工場・製造業のお仕事の中には、会社が用意してくれた住居に住み込みで働ける求人が多数存在しています。住み込みで働いている人のなかには「住み込みの仕事はとにかくきつい…」「工場の住み込みはやめとけ」などとネガティブな声を挙げる人も少なくないようです。そこでこの記事では、工場の住み込みはきついと言われる理由について解説します。また住み込みで働くメリット・デメリットについても合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

住み込みの仕事って?

住み込みの仕事とは、雇用先が指定している寮・社宅などに住み、その場所から職場まで通うことを指します。工場は人里離れた郊外に建てられていることが多いため、工場に勤務される方の多くは寮・社宅を利用しています。中には雇用先が赴任費用や引越し費用を負担してくれるケースもあるため、勤務先から離れた場所にお住まいの方も費用を抑えて引っ越しができるのが住み込みの仕事のメリットです。仕事と同時に住まいが決まるため、家探しの手間が省けることからとても人気の高い求人となっています。

工場の住み込みがきついと言われる理由

ときに工場勤務は交替制や夜勤、また重いものを持ち上げる力仕事が発生することがあります。どうしても生活リズムが崩れたり体力が求められたりする仕事のため、工場の住み込みの仕事が…というよりも、工場で働くこと自体がきついと感じる方も多いようです。また、寮や社宅は勤務先の近くに用意されている場合が多いことから休日出勤を依頼されやすいようです。「せっかくの休日が仕事になってしまった」という事態が発生してしまうことも、工場の住み込みがきついと言われる理由の1つだと言えます。

住み込みで働くメリット

工場の住み込みがきついと言われる理由についてお伝えしましたが、住み込みの仕事は通勤やお金の面で楽ができる面も多くあります。ここからは、住み込みで働くメリットを3点ご紹介します。

勤務先が近いため通勤が楽

先ほども少し触れた通り、寮・社宅は勤務先の近くに用意されているケースが多いです。中には徒歩で通勤できることもあるため交通費もかかりませんし、電車やバスを乗り継いだりせずに楽に通勤できるのがメリットです。また寮や社宅にマイカーを持ち込めることもあるため、勤務先までマイカーで通勤し仕事帰りに買い出しに行くといったことも可能です。

家賃や光熱費が浮かせられる

雇用主となる会社によっては、寮や社宅の家賃や光熱費を無料にしているケースも珍しくありません。月々の固定費を大幅に抑えられれば浮いた分を貯金に回せるため、お金を貯めやすくなるのがメリットです。また食堂がある寮に住んだ場合は、同時に食費も抑えることができます。生活費がぐっと浮くのは住み込みの仕事の大きな利点ですね。

仲間との交流を深められる

社宅は基本的に一般物件と同じ意味合いで使われるケースが多いです。しかし寮の場合は集合寮といって部屋を複数人でシェアするタイプも存在します。仕事以外でも従業員同士でコミュニケーションが取りやすいため、寂しさを感じることは少ないでしょう。また仲間と交流を深めることで休日に飲みに行ったり、出かけたりする仲間ができるかもしれません。

住み込みで働くデメリット

楽に通勤できて、生活費も抑えられるなんていいことづくめに見える住み込みの仕事ですが、住み込みで働くことでさまざまな制限が設けられ、生活の自由度が下がってしまうというデメリットもあります。いざ入寮・入居してから悪い意味でギャップを感じることがないよう、以下の3点も把握しておきましょう。

寮のルールが厳しい

寮では従業員全員が快適に過ごせるように、いくつかのルールが設けられています。その代表例を以下に記載します。

  • 〇〇時以降は外出禁止
  • 部屋では喫煙禁止
  • 友人、恋人は立入禁止
  • 共有スペースは日替わりで掃除する

上記のような制限を窮屈に感じる人は、寮での生活が向いていないかもしれません。ルールに縛られずの伸び伸びと暮らしたい人は、比較的自由度の高い社宅、あるいは一般物件を選びましょう。

寮の設備が古い場合がある

近年はキレイにリフォームされている寮も多く見受けられますが、なかには設備が古い寮もあるようです。部屋の壁が薄かったり、備え付けられている家電が古かったりすると生活のストレスが溜まり、快適に過ごせなくなるでしょう。寮は自分の家となる場所なので、気になる方は入寮する前に寮見学ができないか会社に問い合わせることをおすすめします。

仕事を辞めると退去をしなければならない

会社が寮や社宅を貸し出してくれるのは、その会社に従業員として勤めているからです。そのため仕事を辞めてしまうと、引き続き寮や社宅に住めなくなってしまうのがデメリットです。「仕事がきつくて辞めたい」「新しい仕事を始めたい」と思った際は、自分で次の家を探す必要があります。

住み込みの仕事はこんな方におすすめ

現在住み込みの仕事を探している方の中には、1人暮らしの経験がない方もいるかもしれません。そんなとき寮を利用すれば会社からさまざまな生活のサポートを受けられますし、寮には同じ職場で働く仲間もいるため新生活を始めるうえでの不安を減らせるでしょう。また遠方に住んでいて職場の近くに引っ越したい方や、貯金をするために引越し費用や月にかかる生活費を抑えたい方にも住み込みの仕事がおすすめです。

まとめ

この記事では、住み込みの仕事がきついと言われる理由や、住み込みで働くメリット、デメリットなどについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?「たとえルールがあったとしても、会社の近くでお得に住みたい!」「今住んでいる街を出て、全然知らない土地で暮らしてみたい!」などと思われた方は、ぜひジョブハウス工場をご利用ください。全国から住み込みで働けるお仕事を探せますので、お気軽に覗いてみてください!