仕事帰りの一杯が最高

寮は工場から徒歩20分ほどでした。程よい郊外でしたが、国道沿いだったので、少し歩くとドラッグストア、ホームセンター、レンタルビデオ店、そして大きな定食屋がまとまって並んでいました。仕事帰り、友人とどんぶりものを食べながら飲むビールはとても美味しかったですよ。

寮自体は鉄筋コンクリート四階建て、フローリングで、一人で住むには贅沢すぎるほど広く、もちろん家具完備でした。

国道から一本奥に入ると、何百年も変わっていないような風情のある農村の風景が広がっていて、休みの日に散策するのも良い楽しみでした。


▶▶寮付きのお仕事はこちら
▶▶半導体・電子に関するお仕事はこちら


食堂、喫煙所での出会い

配属された職場は、4〜5人の固定されたメンバーとずっと付き合っていく環境でした。地元の人が多く、間に入って行きにくい雰囲気がありました。

休憩時間、喫煙所や食堂で、積極的に他部署の人に話しかけ、仲良くできる人をつくるように努めました。職場では言えないことを聞いてもらえる相手がいるのは良いことでした。

住み込みの派遣は、周囲は知らない人ばかり、という状態からスタートです。居心地のいい人間関係を作っていくことは大切だと思います。

12時間2交替勤務をやってみて

多くの工場は24時間稼働で、だいたいが8時間3交替か、12時間2交替だと思います。私のいた部署では5日間昼勤、2日休んで5日間夜勤というローテーションでした。

窓のない室内での仕事で、昼も夜もたいした違いはないはずなのですが、夜勤のときは特にきつく感じました。2日の休みの間にうまく生活を逆転させないと、一週間つらい状態が続きます

結局私は半年足らずで体調を崩し、契約半ばでリタイアすることになってしまいました。

5勤2休、12時間2交替という勤務形態を甘く考えていた、ということがあったと思います。下の世代の人たちはわりとしっかりやれていたようなので、年齢的なことが大きかったのでしょう。

後知恵ですが、自分の状態をよく考え、無理のない環境を選ぶ姿勢が大切だったのだと思います。

派遣元では、いろいろな選択肢が用意されていると思います。担当者によっては自分の入れたいところに誘導しようとする場合もあるでしょうが、最初が肝心です、しっかり納得いくまで話し合って、派遣元、派遣先、そして働くあなた自身が、満足できる結果になるといいですね。


▶▶日勤のお仕事はこちら

勤務した会社:パナソニックエナジー 和歌山工場

口コミ提供者:40代男性

口コミ提供日:2021/06/02