大型免許とは
大型自動車に分類される車両を運転する際に必要な資格です。
大型免許の取得に際し、普通自動車免許または大型特殊免許をを取得した状態での運転経験期間が通算3年以上経過していること、という条件が設けられています。
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大型自動車免許で運転できる車両はどんなものがあるの?
大型免許を取得していれば、10tトラックやバスをはじめとする、大型車に区分される車両の運転が可能になります。
大型車の定義として
・車両総重量が11t以上であること
・最大積載量が6.5t以上であること
・乗車定員が30人以上であること
という基準があります。
大型トラックやバスの他にも、ミキサー車やダンプカーなどが大型車に区分されているため、運転するに当たって大型免許が必要になってきます。
車体の大きさゆえに、大型自動車を運転する際には普通車を運転するときとは全く違う操作や注意が必要になる為、運転自体の難易度が高くなっています。
なお、大型自動車免許を取得している状態では、大型自動車の他にも、原動機付自転車、小型特殊自動車、普通自動車、準中型自動車、中型自動車を運転する資格も有していることになります。
大型免許に種類がある?
大型免許には、「大型自動車第一種免許」と「大型自動車第二種免許」の二つの区分が存在しています。
旅客を運送する商業用の目的で旅客自動車を運転する場合に第二種普通免許が必要になります。また第一種は満20歳、第二種は満21歳以上という取得条件の違いまります。
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大型免許の取得方法は?
おおまかに大型免許について知っていただいたところで、次に大型免許の取得方法について説明していきます。
取得までの流れ
指定の教習所・自動車学校で、まず第一段階の技能教習と学科教習を修了し、仮免許試験に合格、第二段階の技能教習と学科教習を修了、最後に卒業検定に合格という過程を経て、教習所を卒業となります。
そして教習所を卒業後、本試験に合格してやっと免許証が交付されます。
免許を取得するに当たって、他にも独自に勉強や練習を積んでから直接運転免許試験場において技能試験を受ける方法や、免許取得合宿に参加するといった方法もあります。
取得にかかる期間
大型免許取得に臨むに当たる時点で何の免許を所持しているかで、必要な教習の時間が大きく異なります。
普通一種免許⇨大型 30時間普通に種免許⇨大型 26時間中型免許⇨大型 14時間取得にかかる期間は、平均して2ヶ月前後が相場になっているようです。
また、教習所に通学するという方法の他にも、免許合宿に参加することで短期間のうちに大型免許を取得するという方法もあります。
取得にかかる金額
金額に関しても、大型免許取得に臨もうとしている時点で何の免許を所持しているかで、必要な教習の時間が大きく異なります。普通一種免許⇨大型 30万〜35万円中型免許⇨大型 18万〜23万円
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大型自動車免許に関連する職種をご紹介!
それでは次に大型免許に関連する職種を見ていきましょう。
路線バスドライバー
駅や繁華街などと住宅地を結ぶ路線バスは、通勤通学を目的とする利用客をはじめ、地元の人たちにとって重要な公共交通機関としての役割を果たしています。
路線バスドライバー仕事内容
例勤務表通りに自分の乗車するバスとダイヤを毎日確認。 法令点検をきちんと行い、安全運転のための準備を行います。
路線データをシステムに入力、お金周りもぬかりなく準備します。路線バスの場合は、バス停ごとに停車することもあり、非常に繊細な運転が必要です。
また、停止前に立ち上がってしまう方もいらっしゃるので、そういった方への配慮が必要です。
路線バスドライバーの給料は?
