ジョブハウス工場ではお仕事探しの支援をさせていただいておりますが、一般的な仕事探しの選択肢として「ハローワーク(公共職業安定所)」で仕事を探すという方法があります。
ハローワークではお仕事探し以外にも、転職に関わる給付金の受け取りができます。このコラムでは受け取れる給付金を中心に、どんな条件でどれだけもらえるのかも交えてご紹介していきます。
代表的な手当・給付金
この章では、ハローワークで受け取れる代表的な手当や給付金についてご紹介します。
失業手当
失業手当(失業保険)とは、退職した人が次の就職先を探すまでの間にかかる生活費を支援する手当のことです。現在就業していない人が対象で、アルバイト・パートとして働いている人、次の就職先が決まっている人は支給の対象外となります。もし不正が見つかった場合、支給停止や一括返還などの措置を取られる場合がありますのでご注意ください。
失業手当の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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再就職手当
再就職手当とは、失業手当の受給資格を満たしている人が、早い段階で再就職をした場合にもらえる手当のことです。早く安定した職業に就くことを促すのが目的で、次の仕事が早く決まるほど手当の給付率が高くなります。
再就職手当の詳細については、以下をご覧ください。
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職業訓練給付金
職業訓練給付金とは、職業訓練を受けて知識や技能を身につけてから再就職を目指す人に向けた給付金です。こちらは何らかの事情によって雇用保険を受けられない人が対象となります。
職業訓練給付金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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教育訓練給付金
教育訓練給付金とは、厚生労働省が指定する教育訓練を修了した際に受講費用の一部を受け取れるお金のことです。こちらはアルバイト・パートや派遣労働者も対象となり、キャリアを形成して被保険者に雇用の安定と再就職を促すことを目的としています。受講期間のうち最大1年間分の費用を対象に、総額の20%(上限10万円)を受け取れます。
教育訓練給付金の詳細については以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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傷病手当金
傷病手当金とは、被保険者が病気やケガなどで会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される手当です。支給される期間は、支給を開始した日から通算して1年6ヶ月となります。
傷病手当の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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住居確保給付金
住居確保給付金とは、失業・廃業などで生計維持者の収入が減り、家賃が払えなくなった場合に支給される給付金です。また、就業中に収入が減ってしまった方も対象になります。支給額は市町村によって異なりますが、原則として家賃の約3ヶ月分で、延長は2回まで可能です。つまり、合計約9ヶ月分の家賃を住居確約給付金として受け取れます。
住居確約給付金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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寄宿手当
寄宿手当とは、公共職業訓練などを受けるためにホテルなどの宿泊施設を利用した際に支給される手当のことで、支給額は月額10,700円です。寄宿手当は公共職業訓練を受講する日にのみ支給され、公共職業訓練等受講開始前および受講終了後の寄宿した日については支給されません。
寄宿手当の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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高年齢求職者給付金
高年齢求職者給付金とは、高年齢被保険者の人(65歳以上の雇用保険の加入者)が失業中に受け取れる給付金です。日額は、賃金日額の平均(離職以前6ヶ月の賃金の合計÷180)の5〜8割となります。給付期間は被保険者期間が1年未満の場合、受け取れるのは最大30日、1年以上の場合は最大50日となっています。
高年齢求職者給付金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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特例一時金
特例一時金とは、短期特例被保険者の人が失業した場合に受け取れる手当です。基本手当日額の40日分に相当する額が支給され、受給期限は離職日の翌日から6ヶ月間となります。
特例一時金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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育児休業給付金
育児休業給付金とは、雇用保険の被保険者が1歳未満の子どもを養育することを目的とし、育児休業を取得した際に受け取れる給付金です。育児休業中に働くことができず、十分な収入を得られないパパ・ママが子育てに安心して専念できるよう定められました。
育児休業給付金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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日雇労働求職者給付金
日雇労働求職者給付金とは、日雇派遣で働いていた人が失業した際に受け取れる給付金です。ここでの失業とは、派遣が予定されていたものの何らかの理由で派遣されなかった場合を指しています。納付された印紙保険料の等級とその日数によって、日額7,500円、6,200円、4,100円ともらえる金額が異なります。
日雇労働求職者給付金の詳細については、以下をご覧ください。
受給要件 |
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受給プロセス |
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給付金を受け取るうえでの注意点
申請手続きは複雑で時間がかかる
今まで見てきたように、ハローワークで受け取れる給付金の種類にはさまざまあります。受給手続きは複雑で時間がかかるものになっていますので、「給付金をもらおう」と思ったらハローワーク職員の方と相談しながら進めていきましょう。
職員の方に相談することで、手続きにかかる手間が少なくなったり、書類の不備を見つけやすくなったりします。特に初めて手続きをする方は戸惑うことも多いかと思いますので、積極的に利用していきましょう。また、手続きのときには印鑑や身分証明書を使うことも多いため、常に携帯しておくのをおすすめします。
不正受給をすると3倍にして返すことに…
「不正受給をしよう」と思ってする方はあまりいらっしゃらないと思いますが、給付金手続きは複雑になっていますので、気づかないうちに不正受給をしてしまうかもしれません。
もし誤った方法で受給すると、受給が停止するほか、「受給した額の3倍にして返還しなければならない」厳しいペナルティがあるということを、頭に留めておいていただければと思います。
例えば失業手当であれば以下のような場合は不正受給にあたることがありますので、
- 書類の記入・収入の申告などは正確に
- 就職が決まったことや短期でも働いたことは必ず報告
が大切になります。
≪不正受給に当たる例≫
- 離職票の内容に誤りがあった
- 就職が決まったことを失業認定申告書に書いていなかった
- 受給中に得ていた収入の申告額に偽りがあった
- 受給資格証を他人に譲り渡した
- 労災保険による給付金を受けているときに雇用保険を受け取る
まとめ
このコラムでは、ハローワークで受けられる手当やもらえる給付金についてお伝えしました。
お仕事探しや手続きについて、1人では分からないことも多く不安もあるかと思います。そんなときはぜひハローワークに行き現状を相談してみましょう。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
