コピー機やレーザープリンターなどの製造メーカーであるリコーの会社情報、事業内容、工場ワーカーの仕事についてこちらの記事でご説明いたします。

なおジョブハウス工場にはパソコン・家電業界について詳しく紹介した記事もありますので、興味のある方はそちらもご覧になって見てください。


リコーってどんな会社?

どんな会社にも必ず1台は目にするリコーの事務機械は様々な場面でビジネスを支えています。

多くの革新的な技術を生み出し、広い販売網をもつリコーは業界内外でも評価が高い企業です。

今回はそんなリコーについて解説していきます。

概要

資本金

1,353億円 (2017年3月31日現在)

売上高

2兆288億円 (2017年3月期)

関連企業

・迫リコー(株)

・リコーインダストリー(株)

・リコーエスポアール(株)

・山梨電子工業(株)など

沿革

1936年 理化学研究所で開発された感光紙の商品化のため、理研感光紙株式会社として設立
1960年 初のオフィス向け印刷機「リコーオフセットB4」を発売
1963年 「株式会社リコー」に改称。
1997年 世界初のCD-R/RWドライブ「リコーMP6200シリーズ」を発売
2005年 コーポレートロゴマークを19年ぶりに改定。
2012年 グループ全体のコーポレートブランドタグラインとして「imagine. change.」を制定

 

主要製品

リコーは様々な製品を製作していますが、特にカメラとOA機器に強みがあります。

それぞれ紹介していきます。

 

カメラ

リコーは様々な性能を持った業務用カメラの開発に力を入れています。具体的には防水粉塵性能や対衝撃性能、高セキュリティ性能などです。

これらは建築現場などの天候の影響を受けることが多い場所などでも使うことができるので、様々な場面で重宝されています。

 

OA機器

OA機器とはコンピューターやコピー機、ファクシミリなどのオフィスで利用されている機械のことです。OAとはオフィスオートメーションのことで、事務作業の効率化を意味しています。

リコーはコピー機の国内シェアが第1位です。

これはカラーとモノクロどちらにおいてもその地位を占めており、コピー機の代名詞的扱いをされることもあります。

 

 

リコーの事業内容やCSRは?

リコーという会社について簡単に知っていただいたところで、続いて事業内容などもう少し詳細な内容について紹介していきます。

 

事業内容

画像&ソリューション分野

リコーはMFPやプリンターなどのオフィス向けの画像機器を生産しています。

さらに、インクなどの関連する消耗品、IT環境の構築からネットワーク環境の運用支援サービスなども提供しています。

IT化する社会の多種多様なニーズに応えるべく、製品の開発や改良を日々行っています。

 

産業分野

産業向け製品として、サーマルメディアや光学機器、半導体、電装ユニットを開発しています。

 

その他分野

デジタルカメラや時計などの製造・販売、物流などを行っています。

 

主な製品

複写機、プリンター、デジタル印刷機、多言語通訳サービス、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)、LED照明、デジタルカメラ

 

新規事業

リコーは新たな事業領域の成長を目指してヘルスケア事業、環境事業、まちづくり事業、カメラ事業に力を入れています。

 

CSR

CSRとは企業の社会的責任のことを指します。

リコーはCSRをグローバルな視点で果たすために誠実な企業活動、環境との調和、人間尊重、社会との調和という4つの分野で順守すべき企業行動の原則を定めています。

誠実な企業活動として環境への配慮や使いやすさを追求しています。

企業活動にかかわるすべての人々にとって、安全で働きやすい職場環境を確保するために福利厚生を充実させると同時に、社員の自主性と創造性の発揮できる豊かな個性を尊重しています。

 

なおリコーの企業情報以外に他の家電・パソコン企業について紹介している記事もありますので、興味のある方はそちらもご覧になって見てください。

リコーの工場ワーカーに求める条件を教えて

リコーの事業内容について知っていただいたところで、次にリコーの採用情報について説明していきます。ここでは1つの求人例を紹介させていただきます。

 

雇用形態

請負(3か月ごとの更新)

給与 平均単価により計算された給与単価に加えて残業手当や深夜手当が出ます
仕事内容

OA機器部品の組立・検査・マシンオペレーター・部品供給・部品取り付けなどを行います

資格

経験不問、満18歳以上 

※高校生不可 未成年は親の同意が必要

※入社から作業習熟までは丁寧に研修を行うので工場での労働が未経験の方でも心配ありません

勤務地

リコーインダストリー本社事務所(神奈川県厚木市下荻野)

勤務時間

1.8:40-17:20

2.20:40-5:30

シフトは1,2の2交替制勤務で実働時間は7.5時間となっています。

休日

4謹2休または5勤2休 ※選択不可

待遇

社会保険完備、給与前渡し制度有、制服保護具貸与有、通勤交通費既定額支給、マイカー通勤可、個室寮完備

キャリア採用

リコーはキャリア採用も行っています。

また、工場見学が可能なので事前に職場環境を確認することが出来ます。

なおジョブハウス工場には家電・パソコン業界の求人が多数ございますので、興味のある方は求人記事もご覧になって見てください。

  

リコーの今後の展望はどうなっているの?

つづいてリコーの今後の事業展開や将来性について紹介していきます。

 

海外展開

日本、米州、欧州、アジア・パシフィックと世界を4極で考え4極体制での事業展開を進めています。

世界4極の統括会社が個々の地域に密着したサポートや販売を行い、グローバルな視点から世界約200の国と地域で密着した事業活動を展開しています。

グローバルマーケティング本部による一貫した戦略で結ぶことで、全社的な動きを共有することができます。


新規事業

先ほども述べたようにリコーは新規事業の成長を目指しています。

ヘルスケア事業

日本で社会問題となっている以下の4つの解決を図るために、事業の拡大を行っています。

①高齢化の進展による医療費の増加

②地域間の医療水準格差などに対処するため医療画像診断システム&サービスの実施、

③ICTを活用した病院業務や医療行為のサポート

④生体・検体検査や周辺システムの開発・実用化

 

環境事業

静岡県御殿場市に開所した「リコー環境事業開発センター」を中心として、2021年3月期に環境事業において1000億円規模の売り上げを目指しています。

 

まちづくり事業

2015年夏に神奈川県海老名市に開設された「RICOH Future House」をはじめとしてまちづくりに積極的に参画し事業運営の支援などを行っています。

こうした新たな事業のモデルを他の地域へと水平展開し、それに伴う事業の拡大を図ります。

 

カメラ事業

リコー独自の光学技術と画像処理技術を融合した360°カメラ「RICOH THETA」シリーズは不動産業界などビジネス分野からも注目を集めています。


 

最後に

 

以上で「【見なきゃ損】事務機・光学機器大手、リコーについて徹底解説します!」の記事は終わります。

ジョブハウス工場にはこんな記事も!

《ジョブハウス工場》には今回紹介したリコーだけでなく他の家電・パソコン工場の記事も掲載しています。

また、家電・パソコン業界の記事はもちろんのこと、建築・住宅業界についての記事もございます。この機会に各業界の知識を付けて自分が働きたい業界を探してみましょう。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!