全世界に製造・販売拠点を持ち、売上高の世界ランキングではTOP100にランクインし、従業員はトヨタに次ぎ第2位にランクインしている「日立製作所(以後:日立)」。

このページではそんな「日立製作所」の企業概要とともに、工場ではどのような仕事をしているのかを紹介していきます。


その前に…

企業を絞る前に家電・パソコン業界の情報を知っておきたい!という方のために詳しく説明しているページもありますのでそちらもチェックしてみてくださいね。


日立ってどんな会社?

はじめに、《日立》がどういった会社なのか、基本情報や拠点がどこにあるのか、沿革といった情報について説明していきます。


日立の基本情報

《日立》の基本情報については次のようになります。


商号株式会社

日立製作所Hitachi, Ltd.


設立年月日

大正9年(1920年)2月1日 


創業

明治43年(1910年)


本店の所在地

東京都千代田区丸の内一丁目6番6号


電話

03-3258-1111


代表者

代表執行役 執行役社長兼CEO 東原 敏昭


資本金

458,790百万円(2016年3月末現在)


従業員数

37,353名(2016年3月末日現在)


連結従業員数

335,244名(2016年3月末日現在)


売上高

1,906,532百万円


連結売上収益

9,162,264百万円


日立の歴史って?

次に《日立》の歴史について説明していきます。


【1910~1950年代】

1910年、久原鉱業所日立鉱山付属の修理工場として設立すると同時に5馬力電動誘導機を完成させました。

1920年になると日立と亀戸の両工場を擁した状態で、株式会社日立製作所として独立しました。

1930年代になるとエレベータの開発や電気冷蔵庫を完成させたりするなどして成長を遂げていきます。

1958年には6石トランジスタ超小型ポータブルラジオの製造も開始しました。


【1960~1990年代】

1960年になるとキュービックタイプと呼ばれる冷蔵庫の開発に成功します。

1969年には家電事業ではなく、銀行オンラインシステムを完成させます。その翌年には新幹線運転管理システム(COMTRAC)を開発しました。

1976年には現在でも利用されている光通信システム実証実験に世界で初めて成功しました。

1988年になると4脚動歩行ロボットを開発、1992年には走査トンネル顕微鏡を用いての原子操作・原子配列状態観察基本技術の開発を行いました。


【2000年~現在】

2003年になると小型かつ高速高精度の指静脈認証技術を開発及び製品化を行いました。

2013年には自律走行する一人乗りの移動支援ロボット「ROPITS」を開発しました。

2014年には火力発電事業を会社分割し、三菱日立パワーシステムズ株式会社を承継会社として再編成を行いました。そして現在の《日立》に至ります。



日立はどんな事業を行っているの?

次に《日立》が行っている様々な事業について説明していきます。まず法人向けの事業について紹介していきます。


情報・通信

情報・総合プラットフォームやストレージ、パソコンやネットワークといったハードウェア、生産管理用のソフトの開発、プロジェクターや監視カメラシステムといったものを中心に事業展開を行っています。


電力

電力事業では火力・水力・原子力・風力・太陽光発電をはじめ、パワー半導体やエネルギーマネジメントなどを行っています。


産業

産業用機器から物流・搬送システムなど様々な産業におけるサービスやソリューション、システムを提供しています。


公共・都市・交通

鉄道やビル、交通機関、防衛、社会インフラといった公共・都市・交通に関する様々なサービスを提供しています。


電子装置・システム

電子装置・システム分野では、半導体をはじめ、産業向けシステム、金融向けシステム、といった様々なシステム・装置を中心に事業を行っています。

電子・半導体業界も気になる方のためにまとめて紹介しているページも用意してありますので気になった方は是非ご覧ください。


ヘルスケア

X線やCTスキャナシステム、MRIシステム、がん検査といった医療器具から医療情報システムの構築を行っています。


建設機械

ショベルやホイールローダ、道路機器といった様々な建設機械を中心とする事業を行っています。


高機能材料

高機能材料分野では様々な分野における製品に関する事業を行っています。具体的にはエンジン・排気系部品やディスプレイ関連材料、配線板用基盤材料などを開発しています。


自動車機器

自動車機器では走行制御システムや車載情報システムといった自動車本体の機能からカーナビゲーションシステム、カーオーディオといった付属品を中心に事業を行っています。

また、ジョブハウス工場では自動車の部品製造・供給を主に扱う工場の詳しい紹介もしていますのでそちらも是非チェックしてみてください。

金融サービス

金融情報システムからカード、保険・証券・信託、リース・クレジット・ローンといった金融に関するサービスを行っています。


その他(サービスなど)

その他事業では不動産や保険サービスを行っています。


次に個人向けの事業について紹介していきます。


家電

家電事業では冷蔵庫、炊飯器、クリーナー、エアコン、空気清浄機、LED照明器具、ビデオカメラ、ハイビジョンテレビといったものを中心に行っています。


住まい・生活サービス

住まい・生活サービスではホームエレベーターや介護サービス、スポーツ施設、ホテルといった事業を行っています。

 

社会イノベーション

最新のデジタル事業を駆使し、社会と顧客の直面する問題を解決していくために、都市開発やAI、アナリティクスなど多岐にわたる事業を行っています。このように《日立》では様々な事業を行っています。



日立(日立アプライアンス株式会社)ではどんな条件で工場ワーカーを募集しているの?

《日立》が行っている事業について知っていただいたところで、次に家電・パソコン部門を中心とする《日立アプライアンス株式会社》がどういった工場ワーカーを募集しているのか、応募条件や労働条件といったことについて実際の求人をもとに、説明していきます。


対象者:高校卒業以上


部署名:製造部門


部署の仕事:家電(キッチン、家事/生活、空調、ランプ/照明器具)の製造


雇用形態:正社員


給与形態及び金額:月給205,000~497,000円


昇給・賞与制度:賞与年2回、給与改定年1回、交通費全額支給、確定拠出年金制度、各種社会保険完備


各種手当:家族手当、住宅手当、残業手当、技術手当


福利厚生:健康診断、健康相談室、宿泊補助金制度、全国指定の約36万施設を特別料金で利用可能、スキルアップ制度など


以上が実際の求人紹介になります。



日立の強みと弱みって?

実際にどんな求人があるのか分かっていただいたところで、次に《日立》の強みについて説明していきます。


弱み

・ITの強化が競合に比べて劣る。

・海外売り上げ比率が高いが、製品を国内製造し輸出しているため、グローバル化していない。

・グローバル化していないため、為替の影響を受けやすい。

・技術が特別すごいわけではいない。


強み

・インフラ系のBtoB(法人顧客相手のビジネスのこと)事業を軸にしていること。

・ハードからITシステムまで一貫してできること。

・IoTシステムを活用した在庫削減や予兆検知技術を持っていること。

(IoTシステムとは、ものとものをインターネットでつないで清算現場やインフラ運営の作業効率をアップさせるもの)



最後に

以上で《日立製作所の工場ワーカーを目指す方必見!》についての記事は終わります。


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《ジョブハウス工場》には家電・パソコン業界の求人のほか、物流業界や、製薬・化粧品業界といった様々な求人記事や特集記事も多数掲載していますので、ぜひそちらも併せてご覧になってみてください。また食品・飲料業界の工場においては様々な職種があり、自分に合ったものが見つかるかもしれません。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!