工場で働く魅力 :個人店のケーキ屋と比べて

私は工場で働く前、個人店や色々な業種のケーキ屋で働いていました。工場と個人店の大きな違いの1つに労働時間があります。個人店だと、私が働いていたところは朝の6時から夜の10時ぐらいが当たり前でしたし、休みも週1が当たり前でした。正直、きつかったです。休みの日も、1人暮らしなので、家事に追われたりしてあっという間に休みが終わるということも多くゆっくり出来なかったです。

工場の労働時間は、朝7時から夕方の4時までで残業しても1・2時間くらい、休みも繁忙期以外は週2休あります。この差は大きいです。工場のほうが明らかにプライベートな時間が増えて、個人店に比べると充実した時間を過ごせます。給料に関しては個人店と工場の基本給はそこまで変わりませんでした。ただ、個人店は残業代がつきませんでしたが工場は残業代がつきます。この差も大きいです。元々ケーキ屋の給料は他の業種に比べて、低賃金なのでそこに残業代がないのはきついです。

また、個人店も工場でもそうですが、コンテスト等に出ることも可能です。ただ、上記のことを踏まえても工場の方がコンテストに割ける時間は多いです。ケーキ屋の技術も学びたいがプライベートな時間も過ごしたいなら工場は悪くないと思います。


▶▶食品・飲料に関係するお仕事はこちら


工場で働く大変さ・メリット :ライン工場の仕事内容

ライン工場で私はギフト商品の担当でした。仕事の流れはこの様な感じです。

  1. 焼き菓子・クッキーなどの生地の仕込み
  2. 仕込んだ生地を生産ラインの機械に入れて、生地を鉄板型に擦る
  3. トンネルオーブンで焼成して、その後に冷ます
  4. チョコレートクリームを専用の機械で絞って、サンドする
  5. クーリングトンネルで冷まして、包装機で包装する

それぞれの作業を習う順番はこの様な感じです。

生地の仕込み→材料の発注→オーブンの使い方→包装機の使い方→チョコレートコーティングの機械の使い方

コーティング機械の使い方や包装機の使い方は中級者向けでしたがそこまで出来るようになると、その工場の製造責任者になります。そうすると、年間の生産数の管理・会議等への出席・シフト表の作成・などの責任を問われる仕事を任されます。以上の工程や作業を覚えること、責任の伴う仕事を任される点が大変でした。

ただ良いこともあります。工場には生ケーキの部門・チョコレートの部門・パンの部門・商品開発・販売員・営業等・様々な部署があるのですが、これらの部署に移動して、様々なことを学べるという点は、個人店に負けていないメリットだと思います。

年収・給料についての感想 :あまり良くはありません

私の働いている工場は、初任給が手取りで約14万円です。今の若い子たちはそれよりもマシですが、微々たるものです。最初の方の年収は約200万円くらいでした。正直、他の業種に比べるときついですが、この業界の中ではまだマシな方です。ただ、今後の人生を考えると、転職を考えたほうがいいと思います。やはり、生活においてお金は大事だと思いますし、これからの人生を考えるとあるに越したことはありません。


私はお菓子の業界に興味があり、会社の協力を得ながらも日々技術を磨き、勉強していました。でも、私も転職を考えています。やはり、基本給が安定して、休日もしっかりとれて、プライベートも充実した職業につけることが大事だと思います。

というのも、身につけた技術のことを考えるともったいない気がしますが、自分の人生だけではなく、他人の人生も背負っていかなければならない立場にいるので、そんなことを言ってられる場合ではないと正直思ったからです。これから働く皆さんの為にも参考になればと思います。


▶▶祝い金・特典ありのお仕事はこちら
▶▶高収入のお仕事はこちら

勤務した会社:エーデルワイスギフト工場

口コミ提供者:非公開

口コミ提供日:2021/9/14