仕事を探しているとネットで社宅つきの求人を頻繁に見かけますよね。

「求人で見かける社宅って、一体どんな場所なんだろう?」

「社宅つきの求人がたくさんあって、どれを選ぶべきか分からない…」

そうお思いの方に向けて、今回は社宅に住むメリットや選ぶ際のチェックポイントについてご紹介します。ぜひ今後の仕事探しの参考にしてください。

社宅とは?

そもそも社宅とは、企業が従業員に対して貸与する住宅のことを表します。求人の福利厚生欄に「社宅完備」もしくは「寮完備」などと記載がある場合は、従業員のために企業が社宅を用意しています。特徴としては一般的な住宅を自分で借りるよりも賃料が安い、あるいは全額会社が負担してくれるなど、負担が少なく暮らせる住まいであるという点があります。

社宅と寮の違い

求人を見ていると、何やら会社が住まいを提供してくれそうだが、表記が「社宅」の求人と「寮」の求人があるな、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社宅も寮も「従業員に対して企業が用意する住宅」という意味に違いはありません。ただ、家族向けの物件を「社宅」、単身者向けの物件を「寮」と使い分けることはあるようです。

社宅と住宅手当の違い

企業が従業員の暮らしをサポートする制度には、社宅の制度以外だと住宅手当という制度があります。

社宅の場合、企業が所有したり、企業が借り上げたりした物件を従業員に貸し出す方法をとっていて、無償で貸すことも可能です。

その一方で住宅手当は働く従業員に対して、その住居にかかる金銭的負担をサポートする制度です。具体的には、家賃のうち何割かを給与と共に給付することが多いでしょう。

サポート方法としても違いますが、社宅と住宅手当は「所得税」としても違いがあります。社宅の場合、社宅の家賃が無料もしくはかなり格安の場合、家賃相当額が従業員の所得税として発生します。ちなみに社宅の賃貸料相当額の50パーセント以上を従業員が払っていれば、家賃分の所得税は発生しません。対して住宅手当は利益の供与を受けていると見なされ、給与所得として課税されることになります。

企業側からすると社宅の制度ではなく、住宅手当の支給を採用することで、自社で社宅を所有したり借り上げたりと、社員の住まいを管理する手間やそれに伴うリスクを負う必要がありません。従業員側にとっても、一般の賃貸物件の中から住みたい物件を選べるため、中には社宅より住宅手当がついている仕事を選びたい方もいるでしょう。

社宅に住むメリット

住宅手当のメリットについて前の章で解説しましたが、もちろん社宅にも住むメリットがあります。社宅に住む利点について詳しく見ていきましょう。

家賃補助を受けられる場合がある

求人にもよりますが、社宅に住むと家賃を会社が負担してくれる場合があります。福利厚生の欄に「社宅費全額補助」などと記載があれば、会社が家賃を全額負担してくれるので、従業員の金銭面での負担が少ないです。

職場からのアクセスが良い

社宅は従業員のために用意されているだけあって、基本的に通勤しやすい場所にあるようです。通勤の負担が少ないこともメリットであると言えます。

家探しの手間がかからない

通常、一般の賃貸物件を借りる場合は不動産会社に問い合わせて内見したり、物件を契約したりしなければなりません。社宅に住む場合はそうした手順を踏まずに、部屋が空いていればすぐに入居の手続きを行えます

社員同士の仲が深まる

社宅に住むということは、同じ会社の先輩、同僚、後輩などと同じ住宅に暮らすということになります。そのためプライベートでも顔を合わせる機会が多くなり、社員同士の仲を深めやすいといえるでしょう。私生活で良好な関係を築くことで、仕事でも円滑にコミュニケーションが取りやすくなるため、社宅に住むことでプラスの効果が期待できます。

社宅を選ぶ際のチェックポイント

快適な暮らしを送るために、どこに住むかはすごく大事ですよね。これから社宅を選ぶ際のチェックポイントを見ていきましょう。

充分な広さはあるか

毎日の生活に関わるため、ストレスを感じない広さは必要でしょう。家具や家電を置いた時にきちんと通路が確保できそうかなど、きちんとチェックすることをおすすめします。

設備面に問題ないか

設備に問題があるかどうかは、入居前に確認しておきましょう。給湯器やエアコンが故障していないかなど、生活する時に困らないように事前にチェックすることをおすすめします。

周辺環境は不便でないか

周辺環境をチェックすることも、暮らす上では大事なことと言えます。食事のことを考えると、近くにコンビニやスーパー、飲食店などがあると便利です。また衣類を買うことを考えると、ショッピングモールなどが近くにあると快適に暮らせるでしょう。

社宅にかかる費用相場

社宅に住む場合、費用はいくらかかるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?これより先では、社宅にかかる費用相場についてご説明します。

初期費用

社宅で一人暮らしをする場合、初期費用の相場は20万円以下です。初期費用を抑えられる点は社宅に住むことの魅力と言えます

家賃相場

家賃の相場はおよそ0円〜3万円のようです。

中には家賃がタダの求人もあるようなので、家賃を抑えたい方は求人の福利厚生欄をチェックしましょう。

最後に

今回は社宅についてご紹介しました。あなたの仕事探しのお役に立てば幸いです。こちらの記事を読んで社宅に住んでみたいと思った方は無料の会員登録から始めてみてください。理想の仕事をジョブハウス工場で見つけましょう!