身近なモノづくりを支えるプレスについて徹底解説!

プレスとは、製造業で使われる工程の名称です。さまざまなモノづくりに欠かせない、大切な作業工程ですが、製造業で働いている方でなければどんな作業かイマイチ想像がつきづらいですよね。

そこでこの記事では、プレス工はどういった作業をしているのか、また、プレスという工程を行った部品はどの製品に使われているのかについて紹介していきます。さらに、働くうえで必要なスキルや資格について解説しますので、ぜひお仕事探しの参考にチェックしてみてください。


プレス工って何? 

プレス加工を行う人のことを、一般的にプレス工と呼んでいます。そもそもプレス加工とは、プレス機と呼ばれる専用の機械に材料をセットして、そこから強い圧力をかけ成形を行う作業です。工程は主に以下の3つに分けられます。


工程1 材料となる金属を金型にセットする
工程2 プレス機械で圧力をかけ成形する
工程3 研磨を行い表面のケアや仕上げを行う


プレス機は使用する材料に合わせて製造するため、サイズは小さなものから大きなものまで幅広く展開されています。金型には材料をくり抜くものや、曲げることに特化したものなど様々な種類があり、製品によって機械を使い分けることで目的にあったモノづくりを行います。

またプレス加工は主に機械を扱うため、使用方法を誤ると重大な事故につながる恐れがあります。安全に作業を行えるよう、集中力や注意力を切らさないことが大切になるでしょう。

次の章では、プレス加工をした製品が何に変わっているのかをご紹介します。


自動車や家電などに欠かせない!

プレス加工は製造過程においていわば土台づくりを行う作業です。様々なモノづくりに必要不可欠な工程だと言えます。

では実際にどういった製品が作られているのかを、この章でお伝えします。

プレス加工が施された製品として代表的なのが、自動車のボディ。また冷蔵庫や洗濯機、エアコンといった大型家電にもプレス加工は欠かせません。一方、小さな製品でいうと、クレジットカードや電子マネーなどのICチップ、スマホや携帯電話などもプレス加工を行い作られています。

このように、プレス工の活躍によって多彩な製品が生み出されているからこそ、私たちは快適に生活を送ることができているんですね。

そんな身近なモノづくりを支えるプレス工ですが、働くうえで必要なスキルや資格はあるのでしょうか?次の章でお伝えします。

必要なスキルや資格は?

結論から言うと、未経験でも働けるプレス加工の求人は多数あり、特別必要なスキルや資格はありません。ただ作業の中で大きなパーツを扱うことがあるため、体力や筋力が必要な側面はあります。また中には複数人で協力して行う作業もあるため、チームワークを大切にしながら働けるかどうかということも重要な素養です。さらに、以下のようなスキルを持っている方は特に活躍できるでしょう。


・集中力が高く、単純作業が苦にならない方・からだを動かすのが好きな方・積極的にコミュニケーションが取れる方


また、より専門的な知識や技術を身につけたいという方は、「金属プレス加工技能士」「工場板金技能士」などの資格を取得することも可能です。

将来的にキャリアアップをしたいと考えている方は挑戦してみると良いでしょう。

まとめ

プレス工程の手順やプレスの役割などを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事を通して、少しでもプレス加工という仕事について知識を深めていただけていたら幸いです。

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