金属加工の専門家!板金工の仕事内容について徹底解説

仕事探しをしていて、板金工という言葉をネットで見かけたことはありませんか?また、言葉を見かけたことがあっても、どういう職業か知らない方も多いのではないでしょうか?今回はそういう方のために板金工という仕事について詳しく解説します。あなたの仕事探しにぜひお役立てください。

板金工って何?

板金工とは、主に薄い金属板の加工をする仕事のことを表します。活躍の場は様々なようです。

具体的には上記のような仕事を行います。そして板金工には2種類あり、自動車の修理などをメインに行う「板金工」と住宅関連の作業をする「建築板金工」とがあります。

板金工はどんな人に向いている?

コツコツ作業が好きな人

板金工は、リペア(修理)やパーツ(部品)の取り替え作業などを主に行うので、同じ作業の繰り返しが多いようです。そのため、コツコツと作業を進めることが苦ではない方に向いているでしょう。また、細かい作業が多いため、集中力も大事になる仕事のようです。

高所が怖くない人

建築板金工の場合は高所で作業を行うこともあるため、高い場所でも大丈夫な方に向いています。

板金工のやりがいとは?

建築業や修理業などで活躍する板金工には、どのようなやりがいがあるのでしょうか?これから板金工のやりがいについてご紹介します。

幅広い業界で働ける

きちんとした技術を身につけることで、板金工は幅広い業界で活躍できます。板金自体が様々なものに使われているため、専門的な技術や知識が多くの業界で求められているようです。技術が必要な物自体がなくならない限り、板金工は求められ続けます。そのような点から、需要が安定していて、将来性のある仕事でしょう。

また、職業名は「板金工」ですが、金属以外の素材を扱うこともあります。そのため、扱う素材などに応じた知識や技術を求められる面白さも仕事の魅力です。

スキルUPに応じて収入もUP

板金工の需要は、企業規模や勤続年数、経験値や技術の習熟度で変わります。より高い技術を身につけていくことで、安定した依頼が見込めるようです。ちなみに板金工の平均年収は約300〜400万円といわれています。技術力がある程度身についていれば、安定した給与を得やすいことも特徴です。また企業に勤めながら技術を究めて、人脈を築いていければ、独立も可能でしょう。もちろん、板金工に求められる技術は、建築技術の発達や新たな素材の開発によって日々進化しています。なので、新たな技術を身につけようとする姿勢も求められます。

感謝される場面が多い

人に感謝されることが多い点も、板金工の魅力の1つです。例えば、自動車にできた傷のリペア、雨漏りや自然災害でダメージを受けた住宅の破損箇所の対応など、依頼主にとって大事なものを修理する仕事を引き受ける機会が多くあります。依頼主の困りごとを技術によって解決する、顧客に近い仕事だからこそ、感謝される場面もしばしばあるようです。

板金工になるための方法とは?

板金工の仕事に就くためには、どのように就職先を探せば良いのでしょうか?また技術や知識はどのように身につけるべきなのでしょうか。これより先は、板金工になる方法とキャリアアップに役立つ資格について説明します。

専門学校/訓練校に通う

板金工になる方法の1つとして、専門学校や訓練校に通学することが挙げられます。仕事で必要になる基本的な技術や知識を学べるので、いざ就職して仕事、となっても、基礎ができた状態で就業できます。板金工の専門学校や訓練校では一般的に、板金、塗装、塗装仕上げ、磨き作業などの実技と知識を身に付けるための座学などの授業が受けられます。

期間は学科やコースにより異なりますが、約2〜3年かけて学ぶことが多いようです。そのため、時間をかけてスキルを身につけてから働き始めたい方に適しています。職業訓練校の場合、学費無料で学べることもあるようですが、半年〜1年程度の短いカリキュラムになるでしょう。

自動車修理工場や板金店で働く

他には、自動車修理工場や板金を扱う工務店などで働きながら、板金工に必要な知識と技術を身につける方法もあります。板金について工業高校ですでに学んでいれば、専門学校や職業訓練校に行かずに働けることもあるようです。工業高校で学んでいた方は求人を探してみましょう。板金工は現場での経験を重要視される仕事なので、基礎的な技術を活かし、現場経験を重ねて実践的なスキルを磨いていけば、より市場価値の高い板金工として成長できます。また、板金工の仕事は現場での技術力が重視されることが多いため、就職するにあたって必要な資格は基本的にはないようです。

ただ、「建築板金技能士」や「工場板金技能士」などの資格の取得はおすすめします。能力が一定以上あることの証明になったり、転職時に優遇されたり、有資格者には手当がつく場合があるからです。積極的に資格取得を支援している企業もあるので、資格取得を目指すなら、資格取得支援を行っている求人を探して就職するのもおすすめですよ。

まとめ

今回は板金工について詳しくご紹介しました。少しでもあなたの仕事探しの参考になれば幸いです。

本記事をきっかけに板金工の仕事を探してみたいと思った方は、ぜひ無料の会員登録から始めてみてください。理想の仕事をジョブハウス工場で見つけましょう!