山梨にある全国区の洋菓子工場・シャトレーゼ
山梨育ちの私は、シャトレーゼといえば山梨の地元企業だとばかり思っていましたが、東京や色々な全国の場所にも店舗があるというのを知ったのは、高校卒業後東京に暮らすようになってからでした。
数十年の間に、販路が全国区になったばかりか、会社内組織はインターナショナルに成長していった会社なのでした。
というのを知ったのも、わたしがシャトレーゼで短期労働をして、目の当たりにしたからです。
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工場内は人種のるつぼ
シャトレーゼは、日系人の多いブラジルやペルーにリクルートをかけて、ビザを発給し、労働者の方々に来ていただいていたようで、工場中ブラジル人ばかりでした。
更衣室、トイレ、食堂の掲示の文字は、なんともインターナショナルな社内をうかがわせる表記で、日本語・ポルトガル語・中国語など様々な言語が張り巡らせていました。
とても陽気で面白い方なのですが、文化の違いもあり、少し大雑把な仕事ぶりに困惑している日本人スタッフの方もいました。
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労働者に寄り添い無理のない仕事量
文化の違うブラジル人を多く採用するシャトレーゼですから、会社はブラジル人も気づまりすることなく働くことができるような配慮が随所にありました。
時間にはきっちり終わる。これは大事ですね。
ですから期限が決まっている大量受注「クリスマス」には外から短期労働者が大量に導入されます。常勤ブラジル人だけでは終わらないのが現状です。
手の洗浄なども、企業によってはものすごく厳密を極めていますが、シャトレーゼは、2回手を洗った後、最後の消毒をするために、消毒液に漬けたタオルを絞って手をふくだけ、というブラジル人にも負担にならないうえに合理的な手の洗浄方法で感動しました。
日本人のように面倒なことを厳密にこなすような文化のない人々を、それと同じような水準で衛生的に維持しなければならないところで、そのような苦にならない方法を導き出したシャトレーゼ。企業努力が垣間見えます。
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古い施設・アナログな環境
工場は結構古い建物です。
ラインによる流れ作業ではなく、ぶつ切り作業です。
出来た商品を運ぶのは、大きい貨車。人力で運びます。
そして店舗ごとに配送をしわけるのもパソコンやコンピュータによる管理ではなく、ひたすら人が仕分けて、人が店ごとの貨車にのせなおす、というような超アナログな会社です。
何十年使っているかわからないライン管理で、この工場では昭和時代で時間が止まっているのではないかと思いました。
まとめ
日本人じゃない人がほとんどというシャトレーゼの工場内部は、ブラジル人でも苦にならない方法で、清潔さや仕事効率をUPさせるような工夫と企業努力で溢れていました。
その分社員スタッフさん方も温厚で、短期労働の私たちにもとてもやさしく接してくれました。働きやすい会社です。
勤務した会社:シャトレーゼ 中道工場
口コミ提供者:40代女性
口コミ提供日:2019/6/25