派遣に限らず、多くの人にとって、新しい職場での勤務初日は緊張と期待が入り混じった1日になるでしょう。こと派遣社員に関しては、新卒の新入社員のように同期入社のメンバーがいない場合も多いため、ややプレッシャーを感じやすいかもしれません。特に派遣として働いた経験がない方にとっては、初日をどのように乗り切れば良いのか、不安な気持ちもありますよね。

「今度初めて派遣として働くことになった!初日はどんな服装や髪型で出勤すべき?」

「いよいよ明日は派遣の勤務初日…。自己紹介って何を話せば良いんだろう?」

こうした疑問にお答えするべく、この記事では派遣の勤務初日に気をつけるべきポイントについて徹底解説!派遣のお仕事が決まった方&派遣求人を検討中の方は、ぜひこの記事を参考にして、万全の体制で勤務初日に臨んでくださいね。

派遣社員の勤務初日はこんな感じ!

派遣社員の勤務初日がどのような1日なのか、まずは以下の3つの観点からご説明します。

  • 勤務初日の流れ
  • 勤務初日の服装&髪型
  • 勤務初日の持ち物

勤務初日の流れ

企業や配属先にもよりますが、派遣社員の勤務初日は以下のような流れが一般的です。

1.派遣会社の担当者と合流 派遣会社の担当者が入社初日に立ち会ってくれる場合には、派遣会社や派遣先企業の最寄り駅などで合流し、一緒に勤務先に向かいます。立会いが難しい際には1人で勤務先に向かうケースもあるので、派遣会社側と事前に認識合わせをしておきましょう。
2.派遣先への出勤 勤務開始時間に間に合うように派遣先に出勤します。初日は特に10〜15分程度余裕を持って出勤できると良いでしょう。
3.挨拶&自己紹介 いよいよ、一緒に働く上司・先輩・同僚らと顔を合わせて挨拶や自己紹介を行います。挨拶や自己紹介のポイントについては記事内で後ほど詳しくご紹介するので、このまま続けてチェックしてくださいね。
4.オリエンテーション 会社・部署のルールなどについて説明を受けます。会社全体の大まかな業務やサービス内容についてレクチャーを受けるケースもあるようです。また仕事でPCを使用する場合には設定作業などを行います。加えて、社内の各種設備も併せて案内されることが多いため、食堂や休憩室など利用する機会の多そうな場所についてはしっかり確認しておきましょう。
5.仕事の説明&研修 ご自身が実際に担当する仕事について説明を受けます。必要に応じてメモを取り、不明点や疑問点があれば積極的に質問しましょう。担当業務によってはさっそく実務に入る可能性もありますが、初日から完全に1人で業務を任されることはそうそうありません。適宜上席者を頼りつつ取り組めばOKです。
6.退勤 1日お疲れ様でした!オリエンテーションや研修で教わった事柄を反芻しつつ、翌日以降の勤務に備えてひとまずしっかり休んでください。

3〜5に関しては順番が前後する場合もありますが、派遣の初日は大体上記のような流れを想定しておくと良いでしょう。なお会社や部署によっては、昼休憩のタイミングなどで上司・先輩・同僚らと一緒に食事をしながら交流を深める機会を設けてくれるところもあります。その際はぜひ積極的にコミュニケーションを取り、周囲と打ち解けられるよう努めてください。

勤務初日の服装や髪型は?

派遣の勤務初日の服装や髪型は、清潔感と適度なフォーマルさを意識するのが大切です。一般的なオフィスワークの派遣であれば、男性ならスーツ、女性ならオフィスカジュアルが望ましいでしょう。

一方、工場や製造の現場では作業服に着替えることが想定されるため、特にスーツなどを着用する必要はありません。こうした職場の場合、あまりにフォーマルなスタイルで初日に臨むと、却って職場で浮いてしまい悪目立ちする恐れもあります。

つまり勤務初日に重要なのは、派遣先企業のドレスコードに従うこと。大半の企業では業務内容や職場の雰囲気に応じた服装のルールが設定されているため、事前に派遣会社を通じて確認のうえ、そのルールに則った服装で出勤してください。また、もし初日以前に職場見学の機会があれば、実際に勤務している人たちがどんな服装をしているかチェックしておくと参考にできそうですね。

髪型やヒゲ、またメイクやネイルについても同様で、派遣先企業のルールから逸脱しないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。ルール的にはある程度自由度の高い職場であっても、初日はひとまず派手なアクセサリーや香水は控えめにしておくと無難かもしれません。

勤務初日の持ち物は?

派遣の勤務初日に必要な持ち物は、最低限の文具類とメモ帳、そして身分証明書などの書類です。これらはオリエンテーションや業務説明、研修の際に必要になることが多いです。なかには会社が用意してくれる文具類を自由に使えるところもありますが、初日は持参しておいたほうがベターでしょう。

また、身分証明書のほかにも派遣会社から事前に指示された書類があれば忘れずに持って行ってください。住民票などの公的な書類の提出を求められた場合は特に注意が必要です。なぜなら書類の種類によっては役所の窓口の開庁時間にしか交付を受けることができず、当日の朝に不足に気づいてももう間に合わない…といった恐れがあるからです。こうしたケースを避けるためにも、勤務初日の2〜3日ほど前には必要な書類が揃っていることを確認しておきましょう。

