就職活動や転職活動で要となってくる面接。採用に直結するため、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では読者の皆様の不安を少しでも和らげることを目標に、面接の前に知っておいていただきたいことについてまとめました。
工場面接に必要な事前準備物
いざ面接を受けるにあたり、準備しておくべき物をご紹介します。
必要書類
企業によって異なりますが、求人に応募すると、企業から「履歴書」や「職務経歴書」などの書類を求められることが多いです。
面接に持参するよう指定された場合は、不備がないように準備しておきましょう。
特に履歴書には顔写真が必要となるため、直前になって慌てることのないよう、余裕をもって準備しておいてください。
また、手書きなど特に企業から指定がない場合、書類は手書きでも印刷でも構いません。
どちらにせよ、誤字脱字がないように、印刷ミスがないようになど、企業に対して失礼がないように注意しましょう。
筆記用具
企業によって異なりますが、面接と同じ日に書類選考を実施する場合もあります。
また、書類選考がなくても、入館時などに名前の記入を求められることもあります。
そういった場面に備えて、ボールペンや鉛筆、消しゴムなど、最低限の筆記用具は用意しておくと安心です。
面接前の準備が肝心?まずは身だしなみから!
では次に、身だしなみについて注意すべきことをご紹介します。
身だしなみで気を付けたいポイント
面接では、第一印象がとても重要です。
一目見た際の印象が悪いと、どんなに面接での受け答えが良くても、不採用になってしまう場合もあります。具体的には、下記の3点を面接官は重視しています。
ポイント1:清潔感
まず最初のポイントは「清潔感」です。
これから企業の一員として働くうえで、面接の場だけでなく、様々な場面で清潔感は求められます。
衣服にホコリや汚れがついていたり、髪に寝癖がついていたりすると、マイナスなイメージになるので注意しましょう。
また、スーツの着こなしにも注意が必要です。
サイズが合っていない、ボタンが外れていたりというのも悪印象なので、事前にスーツを確認しておきましょう。
ポイント2:TPO
次のポイントはビジネスシーンにおける「TPO」です。
TPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の3つの言葉の頭文字を取ったものです。
応募者がTPOを理解したうえで、面接の場やビジネスシーンに合った服装を選択できているかを、面接官は確認しています。
TPOに則していないと、「社会常識がない」「会社のイメージを下げてしまうかもしれない」という印象を持たれてしまいます。
社会人としてTPOを理解できる人材であることをアピールするためにも、服装には気をつけましょう。
ポイント3:服装全体のバランス
3つ目は「服装全体のバランス」です。例えば、ビジネススーツを着ているのに靴だけスニーカーだったりすると、アンバランスな見た目になってしまいますよね。
他にもジャケットが紺色なのにボトムがグレーなど、ぱっと全身を見たときのバランスが合っていないと違和感を持たれてしまいます。
それぞれのアイテムだけでなく、服装全体のバランスが良く見えるようにコーディネートを考えましょう。
では、具体的にどんな服装で面接に行けばいいのでしょうか?これから、望ましい服装について男女別にご紹介します。
男性
・服装
実際に工場で働く場合は作業着でも、面接時はスーツが基本です。スーツが用意できない場合でも、無地や襟付きのシャツなどオフィスカジュアルを意識した服装が無難です。
デニムなどのカジュアルな服装は避けましょう。
▼オフィスカジュアルとは?▼
オフィスカジュアルにしっかりとした定義はありませんが、一般的に社会人の最低限の礼儀をわきまえた服装と言われています。
イメージとしてはスーツよりも少しカジュアルなふくそう服装です。ジャケットやカーディガンにシャツやパンツ、スカートといったスタイルが基本です。
パーカーやGジャンなど、一般的にストリートと呼ばれるジャンルの服装はオフィスカジュアには含まれないんで、注意してください。
・髪型、ピアスなど
前髪が目にかかっていない、髭がそってあるなど清潔感を感じられれば好印象になります!また面接の際はピアスや派手な腕時計は控えるようにしましょう。
・靴
服装に合わせた靴を選びましょう。革靴かきれいめのスニーカーが望ましいです。せっかく服装にあった靴を選んでいても、汚れがあるとイメージダウンにつながるので、前日までに手入れが十分かを確認しましょう!
