日本国内の製薬メーカーでの売上高は1位で、世界の医薬品メーカーの売上ランキングでは16位である《武田薬品工業株式会社(以降:武田薬品)》。

このページでは、そんな《武田薬品工業株式会社》の企業概要とともに、工場ではどのような仕事をしているかを紹介していきます。

 

 

武田薬品工業株式会社ってどんな会社?

はじめに《武田薬品》の工場ワーカーがどのような仕事をしているのか知っていただく前に、武田薬品がどのような会社なのか、基本情報や売り上げといった点について説明していきます。

 

まず武田薬品の基本情報について紹介します。

 

会社名

武田薬品工業株式会社

 

本社    

〒540-8645大阪市中央区道修町四丁目1番1号


 東京本社            

東京都中央区日本橋二丁目12番10号


 創業

1781年 ( 天明元年 ) 6月12日


 設立

1925年 ( 大正14年 ) 1月29日


 代表者

代表取締役 社長CEO  クリストフ ウェバー


 資本金

652億円 ※2017年3月末時点


 従業員数

6,638名 ( 単体 ) 、29,900名 ( 連結 ) ※2017年3月末時点


 株主総数

287,020名 ※2017年3月末時点


 事業内容

医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入


 研究開発拠点    

東京、大阪、湘南、光(以上日本)、パロアルト、サンディエゴ、ディアフィールド、

ボストン、ボーズマン、マディソン、フォート・コリンズ(以上米国)、

リオデジャネイロ(ブラジル)、ケンブリッジ、ロンドン(以上英国)、

シンゲン(ドイツ)、チューリッヒ(スイス)、広州、上海(以上中国)、シンガポール


 生産拠点

日本(大阪市、光市)、イタリア、アイルランド、ドイツ、オーストリア、デンマーク、

ベルギー、ノルウェー、ポーランド、ロシア、中国、インドネシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、エストニア、インド

 

関係会社

連結グループは当社と連結子会社135社、持分法適用関連会社15社を合わせた151社により構成されております。※2016年3月末時点

 

以上が武田製薬の基本情報となっています。この他にもジョブハウス工場では製薬・化粧品業界の求人を多数扱っておりますので是非ご覧ください。

 

 

武田薬品はどんな事業を行っているの?

《武田薬品》がどのような事業を行っているのか渡っていただいたところで、次に《武田薬品》がどのような事情を現在行っているのかご紹介していきます。

 

医薬品を通じて人々と健康と医療の未来に貢献

《武田薬品》が最も力を入れているのが医薬品の開発、製造、販売を通じての世界への貢献です。医薬品の中でも特に力を入れている分野がオンコロジー(がん)、消化器系疾患、中枢神経系疾患になります。

これらの領域は患者さんからのニーズがとても高くなっています。そのためこの3つの分野の高度な専門性の構築とパイプラインの強化を行っています。

 

オンコロジー分野

温古ロジー分野については臨床実験初期段階のプロジェクトが多数あります。多発性骨髄腫治療剤(ニンラーロ)やと悪性リンパ腫治療剤(アドセトリス)については画期的治療薬として患者さんの治療に貢献しています。

その他にもガン分野では様々な治療薬を開発しており、多くの患者さんを助けています。なおオンコロジー分野は急速に発展しているため、今後も《武田製薬》は効果的な治療方法を見出していていくと考えられます。

 

消化器系疾患分野

潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤(エンティビオ)については消化器系疾患を抱える患者さんの生活を大きく変える医薬品として活躍しています。エンディピオについては現在対応している適応症以外にも多様な消化器系疾患に応用していくことが可能だと考えられています。

 

中枢神経系疾患分野

中枢系疾患については従来から治療が難しいとされてきた分野になります。この分野に含まれるうつ病については「トリンテリックス」という医薬品があります。この薬は効果的な治療剤でうつ病患者の認知機能と身体機能に改善効果をもたらしました。この認知機能と身体機能というのは病患さんの3分の2が苦しむ症状であり、今後さらなる効果が期待されている治療薬になります。

 

このように様々な分野において治療薬を開発していき、多くの患者さんを助けているのが《武田製薬》になります。

 

 

武田製薬のCSR活動(企業の社会的責任)ではどのようなことを行っているの?

