電子部品業界において世界トップクラスに位置する「株式会社村田製作所」の基本的な情報と共に、工場ではどのような仕事が行われているのかを紹介していきます。


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半導体・電子業界のキホン」という特集ページから読み進めると、業界のことが簡単に知れるのでおすすめです!

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村田製作所ってどんな会社?

村田製作所がどんな会社であるのか企業概要や沿革をもとに説明します。


企業概要

京都府に本社を構える村田製作所は世界でもトップレベルの売り上げを誇り、今後の日本の電子部品業界を支え、先導していく存在と言えるでしょう。1944年の創業以来、日本だけでなく世界基準で行う研究・開発力を武器に戦っています。


沿革

年代 事柄
1944年 創業
1952年 本社および工場を京都市東山区山科に移転
1955年 研究部門を設置
1973年 アメリカ合衆国ジョージア州に生産子会社設立
1983年 出雲村田製作所設立
1994年 中国・江蘇省無錫市に生産・販売会社を設立
2005年 「CEATEC JAPAN 2005」にてムラタセイサク君のデモンストレーションを行い、国内外から大きな評価を得る



従業員数

・連結/59,985名 (2017年3月31日現在)


売上

・連結/1,135,524百万円 (2017年3月期)


主要な営業拠点・生産拠点

国内では京都や大阪を中心とした関西地区、海外拠点はヨーロッパを中心に世界中各地に点在しています。



村田製作所の事業内容

村田製作所は様々な製品で、世界シェアNO1を実現しています。今回はそんな製品群の中でも特に素晴らしいものを紹介していきます。


コンデンサ

コンデンサとはケータイやパソコンに使われている電子部品で、電気を蓄えたり放出したりする働きをします。

また電圧を安定させるような機能もあります。

村田製作所のコンデンサは世界シェアの35パーセントを占めており、これは世界ナンバー1の市場占有率です。


圧電体

圧電体とは電圧をかけると伸び縮みし、逆に衝撃を与えると電圧が生じる性質を持つ結晶体のことです。

村田製作所はさまざまな圧電体の研究・製品化に取り組み、その応用製品を開発しました。

それらは電子・通信機器の根本的機能の飛躍的向上をもたらしました。


通信モジュール

通信モジュールとは車載機器などの電子製品に組み込むことで、効率的にそれらを管理することができる通信端末のことです。

村田製作所は特にwi-fiモジュールの生産・開発を得意としており、世界シェアの60%を有しています。


電源モジュール

電源モジュールとは、1つのコンセントから供給される電源を分けて、複数の電気機器を使用できるようにする機器の総称です。

村田製作所は小電力から大電力まで、様々な市場のニーズに合わせた商品提供を行っています。

近年では小さく、高効率な電源モジュールを開発することで省エネ社会に対して貢献しています。


センサー

村田製作所は温度や音波、気圧、傾斜などを用いた様々なセンサーを開発しています。

様々な用途に合わせた製品を供給することで、センサー市場の拡大に努めています。


ジョブハウス工場では、半導体・電子業界の専門用語について解説している記事もございますので、併せてご覧ください。

専門用語について解説!



村田製作所の工場ワーカーの応募要項、労働条件

次は村田製作所の採用情報について説明します。実際の求人情報をもとに、どんな人材が募集されているか見ていきましょう。 


◇ CASE 1

職種 製造技術
仕事内容 圧電原料の製造プロセス設計
給与 (年収)400万円~700万円(月給)210,000円~
待遇 福利厚生通勤手当、家族手当、住居手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険 等


◇ CASE 2

職種 生産ラインの企画
仕事内容 ノイズ対策部品、インダクタ部品の最適な生産方法の設計企画
給与 (年収)400万円~650万円(月給)210,000円~ ※経験により優遇
待遇 福利厚生通勤手当、家族手当、住居手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険 等


村田製作所は世界的に見てもトップクラスの売り上げを誇る大企業です。

安定した収入はもちろん、正社員や正社員登用のある求人が非常に多いです。

また、寮や社宅を完備している場合が多いことも魅力といえます。



村田製作所の今後の展望

村田製作所の具体的な事業内容を理解したところで、次は村田製作所の今後の動向について説明していきます。


通信市場での競争優位の追求

村田製作所は今後、モバイル通信を中心とした市場において、シェアを維持するだけでなく、新たな付加価値を提供することで事業の拡大を図っていくでしょう。


事業拡大

村田製作所は現在、注力している自動車に加え、エネルギー、ヘルスケア・メディカル分野の市場を開拓しています。

新たなビジネスモデルや顧客価値を創出することにより、事業を多角化し会社の安定的成長を図るためです。

注力市場へのアプローチとしては、これまでの開発実績などが生かせるように、電子部品開発と共通点の多い業界や製品に絞っています。


IoTを利用した市場開拓

IoTとは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々なモノを接続することを意味します。

村田製作所はセンサーと通信技術を融合させて、新たな価値を生み出そうとしています。

現在はまだ具体的な商品化には至っていませんが、近い将来、センサーなどにもインターネットが繋がっている時代が来るかもしれませんね。



まとめ

・京都に本社を構える村田製作所は、日本だけでなく海外でも売れている

・コンデンサなどをはじめに、様々な製品で世界NO1のシェアを実現している

・正社員や正社員登用の求人が多い

・既存の事業を拡大させると同時に、IoTを利用した新規事業にも注力している 



最後に

以上で【必見!】村田製作所ってどんなところ??についての記事は終わります!



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