態でも採用してくれる工場もあります。その場合は、業務の流れを習得していく中で必要に応じて資格を取得しましょう。また資格取得のための支援がある工場もあるので、急いで取る必要はありません!

初めてクレーン資格を受験するのであれば、「玉掛け技能講習」の受講をしてみましょう!

実際に玉掛け作業をすることはなくても、どのように荷重がかかり、どこに重心がくるのかを理解し、荷物を安全に引き上げるための能力は取得しておいて損はありません。

取得をするためには学科と実技科目の3日間の研修が必要となります。3日間の講義を受けることは大変ではありますが、講習をしっかり受ければ本番の修了試験のパスも容易ですし、講習では修了試験に出る重要なポイントを講師がしっかりと解説してくれます。

そのため初めて資格を取るのであれば、オススメです!

キャリアアップを目指すのなら、「移動式クレーン運転士免許」を目指そう!

移動式のクレーンには吊り上げの重量が5トン未満の「小型移動式クレーン運転技能講習」がありますが、吊り上げる荷物も重くなり、仕事の範囲も広げられる「移動式クレーン運転士免許」をオススメします。

また移動式であるため公道を走るので、大型移動式クレーンであるオールテレーンクレーンやラフタークレーンの場合は「大型自動車免許」や「大型特殊自動車免許」も必要となります。

クレーン資格と同時に自動車免許の取得を考えておきましょう。

稼げる仕事!クレーン・デリック運転士免許を取ろう!

クレーンの仕事は基本的に稼げる仕事だと言われています。

その中でも「クレーン・デリック運転士」の資格を持っていると高い収入を望むことができます。

ビルの建設現場や工場、製造所や倉庫では、荷物の積み込みや荷下ろしが必要となるため、幅広い職場の中から選ぶことができます。

さらなる高収入を臨みたいと考えているのなら、「ガントリークレーン」というクレーン運転士免許も良いかもしれません。

これは港に設置されているようなクレーンのことで、数日の講習で取得することが可能です。

クレーンオペレーターに向いている人の特徴

ここまで、クレーンオペレーターの仕事内容や必要な資格についてお伝えしました。

「実際の現場ではどんな人が働いているんだろう?」「自分にもできるかな?」など、クレーンオペレーターの仕事が気になってきたのではないでしょうか。この章では、クレーンオペレーターに向いている人の特徴をご紹介します。

運転や操縦することが好き

クレーンオペレーターは、毎日クレーンを運転する仕事です。また、大きな乗り物が好きな子どもたちにとっての憧れのお仕事とも言えます。初歩的な話ではありますが、クレーンオペレーターは乗り物を運転したり、操縦するのが楽しいと思える人に向いているでしょう。

集中力がある

クレーンオペレーターは、人力では運べない重量物を吊り上げたり運搬する乗り物です。現場では重いものを移動させたり、高所に吊り上げる作業がありたくさんの危険が伴います。そのため、集中力や注意力がある人がクレーンオペレーターに向いていると言えます。

我慢強い

クレーンオペレーターになるには、我慢強い性格であることも大切です。仕事内容でも触れたように、クレーンオペレーターは資材・荷物の吊り上げ、運搬をする業務なので、荷物がない場合は車内にて待機を求められる場合があります。なかには半日程度待機することもあるようなので、待つことが苦にならない我慢強い人がクレーンオペレーターに向いているでしょう。

クレーンオペレーターの給料について

クレーンオペレーターの給与は操縦できるクレーンの種類・大きさによって変動しますが、より重いものを持ち上げるクレーンのほうが高度な運転技術を必要とするため、もらえる収入は高くなります。また、資格手当を支給してくれる会社もあり、その場合はさらなる高収入が期待できるでしょう。

ジョブハウス工場ではクレーンに関わる月収例30万円以上の求人を約1,000件掲載しており、自動車部品を扱う工場では特に収入が高い傾向にあります。高収入な求人を探している方は、ぜひクレーンオペレーターを募集している求人をチェックしてみてくださいね。

最後にクレーンで人気の求人をご紹介!

交通費支給

未経験・初心者も歓迎

寮付き・社宅・住み込み

まとめ

この記事では、クレーンオペレーターの仕事内容や必要になる資格、向いている人の特徴や給料についてご紹介しました。この記事を通して、少しでもクレーンオペレーターの仕事を検討していただければ幸いです。とはいえ様々な条件のもとお仕事探しを1人でするのは不安ですし、数ある求人の中で自分に合った求人を探すのは大変ですよね。そんな方は、ぜひ《ジョブハウス工場》のキャリアコンサルタントにご相談ください。また《ジョブハウス工場》にまだ登録していないという方は、この機会に無料で会員登録をしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!