《武田薬品》がどのような事業を行っているのか理解していただいたところで、次に《武田薬品》のCSR活動についてご紹介していきます《武田薬品》のCSR活動は大きく分けて4つに分けることができます。


人権への取り組み

人々の健康に貢献していくためには人々の権利を尊重しなければいけないという考えのもと、従業員をはじめ全ての人々のいのちと尊厳をと人権を尊重していくとしています。


労働への取り組み

性別、年齢、人種に限らず、ここの違いを認識した上で、それぞれが最大限力を発揮していくことができる企業を《武田製薬》は目指しています。


環境への取り組み

人々の健康を守るためには、美しく豊かな環境を守ることも大事であるとしています。そのため《武田製薬》では地球規模の環境問題と向き合い、保全活動を推進していくとしています。


腐敗防止への取り組み

《武田製薬》はいかなる時でも誠実を旨として営業を営んでいくことを目指しています。そのために「タケダイズム」(誠実:公正、正直、不屈)と呼ばれる価値観を軸として活動を行っていきます。

 

以上が《武田製薬》のCSR活動になります。

 

 

武田製薬が募集する工場ワーカーの種類や条件はどうなっているの?

《武田製薬》のCSR活動について知っていただいたところで、次に具体的に《武田製薬》が募集する工場ワーカーはどういった仕事を行うのか、またどのような条件で募集されているのか紹介していきます。

 

仕事内容について

現在募集されている仕事は医薬品の製造オペレーター、環境サンプリング業務、医薬品工場の設備に関するオーナーズ・エンジニアリング業務の3つとなっています。

 

製造オペレーター

製造オペレーターという仕事では医薬品の製造における様々な工程を行うことになっています。まず大きく分けて製造するものは固形剤と注射剤になります。

固形剤では原料の前処理から錠剤の製粒やフィルムコーティング、印刷、検査、充填、小分け、梱包など最初から最後までの様々な工程を行っていただきます。

注射剤ではマイクロカプセルの無菌製造や無菌充填、検査、梱包、工程管理、環境調査などを行っていただきます。


環境サンプリング業務

環境サンプリング業務では、無菌製造エリアにおける環境菌やその他の菌をサンプリング業務や、環境モニタリングデータのまとめ業務などを行っていただきます。


エンジニアリング

医薬品工場の設備に関するオーナーズ・エンジニアリング業務を行っていただきます。

オーナーズ・エンジニアリングとは、発注者(雇用主)が専門家を雇用し、発注者から工場設備のサポートや設備の更新といったことを依頼されて行う業務のことを指します。

 


給与や条件というのはどのようになっているの?

現在どのような仕事が《武田製薬》で募集されているのか分かっていただいとところで、次に雇用形態や給与形態といった具体的な内容について説明していきます。なお今回は製造オペレーターの場合の条件をご紹介いたします。

 

製造オペレーター

製造オペレーターの場合、雇用形態、勤務形態、給与形態、福利厚生などは次のようになっています。


雇用形態:契約社員


勤務形態:勤務形態については固形剤か注射剤かによって変わってきます。


【①固形剤の場合】

標準勤務:8:00~16:45

 時差勤務あり

※時差勤務とは1日の実質労働時間は変わらずに始業時間、就業時間をずらす勤務形態になります。

 

交替制勤務

1直:8:00~16:00

2直:14:00~21:30

3直:21:00~翌8:00 

A勤務:8:00~16:45

B勤務:8:00~20:00 

C勤務:20:00~翌8:00


 シフトパターン

4組3交替(錠剤製造):1直・B勤務・2直・C勤務・3直・休・休・休

5組3交替(顆粒・カプセル製造):B勤務・A勤務・C勤務・休・休

 

【②注射剤の場合】

標準勤務:8:00~16:45

 時差勤務あり



 給与形態:給与についても固形剤か注射剤かによって分かれてきます。

【①固形剤の場合】

月給:210,000円+交替制勤務手当

※深夜勤務手当を含んだ場合になります。また手取り額はシフトパターンにより変わっていきます。

 

交替制勤務手当 月額平均

4組3交替:40,000円

5組3交替:32,000円


【 ②注射剤の場合】

月給:

無菌室業務   217,000円

無菌室業務以外 210,000円

 

休日・休暇:休日に土江はシフト制になり、月9~13日になります。その他には夏季、年始年末、となっています。また年次有給・産前産後・育児・看護・介護休暇を取ることも可能となっています。

 

福利厚生:昇給年1回 、賞与年2回 、通勤交通費実費 、各種社保完備 、社員食堂(自己負担額 310円/食) 、社内診療所あり、健康診断(年1回、無料) 、作業服その他保護具無償貸与 、表彰制度

 このように製薬・化粧品業界では社会保険が完備されていることが多いです。

 

最後に

以上で《武田薬品工業株式会社の工場ワーカーについてご紹介します!》についての記事は終わります。

 

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