ボイラー技士とはどんな資格なの?

工場勤務でいかせる資格は多数ありますが、ここではボイラー技士についてご紹介していきます。


ボイラー技士はこんな資格です!

ボイラーとは、容器に入れた水を加熱し、蒸気や温水を供給する設備のことを言います。

ボイラーの取り扱いは労働安全衛生法に基づく‟ボイラーおよび圧力容器安全規則”で決められており、ボイラーを専門的に扱うことができるのはこの「ボイラー技士」を取得している人だけです。



ボイラー技士を持っているとできる仕事ってなに?


ボイラー技士を持っていると有利な仕事はこれだ!

基本的に、ボイラー技士を取得するとすべてのボイラーを取り扱うことができます。

ボイラーの資格には特級・1級・2級・ボイラー取り扱い技能講習修了の4つの種類がありますが、ボイラー技士になるためには2級以上の取得が必要です。


取り扱いのできるボイラー設備は以下の通りです。

特級ボイラー技士

小規模ボイラーから伝熱面積500㎡以上

1級ボイラー技士

小規模ボイラーから伝熱面積25㎡~500㎡以内

2級ボイラー技士

小規模ボイラーから伝熱面積25㎡以内

ボイラー取扱技能講習修了

小規模ボイラーだけ


ボイラー技士というと、工場で働く人というイメージを持っている人もいますが、就職先としては、ビル管理会社・建設会社・ホテル・病院など様々にあります。

さらに特級ボイラー技士を持っていれば、大規模工場、プラント建設会社、職業訓練校などへの転職も可能です。

ただし取得のためには、それなりの経験を積む必要があります。

将来的に大規模な工場で技術者として働きたいのであれば、経験を積みながら上位資格の取得も目指しましょう。

  


ボイラー技士の難易度・合格率・勉強方法ってどんな感じ?

ボイラー技士を本気でとりたいなら、見逃したくない試験の難易度・合格率・勉強方法を一挙にご紹介します。


難易度&合格率

ボイラー技士は4つの種類がありますが、そのうちの一つは小規模ボイラーだけを取り扱うことができる「ボイラー取り扱い技能講習」で、試験等はないのでここでは割愛します。



特級

1級

2級

合格率(平均)

約23%

約58%

50%~60%


この表から見てもわかるように1級と2級にはそれほど大きな差はありません。

2級は難易度も非常に低く、ボイラーの知識が全くない人でもそれほど時間をかけずに取得することができます。

また1級と聞くと非常に難しそうに捉えられがちですが、2級と比べると少し問題数が増えるくらいで実際の難易度はそこまで高くないようです。

特級は1・2級と比べると合格率がガクッと下がっていることから、難易度も高いことが予想できます。


勉強方法

ボイラー技士の資格試験の内容はどの級の試験でも、出題される科目は「ボイラーの構造に関する知識」「ボイラーの取扱に関する知識」「燃料及び燃焼に関する知識」「関係法令」の4つです。

ボイラー技士の試験の合格基準は、全体の得点率が60%以上、各科目での得点率が40%以上となっており、ある科目で満点がとれても、他の科目で得点がまったく取れなければ合格にはなりません。

そのため、まんべんなく出題範囲を勉強する必要があります。

合格するため秘訣は、繰り返し過去問を解くことです。

確実に試験に出題されるポイントをおさえるためにも、専用の教材を購入して繰り返し問題を解くことをおすすめします。 

また先ほどの難易度でも触れたように二級と一級ボイラー技士の難易度はそれほど高くないため、独学でも合格が可能です。 ただ、特級の場合は難易度が高いので、講習会への参加をおすすめします。



絶対知っておきたい資格概要!

ここで資格試験を受ける際に知っておくべき資格試験概要についてご紹介します。

学科試験

実施時期

※各々実施期間が異なる

2級 1級 特級

受験料

特級:21,800円 

普通:18,900円

受験資格

※各々実務経験が問われる

2級 1級 特級

試験時間

2級 1級 特級

合否基準

全体で60%以上・各科目で40%以上

ボイラー技士には3つの学科試験がありそれぞれの級によって実施時期や受験資格、試験時間が異なります。

学科試験について更に知りたい方は以下の参考リンクからご覧ください。


▶▶公益財団法人安全衛生技術試験協会公式HP



実技試験

ボイラー実技講習は、免許試験の受験前に受講するほか、免許試験に合格した後に受講することも可能です。

ボイラー取扱などの経験を得る機会のない方は、ボイラー実技講習を受講・修了し、二級ボイラー技士免許試験に合格すれば取得することができます。

ボイラー実技講習は、法令で20時間行われる講習のことで、都道府県支部ごとに定期的に実施しています。

実技試験について更に知りたい方は、以下の参考リンクからご確認ください。


▶▶一般社団法人日本ボイラー協会HP



最後に

以上で「ボイラー技士ってどんな仕事?知らなかったら今すぐチェック!」の資格記事は終わります。

ボイラー技士のお仕事に関心をお持ちの方はぜひ以下の求人をご覧ください!

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