皆さんは就職、転職をする際に「自宅か寮、どっちから通うのがいいんだろう?」と悩むことはありませんか?また「寮から通うのは便利そうだけど、どんな部屋なのかな」と疑問を持つ人も多いでしょう。そこでこの記事では、社員寮のタイプや、自宅・寮から通勤するそれぞれのメリットについて解説していきます。

社員寮とは?

社員寮のタイプをご紹介する前に、「そもそも社員寮とは何なのか」を簡単にご説明します。社員寮とは、会社が福利厚生の一環として従業員に提供する住まいのことです。会社によっては家族や恋人と住める社宅タイプの住まいを用意しているケースもありますが、ここでは主に単身者が暮らす社員寮にフォーカスを当ててご紹介します。

社員寮のタイプについて

社員寮といっても一般的なアパートタイプのワンルーム寮や、従業員と共同生活を送る集合寮などいくつかのタイプが存在します。それではさっそく、そんな社員寮のタイプについて詳しく見ていきましょう。

ワンルーム寮

ワンルーム寮とは、一般的なアパートやマンションと同じ構造の建物です。会社が所有、または借り上げている住居を従業員に貸し出しています。

エントランスや廊下、階段などは共有スペースとなりますが、基本的には1人部屋の完全個室となるので、プライベート空間を確保できるのがメリットです。部屋にはキッチン・バス・トイレ・洗面所などが備え付けられており、広さは5〜10畳ほどとなっているようです。ただお部屋によってはユニットバスだったり、独立洗面台が設置されていなかったりといったこともあるようなので、気になる方は選考の際に募集企業に詳細を確認してみましょう。

集合寮(個室)

個室タイプの集合寮とは、会社が所有している大規模な建物のことです。集合寮にはそれぞれ個室が用意されており、キッチン、トイレ、浴場、洗濯機、食堂や談話スペースなどは共有で使用するケースが多いようです。ワンルーム寮に比べると共有スペースが多い分、生活にストレスを感じることもあるかもしれません。ただ、集合寮に社員食堂がある場合は食費を浮かせられますし、広い浴場が備え付けられていることもあるため、ゆったり足を伸ばしてお風呂に入れるなどのメリットがあります。

集合寮(シェア)

集合寮には、部屋を複数人でシェアするタイプの寮も存在します。共有スペースは基本的に集合寮と同じですが、こちらは部屋を2〜3人で共有するため間取りは2LDK、3LDKと広めになっているようです。完全な個室空間を確保するのは難しい環境のため「周りの話し声や騒音はさほど気にならない」「仲間とワイワイ暮らすことに抵抗がない」という方に向いています。

寮のメリット

これまで社員寮とはどういうものか、また社員寮のタイプについてお伝えしました。社員寮の雰囲気が大まかにでも伝わったのなら幸いです。社員寮での暮らしがなんとなくイメージできたところで、次に寮で生活するメリットについてご紹介します。

寮費無料の場合があり固定費が浮く

社員寮の大きなメリットとしてよく挙げられるのは、月にかかる固定費を大幅に浮かせられることです。会社によっては寮費・水道光熱費が無料で社員寮が利用できるケースもあります。また敷金・礼金もほとんど発生しないため、引っ越し時の諸費用を抑えられるのも良いポイントです。さらに赴任にかかる移動交通費を会社が補助してくれることもあり、お得に暮らせる上、引っ越しも安くあるいは無料で済ませることもできます。

寮が職場から遠い場合は通勤時間が短い

会社にもよりますが、基本的に社員寮は職場の近くに用意されているケースが多いです。自転車や徒歩で通勤できる範囲に寮があることも多いので、時間をかけずに通勤できるのがメリットです。通勤する人々でぎゅうぎゅうの電車やバスに乗るというストレスを避けられるのも嬉しいですね。仮に寮が職場から離れている場合でも、会社が指定の駅からバスで送迎してくれることもあり、どちらにせよ通勤手段に頭を悩ませる必要がないのが寮の良さの1つです。

社員同士のコミュニケーションが深まる

社員寮で生活すると、同じ会社で働く従業員と関わる機会が多くあります。気軽に食堂や談話スペースでコミュニケーションを取れるため、生活するうえで寂しさを感じることは少ないでしょう。またコミュニケーションを頻繁に取り親睦を深めれば、休日に飲みに行くような仲間ができるかもしれません。

通勤の場合のメリット

ここまで社員寮のタイプや、寮に住むメリットをお話してきました。「寮に住むのも悪くないけど、ルールとか色々厳しそう…」「自宅から通うつもりだから、通勤者のメリットも知りたいな」という方もいるかもしれません。以下では自分で住まいを決めて一般物件から通う場合のメリットについてお伝えします。

間取りやインテリアなど自由度が高い

社員寮の場合は、会社があらかじめ用意した部屋に住むことになるため、基本的に自分で好きな部屋を選べません。しかし通勤の場合は自分で物件を決めることになるため、間取りやインテリアなどを自由に選択することができます。物件を選ぶうえで譲れないこだわりがあるという方は、社員寮ではなく一般物件を選択しましょう。

プライベートがしっかり確保できる

一般物件は社員寮と比べるとプライベート空間をしっかり確保できるほか、隣人とも一定の距離感を保って生活することができます。職場で気が合わない従業員がいたとしても、業務が終われば顔を合わせる心配もありませんし、仕事とプライベートのメリハリをしっかり付けられます。ただ、どの物件に住んだ場合でも周囲への最低限の配慮は必要です。隣人と顔を合わせたときは挨拶をする、深夜に洗濯機やドライヤーを使わないなど、周囲への気遣いを心がけましょう。

恋人や友人、家族との時間が確保できる

社員寮は、家族を部屋に招く際は事前に許可を取る、また部屋に異性を招いてはいけないといったルールが設けられているケースがあります。その一方で、一般物件に住んだ場合は誰にも許可を取る必要はありませんし、時間の定めなく恋人や友人、家族との時間を確保することができます。ルールや規則に縛られず、自由に生活をしたい方は一般物件に住むことをおすすめします。

最後に

これまで社員寮のタイプや、寮・一般物件から通勤するそれぞれのメリットについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?この記事で少しでも社員寮への知識が深まり、あなたの仕事選びの参考になれば幸いです。

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