電気工事施工管理技士の試験日がいつなのか、令和8年度(2026年度)の日程を確認しておきたい方は多いのではないでしょうか。

この記事では1級・2級それぞれの試験日程を一覧で整理し、受験資格や申込のスケジュール、合格までに準備すべきことまでまとめて解説します。

この記事のPOINT

監修:ジョブハウス建設 鈴木実(すずき・みのる)。技術士紹介歴35年、紹介実績1,200名を誇る建設コンサルタント業界の転職のプロ。

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電気工事施工管理技士とは?1級・2級の違いをおさらい

試験日を確認する前に、電気工事施工管理技士という資格そのものを簡単に整理しておきましょう。

電気工事施工管理技士の仕事内容

電気工事施工管理技士は、変電設備や電気配線工事、太陽光発電設備工事などの現場で、工程・品質・安全・原価を管理する国家資格です。

施工計画の作成から職人への指示、発注者との調整まで、現場を動かす司令塔のような役割を担います。

1級と2級でできることの違い

2級は主任技術者として現場に配置できる資格ですが、1級を取得すると監理技術者として大規模な現場にも携われるようになります。請負金額の大きい元請け工事では1級が必須になる場面が多い点が大きな違いです。

区分 配置できる立場 担当できる工事
1級 監理技術者・主任技術者 金額の制限なし
2級 主任技術者 下請け中心の工事

2級の「土木」「建築」などとの違い

施工管理技士には土木・建築・管工事などの区分もありますが、電気工事区分は電気設備工事や電気通信工事に特化した内容が出題されます。配属される現場のイメージが明確な人ほど学習の的が絞りやすい資格だといえるでしょう。

受験者数・合格率の傾向

電気工事施工管理技士は土木・建築に比べると受験者数はやや少なめですが、電気工事の需要増加を背景に近年は志願者が増加傾向にあります。

1級は第一次検定が35〜40%台、第二次検定が50〜60%程度で推移しており、両方を突破した最終合格率は30%以下の難関資格です。2級は第一次検定45〜55%程度、第二次検定40〜60%程度と、1級よりはやや取り組みやすい水準です。

出典:アガルートアカデミー「1級電気工事施工管理技士の合格率」

第一次検定は学科中心のため対策次第で合格率を上げやすく、第二次検定は経験記述の完成度が合否を分けます。

鈴木実のコメント

【令和8年度/2026年度】電気工事施工管理技士の試験日程一覧

2026年度 電気工事施工管理技士 試験日程一覧

ここからは令和8年度(2026年度)の試験日程を、1級・2級それぞれ一次検定・二次検定に分けて紹介します。

1級電気工事施工管理技士の試験日程

1級は年1回、第一次検定・第二次検定ともに実施されます。

区分 試験日 合格発表
第一次検定 7月12日(日) 8月25日(火)
第二次検定 10月18日(日) 翌1月8日(金)

出典:一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部「1級電気工事施工管理技術検定」

2級電気工事施工管理技士の試験日程(前期・後期)

2級は前期・後期の年2回チャンスがあります。前期は第一次検定のみ、後期は第一次検定・第二次検定の両方が実施される点が1級との違いです。

区分 試験日 合格発表
前期第一次 6月14日(日) 7月13日(月)
後期第一次 11月8日(日) 12月21日(月)
後期第二次 11月8日(日) 翌2月頃

出典:一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部「2級電気工事施工管理技術検定」

申込期間・受検票発送のスケジュール

試験日と同じくらい重要なのが申込期間です。申込を逃すとその回は受験できないため、早めにカレンダーへ登録しておきましょう。

区分 申込期間
1級(一次・二次共通) 2月13日〜2月27日
2級 前期第一次 2月6日〜2月27日
2級 後期(ネット申請) 6月29日〜7月27日

書面申請は締切がネット申請より早く設定されている回もあるため、公式サイトで最新の受付方法を確認してから準備を進めてください。

合格発表日はいつ?

合格発表は各検定の試験日からおよそ1〜3ヶ月後です。第二次検定の結果は年をまたぐ回もあるため、次年度のキャリアプランを合格発表後に確定させる意識を持っておくと安心です。

鈴木実のコメント

電気工事施工管理技士の受験資格【新受検資格・旧受検資格】

電気工事施工管理技士 受験資格チェック

令和3年度の制度改正により、実務経験年数の考え方が変わりました。令和10年度までは旧受検資格・新受検資格のどちらでも受験可能な経過措置期間です。

1級の受験資格

第一次検定は試験実施年度に満19歳以上となる者であれば、実務経験がなくても受験できます。第二次検定は第一次検定合格後、区分に応じた実務経験(おおむね3〜5年)が必要です。

2級の受験資格

第一次検定は試験実施年度に満17歳以上となる者であれば誰でも受験可能です。第二次検定は第一次検定合格後、実務経験を積んでからの受験となります。

実務経験が浅くても受験できる?

