CMでもよく見る積水ハウスは住宅業界では第二位の売上を誇ります。総売上高は1兆円を超えており日本でも有数の大企業です。

今回はその積水ハウスについての基本的な情報やどのようにすれば積水ハウスに就職できるのかについてお話したいと思います。


またジョブハウス工場には積水ハウスの他にも、建築・住宅業界の大手企業について紹介した記事がございますので、併せてご覧ください。

 

積水ハウスってどんな会社

基本情報

・名称

積水ハウス株式会社


・設立

昭和35年8月1日


・本社所在地

大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル

 

・代表者

代表取締役会長 和田 勇

代表取締役社長 阿部 俊則

 

・事業内容

住宅、各種建築物、開発事業の企画・設計・施工・請負及び監理

不動産の売買、賃貸借、管理および不動産経営コンサルティング

その他関連事業

 

 

・従業員数

16,181名(2017年4月1日現在)

 

・資本金

2025億9120万円

 

積水ハウスは大阪市に本社を置く日本の住宅業界大手のメーカーです。積水化学工業株式会社ハウス事業部を母体として昭和35年に設立されました。

阪神淡路大震災の復興などで売上高が初めて1兆円を超え現在では1兆8000億円にもなります。


これは、大和ハウス工業株式会社に次いで国内業界二位であり、国内住宅市場シェアのおよそ20%にもなります。積水ハウスはハウスメーカーとして現在までに200万戸以上の家を販売してきました。

国内では東北工場、関東工場、静岡工場、兵庫工場、山口工場の5つの製造拠点を有しています。

 


積水ハウスの事業内容や商品について

積水ハウスが行っている事業は大きく分けて三つの形態があります。請負型ビジネス、ストック型ビジネス、開発型ビジネスです。


請負型ビジネスについて

最初に請負型ビジネスについてご説明します。請負型とはその名の通り顧客のニーズに合わせて家を建築します。

顧客は、一階建てにするのか二階建てにするのか、木造にするのか鉄筋にするのかなど自分たちのの希望に沿った住宅を購入することができます。


請負型では一戸建ての注文住宅や賃貸住宅を建設しています。

この分野では耐震システム「シーカス」や室内の化学物質を国の基準の1/2以下に抑える「エアキス」といった積水ハウス独自の技術を用いて競合他社との差別化を図っています。


 ストック型ビジネスについて

次にストック型ビジネスについてです。ストック型ビジネスは既存の物件に関する事業です。具体的にはリフォーム事業と不動産フィー事業があります。

積水ハウスの累積建築戸数はおよそ230万戸にもなりリフォーム事業は強固な強固な基盤に支えられていると言えるでしょう。


実際、積水ハウスは二年連続リフォーム事業で国内売上第1位を獲得しています。不動産フィー事業は賃貸住宅のオーナーの運営・管理を支援する事業です。

同事業は積水ハウスの完全子会社である積和不動産が運営しています。国内の管理戸数は増加傾向が続いており今後もこの分野で増収が見込まれています。


 開発型ビジネスについて

最後に開発型ビジネスについてお話しします。開発型ビジネスとは家などの建築物は勿論のことインフラや建築物に住む人以外に関係する事業のことです。

開発事業には大きく分けて4つの事業があります。分譲住宅ビジネス、マンション事業、都市再開発事業、国際事業です。


分譲住宅事業は安全さや快適さ、そして豊かな環境を備えた街づくり計画に取り組み、新しい価値を生み出していくことに重点をおき、また住宅周辺のコミュニティの生成に積極的に関与していきブランドを生み出していくことを目指しています。


マンション事業ではそこに住む一人一人のニーズに沿った住宅の集合を作るという考え方に基づいています。コンクリートだけでなく自然石を用いた植栽帯などの気品のある建物を作ったりと物件ごとにコンセプトが違います。

また、その建物に住む人だけでなくその街に住む人にも配慮したマンションを建築しています。福岡県百道浜の美しい景色と豊かな自然との調和を意識した「グランドメゾン百道浜」がその代表的な例です。


都市再開発事業では環境と調和した建物を建築しています。その地域の景観や文化、風土を壊さずにそこに住んでいる人たちや外から来る人たちの幸福感を最大限にすることを目指しています。

2013年に開業したグランフロント大阪では銀杏並木やカスケードといった水景の整備により水の都大阪を感じさせる建造物になっています。


最後に国際事業についてです。積水ハウスは現在アメリカや中国、オーストラリアなどでも住宅の販売を行っています。

中国などの発展途上国で問題となっている大気汚染、水質汚染への厳しい要求に対して、日本における事業で培った高い性能を誇る環境技術を用いて応えています。


一例としてオーストラリアで積水ハウスがシンガポールの企業と共同で進めていた「セントラルパーク」プロジェクトが挙げられます。

このプロジェクトの一環で建設された高層ビルはビル内部に明かりをもたらす巨大な反射板の設置や1,100m2もの壁面緑化に成功し、世界的な建築賞「Best Tall Building」において賞を受賞しました。

 


求める人材像と人材育成

積水ハウスの求める人材像としては、誠実さと責任感があります。家を買う事は人生で一度の大きな買い物です。そのような商品を作る側としては誠実さと責任感を持って仕事をしなければならないでしょう。


また、積水ハウスは相手の幸せを願いその喜びを我が喜びとする「人間愛」を企業理念の根本に置いています。こ

の「人間愛」を持った人材を必要としているとともに企業としてこのような人材を育成することが重要であるという理念を持っています。


具体的な人材育成の考え方としては、自立型人材の育成です。自立型人材とは自分で設定した目標に対して、現状の自分とのギャップ、つまり課題をどのように解決するかを考えてより高みを目指す人材のことです。

 


今後の展望

現在、低金利などで住宅市場の環境は良く、今後も売上が伸びることが見込まれています。しかし、積水ハウスは市場の状況だけに頼らず様々な事業を計画しています。


その一つが、エネルギー収支ゼロ住宅です。これは、太陽光発電といった設備を備え付けることによって年間に発電する電力が消費電力に等しくなる住宅のことです。


当初は新築におけるエネルギーゼロ住宅の導入は70%でしたがその目標は達成され今では80%をめざすまでになっています。

この理由として考えられるのは、積水ハウスは元々断熱技術が優れており消費電力の減少が容易だったことが挙げられます。


自然環境に配慮する声が高まっている現在、このような取り組みは積水ハウスの売上をさらに加速させていくでしょう。

 

 

以上で積水ハウスに関する記事は終わります!ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

最後に

ジョブハウス工場にはこんな記事も!

《ジョブハウス工場》には今回紹介した積水ハウスだけでなく他の建築・住宅業界の企業の記事も掲載しています。

また、建築・住宅業界の記事は勿論のこと化学・石油化学業界食品・飲料業界などについての記事もございます。この機会に各業界の知識を付けて自分が働きたい業界を探してみましょう。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。