正社員登用試験とはどんなことをするの?筆記テストや面接のコツも解説!

将来に金銭的不安を抱えている人が多いと言われる現代。

「今はフリーターとして働いているけど、そろそろ正社員にキャリアアップしたい!」という方も多いのではないでしょうか?

しかしながら正社員として働くには、正社員雇用の求人に応募して採用される、もしくは有期雇用の従業員として入社した後に、会社が行う正社員登用試験に合格する必要があります。

この記事では、「正社員登用試験とはどんな試験か」「面接で聞かれがちなこと」「筆記試験の対策方法」などを解説していきます。

自信を持って試験本番を迎えられるよう、この記事を試験対策にご活用ください。

正社員登用試験はどんな試験?

正社員登用試験とは、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員などの非正規雇用で働く社員が、正社員として正規雇用で働く際に行われる試験のことです。

正社員登用試験では、主に以下のものが実施されます。


  • 書類選考
  • 面接
  • 筆記試験


ただ、企業によって試験内容や方法が若干異なります。

詳細については、受けたい企業の人事担当者に聞くのが良いですが、聞きづらいという方もいらっしゃると思います。そんなときは、過去に正社員登用を受けたことのある先輩などに聞くのがおすすめです。

傾向と対策も一緒に聞けるので、試験を受けたいと思ったときは必ず詳しそうな人を捕まえましょう。

次の章では、正社員登用試験に履歴書は必要なのかということについてお伝えします。

正社員登用試験に履歴書は必要?

企業によって正社員登用試験に履歴書が必要になる場合がありますが、書く内容は転職の際に活用する内容とほぼ変わりません。

アルバイトを始める時や就職活動時に履歴書を書いた経験がある方は、そのときのことを思い出しながら書いてみてください。

ただ、1点のみ気をつけてほしい項目が『志望動機』です。

一般的な「この業界に携わりたくて応募しました。」ということではなく、「正社員として何をしていきたいか」という点を書く必要があります。



では、実際に書き方のコツを見ていきましょう。

志望動機の書き方のコツ!

志望動機の書き方で大切になってくるのはその構成です。

以下は、「結論から始めて結論で終わる」という構成で志望動機を書いた例です。


  1. 正社員登用試験を受ける理由は〇〇です。
  2. 現在、〇〇の業務を担当しています。
  3. 今後は、〇〇の業務へも挑戦していきたいです。
  4. そのためには、正社員になる必要があると考えました。


このように、「正社員として働きたい」という1番伝えたいことを文頭と文末に入れることで、相手の印象により残りやすいでしょう。

次に、正社員登用試験の面接ではどんなことを聞かれるのかをご紹介します。


正社員登用試験の面接ではどんなことを聞かれる?



正社員登用試験の面接では、「正社員と非正規社員の違い」に関する質問をされるのが一般的です。

その具体例について事前に知っておくと安心して対策ができますよね。

では実際に、正社員登用試験にありがちな質問をいくつかご紹介します。

正社員登用試験にありがちな質問4選!

以下は、正社員登用試験で聞かれることが多い質問を厳選したものです。


   正社員登用試験でよく聞かれる質問
  • なぜ非正規ではなく、正社員になりたいと考えたのですか?
  • 正社員になると、非正規の働き方とどんなところが変わると思いますか?
  • 正社員になって、どのような仕事をしていきたいですか?
  • 正社員にならないとできない仕事は、何だと思いますか?


企業は正社員として採用するにあたり、さらなるスキルアップを期待しています。

「自分は正社員として活躍できる人材である」ということを、回答でしっかりとアピールしていきましょう。

そのほかにも聞かれそうな質問を集めましたので、合わせてご覧ください。


   正社員登用試験で聞かれそうな質問
  • 自己紹介を簡潔にお願いします。
  • あなたの強みは何ですか?
  • これまでの業務で、何か貢献したことはありますか?
  • 何か質問はありますか?


自己紹介や経験談のほか、「何か質問はありますか?」と逆質問をされるケースがあるようです。

その際に「資格取得の支援はありますか?」などと質問することができれば、学習意欲が高いことをアピールできるチャンスです。

ただ、質問の内容が企業のホームページに掲載されていた場合は、企業の研究不足だと受け取られかねません。そのため、質問を考える前に企業のホームページをチェックしておくようにしましょう。

小論文や作文があるケースも

企業によっては小論文や作文の課題が出されることもあります。

「これまでの業務であなたが取り組んできたことと、その成果を述べてください。」や「◯年後の自分はどうなっていると思いますか?」というようなテーマが多いようです。

また、平均的な字数はおよそ400字〜1200字程度なので、約800字を目安にしておくと無難でしょう。 



さて、面接・小論文や作文についてのポイントが分かったところで、次に筆記試験についての対策方法をお伝えします。

SPIなど筆記試験は過去問を解いて対策!

正社員登用試験を受ける人の性格や能力を知るために、企業はSPI(適性検査)を実施することがあります。SPIの対策に必要な勉強時間は、およそ30時間程度と言われています。

試験はスポーツの試合と同じように、日頃から練習や対策をしないことには本番で結果を出すことができません。毎日短時間でもコツコツと勉強することが、合格に近づく秘訣です。


▼おすすめの対策本のURLを貼っておきますので、参考にしてみてください。

これが本当のSPI3だ!2025年度版


日々の勤務態度も大切

ここまで正社員登用試験に向けての対策方法をご紹介してきましたが、忘れてはいけないことがもう1つあります。それは日々の勤務態度です。

遅刻や無断欠勤をしないのはもちろんのこと、会社の利益に貢献できるよう努めましょう。

その功績が認められた場合、上司から正社員登用への推薦を貰えるケースもあるようです。

働きやすい職場環境、良好な人間関係を築くために、コミュニケーションを積極的に取ることを意識できると良いですね。

まとめ

いかがでしたか?正社員登用試験に向けてやることが見えてきましたでしょうか。

ジョブハウス工場では、正社員雇用の求人や、正社員登用制度がある求人の紹介はもちろん、採用面接のアドバイスなども行っています。

どんな些細なことでも構いませんので、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

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