・鞄
履歴書や書類の入るA4サイズのものが便利です。避けた方がいいものとしてはリュックサックやトートバッグ、ハンドバッグなどのカジュアルさが感じられるものになります。
女性
・服装
スーツもしくは無地のブラウスに丈の短すぎないスカートなどといったオフィスカジュアルを意識した服装が望ましいです。露出の高い服装は避けましょう。
・髪型、メイクなど
長い髪はまとめておきましょう。メイクはナチュラルメイクが基本です。
またネイルもメイク同様派手すぎないものを心がけ、長さにも注意しましょう。ピアスや派手な腕時計も避けた方がよいでしょう。
・靴
ヒールが高すぎないか(5cm以内)、つま先はとがりすぎていないか、目だった汚れはないかなどに気を付けましょう!パンプスやキレイ目のスニーカーが望ましいです。
・鞄
履歴書や書類の入るA4サイズのものが便利です。避けた方がいいものとしてはリュックサックやトートバッグ、ハンドバッグなどのカジュアルさが感じられるものになります。
面接会場に行く前に気を付けたいこと3か条!
到着時間
面接日当日の到着時間は面接担当者によってその受け取り方は異なるので一概に決まっているわけではありません。ですが一般的には面接開始10分前が良いとされています。
ここで大事なことは、遅刻をしないことはもちろんですがあまりに早く着きすぎても面接担当者の仕事に支障をきたしてしまうということです。
これではせっかく早くついても好印象にはなりません。早く着いたら会場の近くで身だしなみを整えたり心の準備をしたりして時間調整をしておきましょう。
遅刻や行けなくなった時の対処法
時間に余裕をもって出かけたとしても、電車遅延などの交通トラブルや面接の開始時間を勘違いしていたなどの要因でどうしても面接開始時間に間に合わないこともありますよね。
そういった場合はできる限り早く面接担当者に電話で謝罪をするようにしましょう。ここでのポイントは連絡を電話で行うことです。そこで伝えるべきこと・確認すべきことは以下の通りです。
・遅刻することに対する謝罪
・遅刻の理由(簡潔に)
・到着予定時間
・遅れても面接を受けることができるのか
また都合が悪くなり面接日に企業に訪問することができなくなった場合は、できるだけ早く、遅くても前日までに謝罪の連絡をいれるようにしましょう。
面接会場の場所や駐車場について
面接会場に向かう場合、公共交通機関を利用する方は多いですよね。駅から会場までは道に迷うことも考慮して時間は長めに見積もっておきましょう。
車やバイクで向かう場合は、会場の近くにコインパーキングなどの駐車できる場所があるかの確認や、道が渋滞しそうかなどの時間的な確認などを必ずしてください。
入室・退室のマナー
ここからは話す内容と同様に面接担当者の印象に深く関わってくる部分である面接時の立ち振る舞いについてご説明していきます。
入室
1 「失礼いたします」と一言かけてからドアを3回ノックする
2 入室したらもう一度「失礼いたします」といってお辞儀する
3 振り返ってドアを閉める
4 椅子の横に立ち名前と簡単な挨拶をしてからお辞儀する
5 面接官が「お座りください」といったら質疑応答開始
面接官によくみられるポイントを解説!
①挨拶・目線・声の大きさ
自ら挨拶しているか、面接官の顔を見て話しているか、声が小さくないか、こういった部分がよく見られています。
入室したら面接官の目を見てハキハキとした口調でこちらから挨拶するようにしましょう!
②挙動不審でないか
緊張すると顔や髪をいじる癖のある方や、貧乏ゆすりをする癖のある方は要注意です!また緊張のあまり表情が硬くなる方も多いですが、リラックスして話しましょう!
③言葉遣い
普段は敬語をうまく使える方でも面接という慣れない環境に立たされたり、想定外の質問にとまどうと親しい友人と話すような口調になる方が多いのは事実です。
こういった部分も実はかなり見られていますので、注意しましょう!
