夜は真っ暗な農村地帯

寮はわりと新しく二階建ての1Kのアパートと記憶しています。

工場までは歩いていける距離で、その途中にコンビニがあったので、不便は何もありませんでした。工場の向こうまでいくと山間部を抜ける県道で、大分らしく唐揚げ屋が点々と建っていました。ただし、周辺は街灯も民家もない一帯もあり、夜になると真っ暗闇です。

江戸時代そのままのような農村や漁村が広がっており、北海道出身の私には珍しいものばかりの風景でした。


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巨大な工場の巨大な食堂

たいへん大きな工場だったので、食堂も巨大で、行くといつもざわざわとしていました。休憩所や喫煙所も大きなものでした。そのせいで、隣の席の人と話をすることはあっても会えるのはその場かぎりで、混雑の中から知った顔を見つけ出すのは不可能に近く、職場以外の人と親しくなるのは簡単ではありませんでした。

専用のプリペイドカードを買って、そこから食事代が引かれる形で、あまり値段は意識しませんでしたが、食べ物の量も質も満足でした。

ドリンクの自動販売機が工場内のいたるところにあって、いつもきちんと商品が補充されていました。当たり前に思えるかもしれませんが、売り切ればかりで飲むものがない、という職場もわりとあります。

そこは良いところだったと思います。

苦い思い出と、今反省すること

現地で、入職前に研修のようなものがありました。座学のあと、手先の器用さを見るテストのようなものがあったのですが、これが私は何度挑戦しても惨憺たる成績で、クリアできたのかわからないまま仕事を始めることになりました。

不安を抱える出だしでしたが、その成績を反映してか、配属されたのは検査部門。ライン作業だと通用しなかったのではないかと思います。

検査の仕事も、果たしてちゃんとできていたのかどうか。

組み立てほどではなくとも、やはり流れが早く、周囲の人に質問したり相談したり、というのがやりにくい感じでした。下の工程からクレームが来て、はじめてミスをしたことが発覚する、という非常に悪い流れで、しょっちゅう叱られて、反省しての繰り返しでした。

常識レベルのことなので、改めて言われることはないでしょうが、やはり報連相は大事です。うるさがられても、嫌な顔をされても、新人はわからなくて当然なのだから、どんどん声を上げていかなくてはなりません


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勤務した会社:大分キャノン大分工場 大分県国東市

口コミ提供者:四十代男性

口コミ提供日:2019/06/24