「技術職」っていったい何?製造を支える専門人材について徹底解説!

仕事をネットで探していると、「技術職」で募集している求人をよく見かけますよね。でもこの「技術職」という言葉、謎に包まれていると思いませんか?


・そもそも技術職って何?

・どんな人が技術職に向いているの?

・未経験からでも技術職になれる?


疑問点はいくつもありますよね。そこで今回はそんな技術職について詳しくご紹介します。あなたの仕事探しにぜひお役立てください。


技術職ってどういう意味?

技術職とは、専門知識を活かして製品作りの工程に関わる仕事のことです。理系から工学系まであらゆる専門的な知識を用いて、製品の開発・設計に携わります。日本のものづくりを昔から支えてきた技術職の存在は、今も欠かせません。

技能職とはどう違う?

技術職とは別の言葉で「技能職」があります。よく似た言葉ですが、「技術職」と「技能職」とで何が違うのでしょうか。この2つの違いを解説します。

・技術職…専門知識を元にして製品を生産するシステムを作り上げる仕事

・技能職…技術職が作り上げた生産体制に従って、技能を活かして作業をする仕事

つまり、仕組みづくりの担当が技術職、その仕組みの中で実際に動くことを担当するのが技能職であるといえるでしょう。


技術職にはどんな仕事がふくまれる?

「技術職」とひと言で表しても、実は仕事のタイプがいくつかあります。

仕事は主に5種類にわけられます。

・製造技術職

・開発職

・生産技術職

・研究職

・設備保全

それぞれの仕事を見ていきましょう。

製造技術職

製造技術職とは、製品の生産体制を整備する仕事のことです。各工程の作業効率や品質保持の向上を目指して、製造手順を細かく決めます。業務全体を広い視野で把握して問題点を見つけられる方や、解決策を提案できる方に向いている仕事です。現場をスムーズに回しつつ、トラブルにも柔軟に対応できる力があれば、製造技術職として高く評価されるでしょう。

開発職

開発職とは、新たな研究や分析結果に基づいて、生まれた価値を製品にする仕事のことです。人々に求められる製品を作るためには、年単位の長い時間を費やします。そのため、根気強い方や他部署と協力しながら上手にコミュニケーションが取れる方に向いているでしょう。

生産技術職

生産技術職とは、より良いものづくりができるように、生産体制を整備する仕事のことです。具体的には、生産ラインへの設備の導入や、人員の配置、設備の開発などを担当します。論理的な思考力と高いマネジメント能力のある方が向いているでしょう。

研究職

研究職の仕事は2つにわけられます。

・基礎研究…学術知識を用いて新しい成分や原理を導く研究

・応用研究…将来的な実用化のために商品開発で役立つ研究

このような仕事柄、研究職は探究心が強く、柔軟な発想力や集中力を持っている方が向いているでしょう。

設備保全

設備保全とは、工場の設備点検や修理、監視などを行う仕事です。製品を安定して生産するためには、日々のメンテナンス作業が重要になります。また、設備トラブルに対応することは、従業員の安全を確保することにもつながります。責任感と高いリスクマネジメント能力がある方に向いているでしょう。


技術職はどんな業界で活躍できる?

技術職は仕事内容が多岐にわたるので、下記の通り幅広い業界で活躍できます。

◇製造業界

◇建設・建築業界

◇エネルギー(電気・ガス・水道)業界

◇運輸運送業界

◇農林水産・鉱業業界

人々が豊かな暮らしを送るために欠かせない仕事が、技術職です。物流システムの構築や自然エネルギーの実用化に向けた研究など、様々な業界を技術職が支えています。


技術職に向いている人の特徴は?

モノづくりが好き・得意な人

技術職はどの業種でも、なにかを生み出すという点では共通しています。専門知識があってもモノづくりに興味のない方より、創作意欲が高く、新しい製品やサービスを生み出すことに興味があり、得意な方にこそ向いているでしょう。

新しいことを知りたい人

技術職はいつも高い技術を求められ、時代によって知識や技術はどんどん進化していきます。そのため、学ぶ意欲や向上心は欠かせません。こうした職業柄、新しいことに興味や関心のある方に向いている仕事といえるでしょう。

几帳面な人

研究や開発の分野は試行錯誤や失敗の繰り返しなので、几帳面な方が向いています。また、コツコツと作業を続ける能力だけでなく、トライアンドエラーの繰り返しにめげない粘り強さも必要です。

集中力がある人

地道な作業が続くのが、技術職の特徴です。時には設計図に沿った細かい作業も要求されるので、根気強く、集中力がある方に向いているでしょう。

コミュニケーション力がある人

意外なことに、技術職は他の部署と連携が多い仕事です。円滑にディスカッションができるコミュニケーション力や、他人の意見を聞きつつ、考えをしっかり主張できるが求められます。


未経験から技術職になれる?

未経験から技術職になりたいと思ったら、まずは求人の採用条件を確認しましょう。職種によっては理系、工学系の学歴がないと厳しい職種もあるようです。

ですが、学歴や経験に自信がなくても大丈夫です。技術職に関連する業務でスキルを高めて社内異動をしたり、資格を取ることで希望の仕事に就くことはできます。

教育体制がしっかりしている企業の場合、実務経験がない未経験者でも技術職として受け入れ可能なことはあるようです。

技術職に未経験から転職したい方は求人サイトで「未経験OK」「未経験歓迎」などで検索して、出てくる仕事に応募してみることがおすすめです。

イチからスキルを身につけられるチャンス!

技術職は習得できる技術や知識が幅広く、経験を重ねれば様々な業務を任せてもらえます。そのため、未経験から技術職になれば、業務を通して成長のチャンスがあります。はじめは大変かもしれませんが、イチから身につけたスキルは仕事をする上で武器になるでしょう。専門スキルや技術を習得して成果を出せれば、モノづくりに関わる喜びを味わえますよ。


まとめ

今回は技術職について、詳しくご紹介しました。本記事が少しでもあなたの仕事探しの参考になれば幸いです!技術職の仕事を探してみたいと思った方は、ぜひ無料の会員登録から始めてみてください。理想の職場をジョブハウス工場で見つけましょう!