みなさんは、住み込みで働けるお仕事にどんなイメージを持っていますか?なかには「なんだか部屋が狭そう…」「ルールが厳しそう」などのネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。確かに住み込みのお仕事は間取りを自分で選べない、住居のルールを守る必要があるなどの縛りはありますが、通勤が楽になったり固定費を減らせたりといったメリットも多くあります。この記事では、住み込みで働ける仕事の職種や、メリット・デメリットについてご紹介します。寮・社宅付きのお仕事を探している方はぜひ参考にしてみてください。

住み込みの仕事って?

住み込みとは、雇用先が指定している寮・社宅・マンションなどに住み、そこから職場まで通うことを指します。お仕事が決まると同時に住まいも決まるので、面倒な物件探しを省けます。また、賃貸や光熱費などの契約を会社が代行してくれたり、家賃が無料、もしくは格安で住むことができるというメリットがあり、非常に人気の高い求人です。

住み込みの仕事例

ここからは、住み込みで働ける仕事の一例をご紹介します。さまざまな業界の中から、今回は住み込みで働ける求人が特に多いお仕事を5選集めました。また、それぞれの業界の特徴についてもお伝えします。

製造

まずはじめにご紹介するのは、製造のお仕事です。自動車や半導体、食品など幅広い分野がありますが、多くの人が工場に勤める形となります。日本の産業を支えるさまざまなものづくりを行う仕事のため、全国各地に工場が建設されています。そのため住み込みで働ける求人数が多く、希望条件に合った仕事を探しやすいのが特徴です。

観光

観光のお仕事は、観光地が繁忙期を迎えるタイミングや、特に観光客でにぎわう人気の観光地で働くことが多く、リゾートバイトと呼ばれることが多いです。就業先は海の家やスキー場、レジャー施設など時期によって異なります。また休日には自分自身も観光を楽しむことができるため、アクティブな方におすすめです。

運送

運送のお仕事はドライバーとして荷物の運搬や積み下ろし、目的地まで荷物を運ぶ業務を行います。1人で長距離を運転することも多く、人間関係のストレスは少ないと言えるでしょう。そのため、運送のお仕事は長時間運転することが苦にならない方や、大勢でワイワイ働くよりも1人で黙々と働きたい方に向いています。

農業

農業のお仕事は米・野菜・果物や、木・花といった農作物の栽培や収穫を行います。私たちの生活に欠かせない「食」を扱っており、生きていくうえで欠かせない仕事です。自然に囲まれた環境での作業が多いため、のどかな環境で働きたい方や、虫や動物に抵抗がない方が向いているでしょう。

介護

介護のお仕事は、高齢者施設で利用者のサポートや送迎の対応、レクリエーションなどの業務を行います。高齢者の体を動かしたり、さまざまな場面で体力が必要となりますが、関わった方が楽しく毎日を過ごせている様子を身近で感じられ、人の役に立っているという実感を特に得られる仕事です。

住み込みの仕事をするメリット

ここからは、住み込みの仕事をするメリットをご紹介します。通勤に関することや、お金に関する問題まで詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。

職場から寮・社宅が近い場合は通勤しやすい

基本的に寮・社宅は職場の近くにあるケースが多く、徒歩で通勤できることも珍しくありません。そのため満員電車などに乗るリスクを減らし、快適に通勤しやすいのがメリットです。仮に寮・社宅が職場から離れている場合でも、会社が送迎バスを出してくれる、または寮・社宅にマイカーを持ち込める求人もあります。

家賃や水道代・光熱費などの固定費が浮いてお金が貯まる

寮・社宅に住むことで生活にかかる固定費を大幅に浮かせられるのも大きなメリットです。会社によっては家賃が無料だったり、水道光熱費が無料の場合もあるため、その浮いたお金を貯金に回せます。また、家賃がかかる場合でも地域の家賃相場に比べると格安で済ませられるケースが多いためかなりお得です。

家具や備品がついている場合も

遠方から引っ越す場合は冷蔵庫や洗濯機など大きな荷物が増え、その分費用もかさみますよね。しかし、お仕事によってはお部屋に家具や備品が備え付けられているケースが多いです。そのため初めて1人暮らしをする方でも安心して生活が始められます。引っ越し費用を抑え、必要最低限の荷物で赴任できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

住み込みの仕事をするデメリット

次に、住み込みの仕事をするデメリットをご紹介します。生活費の節約ができて金銭的な悩みを減らせる代償として、寮・社宅に住むルールを守る必要があったり、何かと制限があるようです。詳しくは以下をご覧ください。

どこに住むかや、間取りは選べない

寮・社宅は会社が決められた場所を保有しているため、自分で好きな立地や間取りを指定することはできません。そのため「バス・トイレ別がいい」「オートロックの部屋がいい」などの希望が出せないのがデメリットになるでしょう。ただ、会社によっては家族で入居したいという希望を相談でき、お部屋の空き状況によっては広めのお部屋を用意してくれることがあります。

プライベートが確保しづらい場合がある

寮・社宅は一部の例外を除き、たくさんの従業員と同じ建物に住むことになります。仕事が終わっても、共用部で出会ったり、建物によっては隣の部屋の生活音が聞こえたりと、他の従業員の存在を感じざるを得ないため、人によっては「プライベートが守られていない」と思う方もいるでしょう。また従業員同士が快適に生活できるよう、寮には「家族や知人は立ち入らない」「門限を守る」などのルールが定められています。どこまでも自由にひとり気ままに暮らす、ということは難しそうです。

住み込みの仕事が向いている人の特徴

これまで、住み込みで働くメリット、デメリットをご紹介しました。ここからは、住み込みの仕事が向いている人の特徴をご紹介します。

人付き合いに苦手意識がない人

住み込みで働くとなると、勤務時間外でも職場の仲間と顔を合わせたり、工場の食堂で一緒に食事をすることもあるでしょう。また、交流が増えてくると先輩や同期から飲みや遊びに誘われることもあるかもしれません。そのため人とコミュニケーションを取ることに苦手意識がない、むしろ楽しいと感じられる人が住み込みのお仕事に向いているでしょう。

お金を貯めるなど明確な目標がある人

先ほどもお伝えした通り、住み込みで働くと家賃や水道光熱費などの固定費を大幅に浮かせられるというメリットがあります。そのため「やりたいことのために資金を稼ぎたい」「〇年後までにいくら貯めたい」など明確な目標がある人は、住み込みで働くとその目標を早く達成できるかもしれません。

体力を使う仕事に取り組める人

住み込みのお仕事は、どちらかというとデスクワークなどの座り作業より立ち仕事が多いです。なかには色んな場所へ移動したり、重いものを運ぶ力仕事が発生することもあります。また、仕事によっては交替制で早朝からの勤務となったり、昼夜逆転の生活になる可能性もあるでしょう。そんなときでも前向きに仕事に取り組める人は、住み込みの仕事に向いていると言えます。

最後に

住み込みのお仕事は、通勤のストレスや、月にかかる固定費を抑えられるというメリットがあることがわかりました。一方で住まいの制限や共同生活による不満などが発生する可能性についてもご紹介しました。とはいえ、求人によっては会社が一般物件タイプのアパートを借りていて、完全にプライベートの空間を確保できるお部屋もあるようですし、勤務地の視野を広げることでより良い条件のお仕事にも就けるはずです。工場・製造業求人数No.1のジョブハウス工場では、寮・社宅付きのお仕事を多数掲載しております。全国の求人を豊富に取り揃えておりますので、あなたが働きたい土地での仕事がきっと見つかります。ぜひお仕事探しにご利用ください!

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