トラックドライバーを目指す方は、業界用語をちょっと知っておくと面接でぐっと有利になります。業界を知っていることをアピールするだけでなく、業界の理解にもつながります。

あがり

トラックドライバーは出発地から荷物を目的地に届けた後、その目的地から再度荷物をつみ、出発地に戻ってくる作業を繰り返すことが多い仕事です。出発地に戻ってきた際に、その日運ぶ荷物がなくなり、仕事を終われる状態を『あがり』といいます。

追っかけ(おっかけ)

魚や青果を運送することを指します。生鮮食料品は鮮度を守るために、スピード第一で運送するので、トラック運送の中で最もタイトなスケジュールの仕事です。深夜や早朝の仕事でもあり、ドライバ―にとっても大変な仕事の一つと言えます。語源は諸説ありますが、下記が最も有力なものです。 生鮮食品は、生産地市場でも卸売市場でも入荷した順番にセリに掛けられます。順番が後ろになればなるほど一般的には価格が下がっていくため、生産地市場から卸売市場の輸送を各業者が急ぐ必要があります。その際に、トラックが我先にと生産地市場から出て卸売市場に向かう様子から、『追っかけ』という言葉が生まれました。

親伝(おやでん)

配送先や送り主などの情報を記入し、荷物に貼る伝票である送り状のことを『親伝』と呼びます。送り状は荷物の受け取り人のもとへ届ける際に必要です。受取人が受け取りましたと証明するための捺印またはサインをする場所がついているものが一般的です。

海コン(かいこん)

海コンとは、輸出・輸入品などを運ぶ海上コンテナの略称のことを指します。船舶によって港まで運ばれた海上コンテナは、そのままトレーラーの台車に載せられて運送されます。海コンの運転手は、海コンドライバーとも呼ばれます。

帰り便(かえりびん)

出発地から目的地までの運送を立ち便、逆に目的地から出発地に戻る運送のことを帰り便とよびます。昔は、帰り便は空便(何も荷物を載せていない状態)が多かったですが、現在では物流の効率化が進み、帰り便にも荷が乗っている状態がほとんどです。尚、サービスの品質・運賃共に立ち便の方が高いケースが多くなっています。

カゴ車(かごしゃ)

倉庫内の運搬用の台車のことで、ロールボックスパレットやカーゴテナーとも呼ばれます。外周がコの字型の柵で覆われている大型の台車で、足元はキャスターがついており、押したり引っ張ったりして移動させることができます。柵の無い一方向から荷物を入れて、その後ゴムバンドや棒でそれを押さえることで、中の荷物を固定する仕組みになっており、集配場内での荷物の移動に利用されます。また、安定感があるので、一時的に荷物を保管しておく場所になることもあります。

カプラー(かぷらー)

カプラーとはトレーラーのトレーラーヘッド(運転席部分)と台車(荷台部分)を連結する際に必要な連結装置のうち、トレーラーヘッド側についている装置を指します。逆に台車部分についているものをキングピンといい、カプラーとキングピンを連結させることで、トレーラーをけん引し、運送することが可能になります。海コンは、台切、連結作業がしばしば行われているので、海コントレーラーの仕事をする人にとっては非常になじみのある言葉です。

完納(かんのう)

完納とは完全納品の略です。何度か荷物を輸送し、全ての荷物を納品した状態を完納といいます。まだ納品するものがあるときや、一度ですべての荷物を納品するときは、完納という言葉を使わないので、注意が必要です。

口割れ(くちわれ)

大口契約をしている場合、一枚の伝票で複数の荷物を送る場合があります。その際、親伝を一つにはり、残りは子伝として小さいシールを張ることが多く、運送の際に取り違いなどが原因で一部が不足してしまうことがあり、それを口割れと呼びます。本来的には10個ある荷物だが、9個しかない場合は1個口割れと呼びます。

グリーン高速(ぐりーんこうそく)

東名高速や名神高速の事を指します。 語源の通説としては、東名高速道路や名神高速道路の中央分離帯に、大きな植え込みがあるところが多かったため、このような言葉が生まれたと言われています。

計画配車(けいかくはいしゃ)

計画配車とは、事前に配送先、配送量、配送地域などがわかっている場合に、配送計画を立て、それに対応した配車をすることを指します。以前は人の手で管理されていて、煩雑な作業となっていましたが、現在ではシステムを導入している会社も出てきています。

小口配送(こぐちはいそう)

複数の届先に少量(=小口)の荷物を配送することを指します。 トラック1台に複数の配送元・配送先の荷物を届けることで、もっとも有名な小口配送として、ヤマト運輸や佐川急便が手掛ける宅配便があります。配達担当者は一日百個以上の荷物を配送することが多く、ECの発達によりメジャーな配送手法になっています。

混載便(こんさいびん)