退室
1 終わりの合図があったら「ありがとうございます」と言って席を立つ
2 椅子の横で「失礼いたします」と言ってお辞儀する
3 ドアの前まで歩き、振り返って「失礼いたします」とお辞儀する
4 ドアを開けて退出
工場から求められる人物像
さて、面接で合格するためには、企業が求めている人材像に適しているかが重要なポイントとなってきます。
ですが、どんな人材像が求められているか、求人票などを見ただけでは分かりにくい場合もありますよね。
そこでこれから、工場が求める人材像について説明していきます。
真面目で根気強く働ける人
工場によっても異なりますが、工場は新入社員に仕事を覚えてもらったり、技術を身につけてもらうために、長い時間をかけて教育を行うことが多いです。
社員がすぐに辞めてしまうと、教育にかけた時間やコストが無駄になってしまいます。
そのため、長く会社で活躍してもらうためにも、真面目に根気強く働き続けてくれる人を優先して採用します。
面接では自分の真面目さや根気強さなどをアピールするために、部活動などでスポーツに取り組んだ経験や、困難を乗り越えて何かを達成した経験を話すと好印象を持たれるでしょう。
体力に自信がある人
工場の仕事には、重い物を扱う作業や、長時間立ったまま行う作業が多いです。
そのため、体力に自信がある、健康な人は採用されやすい傾向にあります。
面接では部活動や趣味での運動経験などを話すと、体力に自信があることを伝えられ、採用の可能性を上げられます。
周囲と協調しながら仕事を進められる人
工場の仕事には個人でもくもくと行うものもありますが、業務によってはチームで連携しながら取り組む作業もあります。
そのため、周囲の人と協調しながら仕事を進めることも大事です。
面接では集団で何かに取り組んだ経験を話すと、好印象を与えることができます。もし具体的な経験がなければ、自分が仕事をするうえで、協調性が重要だと考えていることを話すとよいでしょう。
面接でよくある質問と逆質問
面接内容はその企業や面接担当者によって変わるとお考えではないですか?ですが実際は面接で聞かれる内容はどこの企業でも概ね共通しています。ここではよく聞かれる質問をご紹介します!
面接に行く前にここにある質問への回答を準備して、自信をもって面接に向かいましょう!
面接のはじめで聞かれやすい質問
1「自己紹介をお願いします」
簡単に自己紹介をしましょう。目安は1分程度です。転職の方は氏名と職務経験、その経験に基づき面接先の仕事に活かせそうなことについて簡単にまとめましょう。
学生の方や新卒の方は氏名と今までやってきたバイト経験などについてまとめましょう。
2「弊社を志望した理由は何ですか?」
ものづくりが好き、などから派生させてその工場ならではのことを理由にできると好印象です。
3「工場経験はありますか?」
ある場合は、その工場でどのようなことをしていたかまで聞かれることが多いので、答えられるようにしておきましょう。
ない場合も未経験歓迎求人はたくさんあるので心配する必要はありません。
4「前職を辞められた理由は何ですか?」
たとえ人間関係や待遇面が理由だったとしても、前職の悪口に取られるような内容は話さないようにしましょう。
採用後自社の悪い評判を流されるのを恐れて採用につながらない可能性があります。やりたいことを見つけたなど前向きなことを言うようにしましょう!
面接の中盤で聞かれやすい質問
1「あなたの長所と短所を教えてください」
作業内容によってチームワークを必要とする場合や、集中して黙々とこなしていく力が必要な場合があります。長所は自分の任されるであろう作業に合ったことを言うようにしましょう。
短所はない方がいいと思う方もいるかと思いますが、短所を言わないとかえって自分に甘い人ととられてしまうこともあるので、業務に差し支えない程度で答えましょう。
2「交替勤務は可能ですか?/残業は可能ですか?」
こういった勤務に関する質問をされます。このような質問をされる場合は求人の条件欄に記載されているので、注意して応募しましょう。
逆質問
1「何か質問はありますか?」
この質問がくれば面接ももう終了が近いです。ここでは一つでもいいので何か採用決定後のことに関して質問できると意欲をアピールできます。
その場合「それでは最後に一つだけお聞きさせていただきますが,,,」など最初に個数を指定してしまうと便利ですよ。
2「最後になにかありませんか?」
最後の自己PRの場になります。言い残したことや、アピールしておきたいことについて話しましょう!面接ですでに言ったことと同じでも構いません。意欲を見せましょう!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
面接に対する不安を和らげるお手伝いはできたでしょうか?
それでは皆様面接頑張ってください!
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