ネットショッピングが普及し物の流れが盛んになったことで、以前よりも身近に感じるようになった物流工場。
この記事ではその物流工場の求人、給与と雇用形態について徹底解説していきます。
物流工場ってどんなところ??
物流工場が何をしている工場なのか、物流工場の求人情報とあわせて説明していきます!
概要
物流工場では他業種の工場と違い、何かを生産する工場ではありません。
物流業界の工場では、商品の仕分けや在庫の管理、棚卸(商品の在庫を数えて、売り上げと照らし合わせ商品原価を把握する作業)などの作業や出荷準備などを行う場所です。
大手企業
物流業界の大手企業は、みなさんもなじみの深いであろうヤマト運輸や佐川急便などです。もちろん日本郵便も大手物流企業です。さらに、倉庫業を中心に行っている三菱工場・住友工場などもあります。
近年の動向
近年ではAmazon(アマゾン)や楽天のようなネットショッピングの発達により物流業界はさらに、発達していくと思われます。
そもそも、雇用形態ってどんなのがあるの??
正社員・契約社員・派遣社員・請負契約・アルバイト、パートの5つの雇用形態があります。
正社員
正社員とは、正規雇用で企業に雇われた労働者です。給与体系は月給制が多いですが、日給もしくは時給制の場合もあります。
契約社員
契約社員とは、企業と有期の直接雇用契約を結んだ労働者です。 給与体系は月給制あるいは日給制+残業代+諸手当となるケースが多いです。
派遣社員
派遣社員とは、実際に働く企業とは労働契約はなく、派遣元の人材派遣会社と労働契約を結んでいる労働者です。給与体系は、日給制が多いです。
請負派遣
請負契約とは成果物に対して報酬が支払われる契約のことで、その過程は自由なことが特徴です。
労働の過程、作業時間などはあまり考慮されない場合が多く、成果物のクオリティが報酬の基準となります。成果物がない場合、報酬が支払われないこともあります。
アルバイト、パート
大学生や主婦など、主に時給で働く非正規雇用者です。アルバイト・パートの場合は、短期・単発も歓迎の求人が多くなっています。
物流工場の職種について
物流工場の職種別に分けて、給与・雇用形態について説明していきます。なお、この業界の求人を見ると、派遣などの非正規雇用の割合が非常に高くなっています。
データ入力、品質管理、清掃業務など
・職種
製品管理
・雇用形態
アルバイト(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約1:5くらいとなっています。なお、今回はアルバイトをピックアップして紹介します。)
・給与形態
時給制です。時給1,200~1,500円となっています。深夜勤務の場合、高額な時給になります。
・勤務形態
勤務時間は(1)11:00~20:00と(2)15:00~23:00の二つがあります。固定勤務にため(1)または(2)のどちらかの勤務時間になります。仕事の時間が決まっているため、生活しやすいというメリットがあります。
休日は日曜日のみとなっています。
・福利厚生
社会保険の完備の他、正社員登用制度があります。
フォークリフト、クレーン、運搬作業、機械オペレーターなど
・職種
フォークリフト
・雇用形態
派遣社員(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約1:4くらいとなっています。なお、今回は派遣社員をピックアップして紹介します。)
・給与体系
時給制です。時給1200円と高めに設定されています。これは有資格職のためです。
給与例:24万円
・勤務形態
勤務時間は08:30~18:00の日勤のみとなっています。5勤2休となっており、基本的に土日が休みとなっています。
・福利厚生
社会保険100%加入、有給、格安社員食堂が利用できることが挙げられます。
軽作業、半田、検査、ピッキングなど
・職種
ピッキング
・雇用形態
アルバイト(求人数を見ると、正社員とそれ以外の割合が約1:3くらいとなっています。なお、今回はアルバイトをピックアップして紹介します。)
・給与形態
給与は時給制です。時給950円となっており安めに設定されています。これは、業務が簡単なためです。
給与例:月給17万~20万円
・勤務形態
勤務時間は(1)09:00~18:00の日勤と(2)21:00~06:00の夜勤、二つです。
固定勤務のため生活のバランスが崩れることはありません。なお(2)の夜勤の場合、時給が1.25倍になります。週休2日制で事前申請制となっています。
・福利厚生
交通費支給、有給の他、正社員登用制度もあります。
*雇用条件は各雇用先によって異なりますので、上記はあくまで一つの例としてお考えください。
なお、詳しい雇用条件について知りたいという方は《ジョブハウス工場》に掲載されている各社紹介記事や求人記事をご覧になってみてください。
物流工場で働くにあたってのポイントは??
物流工場で働く場合の注目すべきポイントをいくつか紹介します。
女性も大丈夫?
物流業界というと、荷物の運搬がメインの仕事なので、力には自身のないという女性やシニア・ミドル世代の方は不安に思うかもしれません。
しかし、力仕事のみの職場ではないので女性活躍中の求人もたくさんございます!。例えば、生産・在庫管理などの事務職やマシンオペレーター業務などがそれにあたります。
どうしても不安だと思う方は職探しをする際に生産・在庫管理などの事務職などがあるのかどうか確認してみると安心して働けます。
正社員のお仕事
二つ目に紹介するポイントは、正社員の求人かどうかです。
この業界の工場は非正規雇用の割合が非常に多いです。正社員かそうでないかは給与はもちろん、福利厚生にも違いが出てくるため、非常に大きな問題です。
初めから正社員でなくても、正社員登用制度がしっかりしている求人もたくさんあるのでそういったところにも注目してみましょう。
高収入
工場の仕事はたくさんの有資格業務があります。資格を持っていると、行える業務が増えるだけでなく給与が良くなります。
興味がある業務の資格を持っていることで、楽しくお金を稼ぐことができますので、この機会に資格所得を検討して見るのも一つの手なのではないでしょうか。
仕事を探すうえでのポイント
では仕事を探す上でのポイントを説明していきます。
雇用形態
仕事を探す上で、正社員の求人なのかそうでないのかは最も重要なポイントかもしれません。正社員とそうでないとでは、給与をはじめ様々なところで違いが出てきますので、求人情報はしっかりと目を通しましょう。
給与形態
雇用形態とか関係して、給与形態も変わってきます。時給、日給、月給と様々な給与形態があり、例えば、正社員は月給の場合が多く、派遣社員は時給の場合が多くなっています。
残業時間
残業の有無、また残業があるとして、どの程度の時間なのかという問題は仕事以外のプライベートの時間に影響をもたらします。仕事をしながらでも、好きなことをして生きていきたいですね。
福利厚生
社会保険、各種手当以外でも、様々な福利厚生があります。寮であったり食堂であったり、または提携の娯楽施設での割引など、会社によって違いが大きいです。求人情報を見るときは給与だけでなく、こういったところにも注目してみましょう。
最後に
以上で「転職・就職する前に知っておきたい物流工場の給与・雇用形態!」の記事は終わります!
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《ジョブハウス工場》には物流業界の工場求人のほか、機械・金属・鉄鋼業界の求人や、半導体・電子業界の求人といった様々な記事や特集記事も多数掲載していますので、ぜひそちらも併せてご覧になってみてください。
また物流業界の工場においては様々な職種があり、自分に合ったものが見つかるかもしれません。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