混載便とは、同じ方面へ複数の荷主の荷物を同じトラック等で運送することです。混載便は運送業者からすれば、運送の効率性をあげることができ、荷主にとっては運送コストを下げることができます。 宅配便のトラックに積まれている荷物は、複数の荷主からのバラバラの荷物を積んでいるので混載便に当たります。

直積み(じかづみ)

『直積み』は、倉庫の床に物品を直接積み上げることを指します。通常荷物の保管時にはパレットやコンテナに入れておくことが一般的ですが、パレットに置くと不安定になってしまったり、明らかにはみ出してしまったりする場合には直積みをします。 尚、パレットを使用する場合でも、床に直接積み重ねれば直積みといいます。

儒損事故(じゅそんじこ)

液体が入っている荷物から液体がもれてしまい、他の積み荷が塗れたり臭いが移ってしまう事象のことを指します。宅配の場合、一つのトラックに百個以上の荷物が入っていることがあり、一つの荷物から液体が漏れた場合はほかの荷物にも影響が出てしまうことがあります。

たち便(たちびん)

出発地から目的地までの運送は立ち便と呼ばれます。逆に目的地から出発地に戻る運送のことを帰り便とよびます。以前は帰り便=空便のことが多かったですが、現在は物流の効率化、コストダウンのために帰り便でも荷が乗っている状態が多くなっています。

縦持ち(たてもち)

ビルやマンション内で上や下の階に荷物を運ぶこと、もしくは地上からマンション内に荷物を運びこむことを指します。完成していない建物での縦持ちも多く、その場合は時間と体力が必要になります。 また、同一フロア内で荷物を移動させる行為は横持ちと呼ばれます。

積みどまり(つみどまり)

荷物を目的地まで運んだにも関わらず、受取人の不在で、トラックの荷台に荷物が積んだままになってしまっていることを指します。 運送の仕事はただ運送することではなく、目的地で荷物・商品を届けるまでが仕事です。しかし、土日や祝日だと受取人が不在のことがしばしばあり、積みどまりが発生します。

ツーデフ(つーでふ)

トラックで後輪が2軸あるもののうち、その両方が駆動しているものをツーデフといいます。ツーデフは、主に悪路を走るダンプやミキサー車と、重量物用トレーラヘッド等に使われることが多くなっています。

定温倉庫(ていおんそうこ)

一定の範囲の温度を維持することができる倉庫のこと。一般的に温度は10-20度の範囲で維持され、温度や湿度が変化すると品質に影響がでる荷物を保管する際に利用されます。主に生鮮野菜の取扱で活躍します。尚、10度以下で保管する必要がある商品に関しては、冷蔵倉庫を利用します。

デポ(でぽ)

規模の小さい倉庫・配送拠点のことを指します。保管するための場所というよりは、一時的な中継地点の意味合いが強くなっています。デポ地や、仙台デポ等といった使われ方をします。

テレコ(てれこ)

ドライバー同士がお互いの荷物を取り違えてしまったこと。ドライバーAの荷物とドライバーBの荷物がテレコってる、等といったように使用されます。

天地無用(てんちむよう)

上下さかさまにしてはいけない荷物のことを指します。さかさまにすると損傷や破損の恐れがあり、天地無用と表記してある荷物については運搬時に必ず上下の向きを守らなければなりません。

ドライカーゴ(どらいかーご)

液体貨物などの非乾貨物以外の通常貨物で、運送荷物のほとんどがドライカーゴにあたります。乾貨物とも呼ばれることもあります。運送の取り扱いの際に特殊な処理が不要で、一般的な物流システムで取り扱い可能となっています。

トラステ(とらすて)

トラックステーションの略。ドライバーを対象とした休憩施設と運行管理センターが一体となった道路施設のことを指します。ドライバ―はトイレ休憩から仮眠、入浴、食事などと一通りの身の回りに対する用事を済ますことができます。 全日本トラック協会によると2016年10月現在、全国に、31箇所のトラックステーションが存在しています。

ニトヤ扱い(にとやあつかい)

割れ物、壊れ物を配送する際に、運送中の破損の保証ができないことを指します。宅配便等を荷受けした際に、梱包等に不備がある場合、ニトヤ扱いになることを荷主に確認します。

荷役(にやく)

トラックへの貨物の積み込みや荷下ろし、倉庫への入庫・出庫を総称した、作業のこと、もしくは作業をする人のこと指します。小さい荷物の場合は手積みの場合が多く、大型の荷物の場合だとフォークリフト等を利用します。ドライバーが行う場合が多いですが、海上コンテナの積み込み等の場合だと地上の専門スタッフが行う場合もあるようです。

軒下渡し(のきしたわたし)

ドライバーが商品を受取人の玄関、工場や倉庫の入り口で荷下ろしをすることを指します。身近な例でいうと、ピザや寿司などのデリバリーは軒下渡しになります。 ドライバーや荷物受取人が手作業で運べる比較的軽い荷物の場合はこの手法が用いられます。

