私たちの日常生活において、当たり前の存在であるエスカレーターとエレベーターについて徹底説明いたします!



改めてエレベーターとエスカレーターとは?

◇エレベーター/エスカレーターとは?

エレベーター・エスカレーターとは、人や荷物を載せた箱やステップ(階段部分)を機械の力で昇降あるいは平行移動させる装置で、オフィスビルや商業ビル、マンションなどに導入されています。


◇エレベーター・エスカレーターの違いは?

・エレベーター

電動モーターでロープを巻き上げることにより垂直または、斜め水平に移動させる装置です。


・エスカレーター

建物の各階を移動することができる、階段状の昇降装置です。



◇エレベーター・エスカレーター駆動の仕組み

エレベーター・エスカレーターについて簡単な定義を述べたところで、次は2つの仕組みについて解説していきます。


~エレベーター編~

・ロープ式

現在使用されているほとんどのエレベーターが、電動モーターでかごをロープで巻き上げる方法を採用しています。

ロープ式には、「トラクション型」と「巻胴型」の2種類が存在し、以下ではどのようなものかを説明していきます。


トラクション型

トラクション型とは、「かご」と「釣合おもり」の重量をバランスよく吊るし、上部に取り付けた巻上機で効率よく駆動する、エレベーターのもっとも基本的なタイプです。


巻胴型

巻胴型とは、釣合おもりを使うトラクション型と違い、巻上機自体にロープを巻きつけて駆動させる方式のエレベーターです。

”引用元:http://aiwaok.jp/drum-type-elevator ”


・油圧式

”引用元:http://aiwaok.jp/products/hyperlift/case/tokyo-h-factory ”


油圧式とは、電動ポンプで油圧を調節しエレベーターを昇り降りさせる駆動式のエレベーターです。

積載力が高く、重機などの搬送にも適しているので、工場や倉庫で稼働しています。


・リニアモーター式

次世代のエレベーターとして注目されている、リニアモーター式のエレベーターです。

長所としては、ロープレスでの稼働が可能になり、より早く、より安全にエレベーターを使えるようになります。


~エスカレーター編~

利用者を効率よく、大量に輸送できるエスカレーターは、ショッピングセンターなどの商業施設から駅や病院の公共施設まで、幅広く利用されています。

・仕組み

ステップ(足を乗せる部分)を階段状にチェーンで連結し、上部の駆動機と連動させて、昇降させる仕組みが一般的です。

”引用元:http://www.n-elekyo.or.jp/encyclopedia/mechanism/escalator.html ”


・動く歩道

動く歩道とは、階段状ではない水平型エスカレーターのことです。主に空港や駅で、利用されています。


・自動停止エスカレーター

”引用元:https://www.mitsubishielectric.co.jp/area/installations/kanagawa/kanagawa04_print.html ”

通常、エスカレーターとは動き続けるものですが、利用者の有無によって自動的に運転・停止する、自動停止エスカレーターが増えてきています。

従来のエスカレーターよりも、省エネに期待できるため、今後増えていくことが予想できます。



エレベーター・エスカレーターに大事なのは安全性です!

◇事故を未然に防ぐための安全対策

誰もが利用する乗り物だからこそ、安心・安全であり続ける櫃夜があります。

そのために、エレベーター・エスカレーターには様々な工夫や安全装置が組み込まれています。

もしも乗車時に、非常事態が起きた場合、状況確認をした後非常停止ボタンをおして、外部との連絡を取りましょう。


~エレベーター編~

・エレベーターの扉

エレベーターの扉は二重構造であり、耐久性・安全性に優れています。

扉が開いている場合、エレベーターは動かない構造になっており、事故を未然に防止しています。


・エレベーターのロープ

エレベーターのロープは三本構造になっており、万が一どれかが切れてしまっても、一本のロープで満員状態の籠を支えられるだけの強度になっています。

また、ロープが切れた場合、非常止め装置がはたらき、籠の降下を自動的に停止させます。


~エスカレーター編~

・自動停止について

運転時に利用者の衣服や異物が挟まると、自動で検知し停止します。

また災害時にも、二次災害を防ぐために、自動停止し階段としての役割を果たします。



世界に誇る日本のエレベーター・エスカレーター

技術大国の日本は、エレベーター・エスカレーターでも高い技術力を誇ります。

ここでは、一部を抜粋して説明していきます。


◇三菱電機

日本を代表する総合電機メーカーであり、大規模なグループ形成で有名です。:三菱グループ

エレベーター・エスカレーター事業において国内トップシェアを占めており、エレベーター事業では海外シェア4位につけています。

2016年の時点で、世界最速のエレベーターの記録を保持しています。


納入実績:あべのハルカス 地上60階、高さ300mの日本一高い超高層複合ビル。

”引用元:http://www.mitsubishielectric.co.jp/elevator/case/01_abeno_harukas.html ”


◇日立製作所

株式会社日立製作所は日本の大手電機メーカーの1つであり、長い歴史を持つ大企業です。

エレベーター・エスカレーターの販売は、グループ会社の株式会社日立ビルディングが行っています。

エレベーター・エスカレーターの設計開発・管理・メンテナンスを軸に建物の総合管理を中心に国内のみならず海外での納入実績も高く、世界的に認められた企業であると言えます。


納入実績:東京ミッドタウンのエレベーター

”引用元:http://www.nikken.co.jp/ja/archives/00064.html ”



最後に

以上で〈エレベーター・エスカレーター〉についての記事は終わります!



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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!