求人を見ているとアルバイトや派遣社員の他に、「契約社員」の雇用形態をよく見かけますよね。
「契約社員って、給料はどれくらいなんだろう?」
「結局、アルバイトの方が稼げたりするんじゃないの?」
なんて、いろいろと憶測が飛び交うかと思います。そこで今回は、契約社員の給料相場について徹底解説。あわせて、収入を上げるための方法についても伝授するので、ぜひ今後の仕事探しの参考にしてみてください。
契約社員とは?
契約社員とは雇用主と期間の定められた労働契約を結び、契約で定められた仕事をする労働者のことを表します。1回の契約の上限が3年であることが契約社員の特徴です。契約が満了する時には更新するか、終了するかを決める必要があります。契約社員は通算5年以上雇用されていて要件を満たしていれば、無期雇用に転換することが可能です。これは5年ルールと呼ばれています。該当する契約社員から申し出があった場合、雇用主はその契約社員を正社員にして継続雇用することが義務付けられているようです。
正社員との違い
契約社員は有期契約で、雇用期間に制限があります。それに対して正社員は雇用期間に制限のない無期雇用の労働者なので、雇用期間に制限があるか、ないかという点で契約社員と正社員は異なるようです。
アルバイト・パートとの違い
アルバイト・パートとは辞書的な意味を言うと「本業や学業のかたわら、収入を得るための仕事をすること」。働く曜日や勤務時間を選んで働く、比較的短時間勤務をする労働者のことを表します。法律的には契約社員との明確な区別はありませんが、より短時間勤務がしやすく、給与が時給制であることが多いのが特徴です。
契約社員の給料相場
雇用形態ごとの違いについて一通り説明をし終えたところで、本題に入りましょう。契約社員として働くと、どれくらい稼げるのでしょうか?
東京都産業労働局が公表しているデータによると、契約社員の平均年収は362.9万円です。ちなみに国税局のデータによると正社員の平均年収は441万円となっています。
ただしこちらはあくまで平均データのため、業務内容によって変わってくるようです。契約社員の業務内容別データについても詳しく見ていきましょう。
業務内容別の平均年収
契約社員の業務内容別の平均年収は、以下の通りです。
業務内容 | 平均年収 |
【1位】管理的業務 | 599.9万円 |
【2位】専門的・技術的業務 | 448.0万円 |
【3位】販売業務 | 333.0万円 |
【4位】運輸・通信業務 | 332.9万円 |
【5位】保安業務 | 306.7万円 |
【6位】事務的業務 | 303.8万円 |
【7位】生産工程・労務 | 286.9万円 |
【8位】サービス業務 | 285.6万円 |
このように管理的業務と専門的・技術的業務の平均年収が特に高くなっています。管理的業務は部下を育成したり、仕事を効率よく進めるために改革を行ったりして組織・グループをまとめて引っ張っていくマネジメント能力が必要です。また専門的・技術的業務は資格や特殊な技術が求められます。管理的業務も専門的・技術的業務も誰でもできる仕事ではなく、特別な能力や技術がいるため年収が高いようです。
ボーナスはある?
契約社員のボーナスの有無は企業によって異なります。ただ調査してみたところ、契約社員にボーナスを支給する企業は少ない印象でした。もし、契約社員でボーナスが支給される企業で働きたい場合は、求人情報に記載があるかどうかをしっかり確認しましょう。
ボーナスの平均支給額
契約社員の年齢別ボーナスの支給額について、正社員の年齢別ボーナス支給額と共に見ていきましょう。
年齢 | 契約社員のボーナス平均値 | 正社員のボーナス平均値 |
20〜24歳 | 6万6.600円 | 42万6.100円 |
25〜29歳 | 9万2.800円 | 73万5.600円 |
30〜34歳 | 10万円 | 89万1.100円 |
35〜39歳 | 11万8.000円 | 102万5.500円 |
40〜44歳 | 12万1.700円 | 112万6.700円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 雇用形態別 正社員・正職員以外の雇用期間の定め有り、正社員・正職員の雇用期間の定め無し」
契約社員と正社員とでボーナスの支給額は大きく異なります。特に40〜44歳のボーナス平均値は契約社員が12万1.700円に対して、正社員の平均ボーナスは112万6.700円と、約100万円の差!もしボーナスをより多く支給されることを望む場合は、正社員を目指した方が高額になる可能性が高そうです。
契約社員で収入を上げるには?
契約社員の平均的な年収やボーナス金額についてわかったところで、次は契約社員として現状より収入を上げる方法について紹介していきます。
資格を取る
契約社員で給料を上げる方法の1つとして、資格を取ることが挙げられます。資格を取れば誰でもできる仕事ではなく、価値ある技術を身につけた人材として見てもらえるので、給料のアップが見込めるでしょう。
副業をする
契約社員として働きながら副業を行うのも、収入を上げる方法の1つです。
ただし、副業を禁止している企業もあるため、就業規則を必ず確認しましょう。
副業で始めやすい在宅の仕事として、Webライターやデータ入力、ハンドメイド作品の販売などがあります。興味のある副業をネットで調べてみることがおすすめです。
給与の高い職種に就く
転職して給与が高い仕事につく方法でも、収入アップが見込めます。当然ながら社会には様々な職種があり、標準とされている給与も異なります。
求人に記載された給与を確認して、高収入が目指せそうな仕事に応募するのも効果的でしょう。
契約社員になるメリット
ここまで、契約社員の年収や給与アップのコツなどについてお伝えしてきました。本題からはそれますが、契約社員になることのメリットを金銭的な側面以外の部分でもお伝えできればと思います。
未経験でも就職しやすい
契約社員は正社員より採用のハードルが低い傾向にあります。そのため未経験の方でも採用されやすいケースが多いです。未経験から始めてみたい仕事があり、正社員雇用だとハードルが高く感じる方は、契約社員として就職することを検討してみましょう。
勤務時間が調整しやすい
契約社員は勤務条件について交渉することができます。勤務地や労働時間、仕事内容は企業側との話し合いで決まるので、残業や転勤はしないなどの契約を結ぶことが可能です。仕事やプライベートとのバランスが取りやすいので、ワークライフバランスを重視する方にはぴったりでしょう。
最後に
今回は契約社員の概要や給与相場などについて詳しくご紹介しました。こちらの記事が契約社員のお仕事を検討する際のお役に立てば幸いです。契約社員の仕事を探してみたいと思った方は、無料の会員登録から始めてみてください。理想の仕事をジョブハウス工場で見つけましょう!