このほかにも、個人的な健康管理のための薬や飲み物を持っていくと安心です。ただし余分な荷物は控え、必要最低限のものを持参することを心掛けてください。

初日の挨拶や自己紹介のポイント

前章を読んで、派遣の勤務初日がどのような1日になるか、大まかなイメージをつかめたのではないでしょうか。

さて、続いてこの章では初日の挨拶や自己紹介のポイントについてご紹介します。ここで取り上げた内容を心に留め置いて、ぜひ新しい職場で好印象を掴み取ってくださいね。

話す内容を事前に考えておく

派遣の勤務初日の自己紹介に際しては、事前に内容を考えておくとスムーズに進みます。

初日に自己紹介や挨拶を全く求められない職場というのはごくまれです。そのため、業種や職種に関わらず事前に準備しておいて損はないでしょう。自己紹介では「ご自身の名前」「これまでの職歴や経験」「意気込み」を簡単にまとめて伝えるようにしましょう。

なお、ここで注意したいのは、自己紹介の全文を1から100までガチガチに固めておく必要はないということ。よほど記憶力に自信がない限り、勤務初日というただでさえプレッシャーを感じるシーンで、事前に考えた文章と一言一句間違えないように話そうとして、余計に緊張してしまい頭が真っ白に…なんて事態は想像に難くありません。それよりは大まかなトピックだけ定めておいて、あとはその場で自然と出てくる自分の言葉で話す、といったスタイルが良さそうです。

職歴&意気込みを簡潔に伝える

先に触れたとおり、勤務初日の自己紹介では、これまでの職歴や経験と今後の意気込みを簡潔に伝えることが大切です。

職歴に関しては具体的な社名などは出さなくて構いませんが、派遣先での業務に関連するスキルや経験をアピールできれば「この人は戦力として活躍してくれそうだな」といったポジティブな印象を持ってもらえるはず。なお、派遣先で全く未経験の分野にチャレンジする場合には、例えば「◯◯の仕事ははじめてですが、1日でも早くお役に立てるよう努力します」といったかたちで素直に、そして謙虚に伝えましょう。

なお、ポイントはあくまで簡潔に話すこと。仮にアピールしたいポイントがたくさんあったとしても、初日からあまり長々と自分の話をするのは却って逆効果です。例えば「過去に△年間、◯◯系の会社で✕✕の仕事をしてきた経験を活かし、チームに貢献できるよう頑張ります」といったかたちで、シンプルな伝え方を意識すると良いでしょう。

笑顔でハキハキと話す

初日の挨拶や自己紹介のポイントとして、最後にお伝えするのは笑顔でハキハキと話すことです。

勤務初日に限った話ではありませんが、明るい表情や元気な声は、多くの人に好印象を与えます。緊張していても笑顔を忘れずに、自分の言葉でしっかりと話しましょう。

また複数名に対して挨拶や自己紹介をする場合にも、できるだけ1人1人の目を見て話すよう心がけてください。各人とのアイコンタクトによって、相手に対する誠意も伝わるはずです。初対面の人と視線を合わせることに苦手意識のある方は、相手の首や顎のあたりを見て話しても構いません。それだけでも、相手は「自分に視線が向いている」と認識できるそうです。

第一印象は後々の人間関係にも影響を及ぼすもの。ですから初日の自己紹介や挨拶では自信を持って、前向きな姿勢で臨むことが大切です。

派遣の勤務初日の注意点

前章では、勤務初日の挨拶や自己紹介のポイントについて知ることができましたね。どれも特別難しいことではないため「これなら自分にもできそうだな」と安心した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

続いてこの章では派遣の勤務初日の注意点を大きく2つに分けてご紹介します。挨拶や自己紹介のコツと併せて覚えておいて、ぜひ実際の勤務時に役立ててくださいね。

時間に余裕を持って行動する

派遣の勤務初日は、時間に余裕を持って行動することが重要です。

これも派遣の初日に限った話ではないのですが、慣れない場所に行く場合、道に迷ったり、電車の乗り換えを間違えたり…といった予想外のトラブルが発生することもあります。余裕を持って早めに出発し、遅刻しないようにしましょう。

勤務初日の前日は、真面目な方ほど緊張してなかなか寝付けない可能性もあります。しかしその結果寝坊して遅刻してしまっては元も子もありません。前日にはぜひ早めに就寝するように心がけてくださいね。

なお公共交通機関の大幅な遅れなどにより、どうしても勤務開始時刻に間に合わなさそうな際には、できるだけ早めに派遣会社の担当者に連絡しましょう。勤務先の担当者の連絡先を把握している場合は、直接連絡してもOKです。

わからないことは早めに確認&相談を

初日の研修や業務説明でわからないことがあれば、上席者に早めに確認・相談してください。

特に初日は新しい情報が多く、混乱しやすい環境に身を置くことになります。分からないことをそのままにしておくと、後で大きな問題になる恐れも。一般的には入職からの時間が短いほど、周囲の手厚いフォローも期待できますよ。また、早い段階で積極的に質問することで、業務に対する理解が深まるのはもちろん、やる気のアピールにもつながって一石二鳥かもしれません。

なお、派遣先企業に対する違和感や疑問を抱いた場合には、派遣先の社員ではなく派遣会社の担当者に早めに相談してください。必要があれば派遣先を変更するなど、適宜対応してくれるはずです。

おわりに

さて、派遣の勤務初日に気をつけるべきポイントについて、多方面からご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

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