安定した収入が得られます。 路線バスの運転手は長く勤める人が多く、経験を重ねることでスキルも高まりますし、顔見知りになるお客様も増えていきます。
年収は経験を重ねていくことに昇級していくことが多いです。特徴としては都営バスの運転手は年収が高いことが多く、チャレンジできるようであればまずは挑戦してみるのもよいでしょう。
大型トラックドライバー
大型トラックとは一般的に積載量が5tを超えるトラックのことで、生鮮食品から精密機械や産業廃棄物まで、大きな貨物や大量のモノを運搬する際に使用されるトラックを幅広く指すものです。
大型トラックドライバーの仕事内容例
基本的には、全国各地(都市と都市とを結ぶ)を移動することが多いです。 そのため、数日かけての長距離移動、というケースが一般的です。
物流センターや問屋の大型倉庫などの業者を相手にすることが多い為、早朝・深夜の業務がメインとなります。
通常は、4t車である程度トラックでの運転経験を積んだのち、半年間ほど助手として働き、付添い乗務を経てから、大型トラック運転手として独り立ちをする、というのが一般的な流れです。
大型トラックの場合、荷物を手動で動かすことは珍しく、多くの場合、フォークリフトを使う為、力仕事の必要がないという側面もあります。
大型トラックドライバーの給料
主に長距離間での荷物の輸送を担うことが多く、小型・中型トラックドライバーと比べて給与が高く設定されているのが特長です。
大型トラック運転手の平均年収は437万円(ボーナス込み)、平均月収は35万円、平均時給は1,560円です。
大型トラック運転手の過去8年間の年収推移は、年収400万円台前半付近で推移しています。 他の運転手系職業と比較しても大型トラック運転手の年収水準は高い傾向にあります。
職業別の年収ランキングでは大型トラック運転手は18位にランクインしています。
ダンプカードライバー
ダンプカーとは主に土砂や産業廃棄物などを運搬されるために用いられる車両で、積荷を傾けて一度に降ろすための機械装置を備えていることが特徴です。
何をどれだけ運搬するかによってダンプカーには細かな区分がありますが、おおまかに、土砂、肥料、木材チップ、産業廃棄物などを運ぶ、積載量が10t以下クラスの普通ダンプと、鉱山での採掘作業やダムでの工事で巨石や大量の砂利などを運ぶ、積載量が10tを超える重ダンプに分かれます。
特に大きなダンプカーでは公道を走ることをそもそも想定していないものもあり、大規模な工事やダム建設の現場などで利用されるものとして、大型車両に区分される大型ダンプが最もメジャーな存在です。
ダンプカードライバーの仕事内容例
工事現場の作業時間に合わせて、朝早くから夕方まで業務を行う勤務体系が多いようです。
その他のトラックドライバー職と比べると、長距離移動や手積み手降ろしの作業がほとんどない為、肉体的な負担は比較的少ないという側面も持っています。
ダンプカードライバーの給料
ダンプカードライバーの平均年収は424万円、平均月収は32.9万円、平均賞与は28万円です。過去6年間の年収推移は、年収400万円台前半付近で20万円程度の上昇傾向が見られます。
他の運転手系職業と比較してもダンプカー運転手の年収水準は高い傾向にあります。
ミキサー車ドライバー
ミキサー車とは、ミキシング・ドラムと呼ばれる回転可能な円筒状の容器を備えた貨物自動車のことを指します。生コンクリートを製造工場から工事現場に輸送する為に使われます。
ミキサー車ドライバーの仕事内容例
ミキサー車ドライバーは地場の生コン製造工場と工事現場との間での業務がほとんどなので、ダンプカードライバーと同じく、長距離を運転することは少なくなっています。
また、工事現場の作業時間に合わせて、朝早くから夕方まで業務を行う勤務体系がほとんどであり、残業も少ないなど、良好な労働環境の会社が多いようです。
ミキサー車ドライバーの給料
ミキサー車ドライバーの平均年収はボーナスを含めて約440万円。平均月収は約33.7万円となっています。他の運送系職業と比較しても、大型の車体を操作するミキサー車ドライバーの年収水準は高い傾向にあります。
最後に
大型自動車を用いる代表的なドライバー職をいくつかご紹介しましたが、大型自動車免許を活かすことができる仕事は、この他にも多くあります。
大型免許を活かした転職を検討するうえで必要な情報が記載されておりますので、ご自身に合った求人をじっくり探してみてはいかがでしょうか。
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