働く前と後のギャップ

求人誌で車のメーカーの製造工場が載っているのをよく目にします。中には入社祝い金70万円!などを謳い文句に人を集めている所もありますが今回は、それに釣られてみました。自分の場合はすぐに辞める予定だったので入社3ヶ月で30万円もらい退社しました。入社前は、どのような人がいるのか。給料はそれなりに良いが辛い仕事なのか。色々な事が頭をよぎります。


○社内の雰囲気・慣習

入社する前、研修期間1週間では60人ほどの期間工・派遣社員が居ました。1週間の中で規律訓練、安全ビデオの鑑賞、班分けをしたディスカッションなど様々な研修を行います。


最初は結構心が折れてました。一週間で終わるからと言い聞かせながら頑張ると最後の2日間は慣れもあるのか少し楽しい気分になります。


個性の強い人が色々居る中で、過去に同じ研修を受けて再度働いている人が数名居たのも特徴的でした。いざ研修を終えると達成感で清々しい気持ちになりバラバラと配属先に振り分けられていく時には少し寂しくなります。


工場勤務でもトヨタになるとこの様な全体行動で規律を取るんだなといい経験になりました。


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職場の人間関係

ここの工場では一日3000人の従業員が働いています。その中でも300工程以上ある中で様々なライン分けがありそれぞれに正社員の班長・職長・工場長が居ます。研修が終わり、配属先が決まると各配属先の班長が研修ルームに迎えに来てくれます。ライン作業なので仕事中他の方と話をする機会は殆どありません。1時間30分から2時間ごとに10分休憩がありますがその時も各々水分を取ったりスマホを眺めたりあまりコミュニケーションは取っていない様に見えました。一部テーブルにお菓子を広げて談笑している人達も居ます。


普段コミュニケーションを取らないのですが、いざ話をする機会があった時には気さくに話してくれるような良い方ばかりでした。自分の班でも女性が数名おり女性同士楽しく話していて、女性でも安心して働けそうです。ただ、色々話を聞くと配属先に寄っては班長・職長が気難しく雰囲気が悪い部署もあるとの事です。自分はすごく良い環境で仕事ができたと感じております。


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工場で働く大変さとやりがい

私が働いていたファイナルラインでは、工場の中でも華形でありほとんど出来上がった車体にオイルを入れたり、ドアをつけたり、注意事項のシールを貼ったりと車ができる実感が有りました。


ファイナルラインの作業では1工程65秒の中で自分が持っている工程の作業を終えなければなりません。1ヶ月程の実技研修で先輩に横についてもらいながら同じ65秒を黙々とこなしていきます。最初こそ間違えないように集中しているのですぐに時間が経ちますが、慣れたときがかなり辛いです。一日残業も合わせると全く同じ65秒が10時間ほどありますので合わない人はここで続々と辞めていきます。


また、勤務時間が2つに分かれており

 ・6:00~14:40(残業があれば最大15:50)

 ・16:00~0:40(残業があれば最大2:50)

上記勤務時間が1週間ごとに交代されていきます。この変則の時間に慣れるのもかなり苦労しましたが、慣一日が終わればそれをやり切った達成感があり外に出れた喜びは何とも言えない、至福の時です。普段は味わえないでしょう。


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・勤務した会社:トヨタ レクサス工場の派遣社員

・口コミ提供者:30代男性

・口コミ提供日:2021/9/21