結論として、第一次検定は年齢要件のみで受験できます。実務未経験の20代でも「まず一次検定に合格する」ことから始められるのが、この資格の間口の広さです。

第一次検定合格者は「技士補」として扱われ、資格手当の対象になる企業も増えています。

受験資格の確認方法・注意点

自分がどの区分・実務経験年数に該当するかは、学歴や過去の資格取得状況によって細かく分かれます。建設業振興基金の公式サイトにある受検資格早見表で必ず事前に確認しましょう。

試験当日までにやるべき準備とスケジュールの立て方

試験日までの逆算スケジュール

試験日が決まったら、次は逆算でスケジュールを組み立てる番です。

申込〜試験日までの逆算スケジュール

申込から試験日までは1級・2級ともに約4〜5ヶ月あります。第一次検定は学科の暗記量が多いため、申込と同時に学習をスタートするのが理想的なペースです。

独学と通信講座、どちらが向いている?

働きながら学習時間を確保しづらい方には、経験記述の添削がついた通信講座が向いています。市販テキストで独学する場合は、過去問演習の比重を高めるのがおすすめです。

『第一次検定 学科試験 徹底研究』(Amazon)のような過去問題集は、繰り返し解くことで出題傾向がつかみやすくなります。

直前期の勉強法

直前1ヶ月は新しい範囲に手を広げず、過去問の間違えた箇所を繰り返し復習するのが効果的です。第二次検定では、自分が担当した工事の経験記述を暗記できる状態まで仕上げておきましょう。

経験記述は「工事名」「工事概要」「立場」「課題と対応」を自分の言葉でスムーズに書けるかが評価されます。本番で緊張しても手が止まらない状態まで書き慣れておくことが得点の安定につながります。

持ち物・当日の注意点

受検票・写真付き身分証明書・筆記用具に加え、会場によっては電卓の持ち込みが可能です。前日までに試験研修本部の公式サイトで最新の持ち物案内を確認しておくと安心です。

試験当日は会場までの移動時間に余裕を持ち、開始直前まで暗記事項を見直せるよう、要点をまとめたメモを1枚持参しておくと落ち着いて臨めます。

鈴木実のコメント

電気工事施工管理技士を取得するメリットとキャリアの広がり

電気工事施工管理技士 資格取得のメリット

試験日程を確認したところで、あらためて取得メリットを整理しておきましょう。

資格手当・年収アップの実態

電気工事施工管理技士を取得すると、月1〜3万円程度の資格手当を支給する企業が少なくありません。1級取得後は現場代理人や所長候補として、年収500万〜700万円台を目指せるケースもあります。

第一次検定合格のみで得られる「技士補」の段階でも、資格手当や昇給の対象にする企業が増えており、資格取得の過程そのものが評価につながる点も見逃せません。

監理技術者・主任技術者になれる

1級を取得すれば、金額の制限なく監理技術者として現場に配置されます。会社にとって「配置できる人材」は貴重な戦力のため、社内での評価にも直結します。

2級でも主任技術者として現場を任されるようになり、下請け工事の管理経験を積み上げながら1級を目指すキャリアパスが一般的です。

独立・転職の選択肢が広がる

資格を持っていると、より条件のよい会社への転職や、将来的な独立の選択肢も広がります。電気工事業許可の専任技術者としても資格を活かせます。

近年は人手不足を背景に、資格保有者を積極採用する企業が増えており、経験と資格の組み合わせ次第で好条件の求人に出会いやすい状況です。

未経験・異業種からでも目指せる理由

第一次検定は年齢要件のみで受験できるため、電気工事の実務経験がまだ浅い方でも「技士補」からキャリアを積み上げていけます。資格取得を前提にした求人も多く、未経験からのステップアップと相性がよい資格です。

よくある質問

Q. 電気工事施工管理技士の試験は年に何回ありますか?

1級は年1回(第一次検定・第二次検定)です。2級は前期・後期の年2回受験のチャンスがあり、前期は第一次検定のみ実施されます。

Q. 実務経験がなくても申し込めますか?

第一次検定は年齢要件のみで申し込めます。1級は満19歳以上、2級は満17歳以上であれば、実務経験がなくても受験可能です。

Q. 申込を忘れた場合、追加受付はありますか?

原則として追加受付はありません。1級・2級ともに申込期間は2〜3週間程度と短いため、公式サイトで日程を確認したら早めに手続きしましょう。

Q. 合格率はどれくらいですか?

1級は第一次・第二次を合わせた最終合格率が30%以下の難関資格です。2級は1級よりやや取り組みやすく、第一次検定で45〜55%程度の合格率となっています。

まとめ

電気工事施工管理技士の試験日は、1級が年1回、2級が前期・後期の年2回です。まずは自分が受験する区分の申込期間を確認し、逆算で学習計画を立てることが合格への近道です。

資格取得後はキャリアの選択肢が大きく広がります。今の職場での資格手当だけでなく、転職市場での評価も含めて、取得後の将来像をイメージしながら準備を進めてみてください。

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著者:ジョブハウス建設 編集部

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