工場で働く大変さ、やりがい

私の仕事は、食品サンプル作りでした。

営業の人がお客さんと、どういう食品サンプルを作って欲しいか、納期はいつかなど打ち合わせをします。注文内容が決まり次第、それに向けて、食品サンプルを作ります。同じ食べ物の食品サンプルでもお客さんが違えばまるで違うものになります。

一番大変だったのが、液体の樹脂を型に入れ加熱し、硬化させて食品サンプルを作るのですが、その加熱時間は樹脂の量で変わります。加熱し過ぎや、加熱が足りないと商品の出来に影響してきます。硬化された物を触った感触で加熱具合を確認し、一番いい状態に加熱するという感覚を身につけるのに苦労しました。

その反面、やりがいもありました。最初の頃は、先輩のお手伝いが多かったのですが、初めてお客さんの注文を全て一人で作り上げたときの達成感は、量産品を作る工場の作業員をしていた頃の私では、得られなかったものでした。

後日、私が作った食品サンプルがお店に飾ってあり、それを見てお店に入って行く方がいる所を目撃して、とても感動しました。


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職場の人間関係

私の勤める工場は、社員6人、パート3人でした。人数が少なく、とてもアットホームな職場でした。女性は半数くらいいました。年代もさまざまでしたが、家族のようなほっとするような方々が多く、いい雰囲気で仕事が出来ていました。

同じ敷地内に営業所があり、そこの営業所内では7人働いていました。業務連絡等で営業の人たちとやり取りをすることも多かったです。工場勤務者と営業者が一緒に朝礼をしていたので、お互い壁を感じることがなく、気軽に色々な話をするぐらい良好な関係でした。

少人数ならではのほんわかした雰囲気で、とても仕事がしやすかったです。


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待遇に対する感想

小規模な工場と営業所だったので、食堂はありませんでした。

お昼は、自宅で作ったお弁当を持って行っていました。休憩室で工場勤務の人たちで、一緒に食事をしていました。

休日は、日曜日と土曜日が隔週休みでした。お盆休みや、年末休みはありましたが、年間休日は少ない気がします。

残業は少なめで、納期に間に合うように自分で考えて残業をするのですが、月10時間から20時間くらいだったので、負担に感じずに仕事が出来ていました。

やりがいのある仕事だったので、特に不満を感じることはありませんでした。


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