乗越(のりこし)

着店コードの書き間違えで、間違った営業所、営業店(=配達先)に配達されてしまうことです。 集荷するドライバーの着店コードの書き間違えによる問題で発生する場合がほとんどです。尚、佐川急便やヤマト運輸は着点コードを自動出力するため、乗越が発生することはほぼあり得ません。

バラ積み(ばらづみ)

荷物を1個1個トラックに手で積む行為のことを指します。パレットを使用しないため、より多く積み込むことが出来る反面、積み込みを行うドライバーからすると肉体的にきつい作業になります。

判取(はんとり)

受取人による捺印、サインなどをもらうことを指します。物流における「送り状」(伝票)は、荷主との個別契約書との位置付けですが、荷物が最終消費者に確かに届けられた証明として、受取人による捺印、サインなどをもらうことをルールとしています。判取を済ませた伝票は、それで用済みとはならず大切に保管されます。

平ボディ(ひらぼでぃ)

荷台の上部が覆われておらず、サイドの壁部分のみで囲われているトラックのことです(軽トラの荷台をイメージするといいかと思います)。 上部が開放されているため、積み方次第で、荷台の長さ、幅以上のものが積むことができます。 また、クレーンなどでの積込み・荷下しにも対応できるため、汎用性の高いトラックです。ただし欠点として、雨や雪等に弱いことがあげられます。

水屋(みずや)

運ぶ荷の提供をする仲介業者のことを指します。当然のことながらトラックのビジネスは運ぶ荷がないと儲かりません。そんな運ぶ荷がない(行きの荷物があったが、帰りに荷物が突然の事情によりなくなってしまった)際に、水屋が利用されます。

ミルクラン(みるくらん)

物流方式の一種で、営業所を出発したトラックが、複数の発荷主のところを回って配送貨物を集荷してくる方式を指します。 共同配送においては個々の発荷主がそれぞれ共同配送センターに持ち込むよりも、巡回集荷のほうが効率がよいことが多くなっており、この方式をとることが一般的になっています。 牛乳を集荷する際は複数の牧場を巡回しますが、それと同じ集荷の仕方を行うので『ミルクラン』と名づけられました。効率よくミルクランを行えるよう、予め集荷のルートを決めておきその通りに巡回していきます。

持ち出し(もちだし)

ドライバーによって、荷物が配送中であることを指します。郵便追跡番号でも、『持ち出し中』という言葉が使われることがあります。

宵積み(よいづみ)

早朝に出荷させるために、前日以前に荷物を受け取り、トラックに積み込んでおくことを指します。 届け先が休みだった場合には丸一日預かることになり、移動式倉庫としての役割も担います。 また、ドライバーからしたら、朝一の荷積み作業がなくなり、余裕をもって運送の仕事に取り掛かれるというメリットがあります。

横持ち(よこもち)

2つの意味で使われます。

①倉庫内などで荷物を運ぶこと

逆の意味として、マンション内などで荷物を別の階に運ぶことを指す『縦持ち』があります。横持ちは荷物を横(同じフロア内)に移動してほしい際に、『この荷物横持ちしてください』等と言われます。

②寄り道をして荷物を届けること

荷物は通常最短距離で運ばれるものですが、大型トラックで集配場に運び、集配場から小型トラックで最終配達先まで届けることがあり、それを『横持ち』と呼びます。

ラッシングベルト(らっしんぐべると)

ラッシングベルトとは、荷崩れ防止のために、荷物を固定する際に利用されるベルト式の用器具のことです。ラッシングレール(荷室内の側面に取り付けた、ラッシングベルトを固定するためのレール)に引っ掛けることで使います。バックルで固定するカム式と、ハンドルを反復させることによって締め付けるラチェット式のものがあり、ラチェット式はその作動音から「ガッチャ」とも呼ばれます。

ルート配送(るーとはいそう)

あらかじめ荷物を運送する順番をルートとして決めておき、決めたルートに沿って配送し、配送を行うことを指します。商店や企業向けの配送でルート配送が用いられることが多くなっています。一般の方がよく目にする佐川急便ヤマト運輸の個人向け宅配便は、日々配送先が異なるのでルート配送にはなりません。

【仕事のイメージ】 朝7時ごろ、集配場(物流センター)に出社 ↓ 配送する荷物をトラックへ積み込み込み、朝9時頃出発 (配送ルートを考えながら効率的に積み下ろしができるように積む必要がある) ↓ 配送ルートに基づいて配送 (1日100個以上の配送を行うこともある) ↓ 配送を終え、配送拠点に戻り、再度積み込み作業を行う (1日のノルマが終わるまで繰り返す(だいたい1日3-4周する)) ↓ 1日の仕事をすべて終えたら帰宅

<最後に>

《トラックドライバー・運転手用語集》は以上になります!

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