配送ドライバーはトラックを運転して荷物を集荷し配達・配送することを主な仕事としています。このページでは、配送ドライバーの仕事をする上で必要な運転免許について紹介していきます。

配送業界のドライバーに必要な免許って?
配送業界の主な職種ごとに必要な免許をみていきましょう。
基本的にはどの業種もお客さんを乗せてトラックを運転するわけではないので、二種免許は必要ありません。よって、配送ドライバーに必要なのは一種免許となります。
また配送業は運送業の中の1つで、商品の輸送を基本的に2tトラックなどの自動車で行うので、普通自動車第一種運転免許はほぼ必須と言えるでしょう。
また、免許はAT(オートマ)限定可か否かは企業によって異なります。
※以後、
・普通自動車第一種運転免許 → 普通一種免許
・準中型自動車第一種運転免許 → 準中型一種免許
・5トン限定準中型自動車第一種運転免許 → 5トン限定準中型一種免許
・中型自動車第一種運転免許 → 中型一種免許
・8トン限定中型自動車第一種運転免許 → 中型一種免許
・大型自動車第一種運転免許 → 大型一種免許
とします。
普通一種免許以外の配送ドライバーに必要なものは、仕事内容によって変わってきます。
この記事を読んで、業種ごとに必要な免許がおおまかに把握できたら、ジョブハウスドライバーに登録して実際に企業の求人を調べてみるのが転職への近道です。
配送・宅配・配達ドライバー/ルート配送ドライバー
・必要なのは≪普通一種免許/中型一種免許≫
・あると良いのは≪フォークリフト免許/大型一種免許≫
配送・宅配・配達・ルート配送ドライバーは業務内容によって求められる資格が変わってきます。
小型・中型トラックは日常的に使用するので、普通一種免許や中型一種免許は応募の時点で必要なことも多いです。
ただし普通一種免許さえもっていれば、資格取得支援制度を活用して中型一種免許を取得することも可能です。ジョブハウスドライバーに登録して、実際に気になる企業の求人を確かめてみましょう。
お仕事によっては荷物の積み下ろしなどの付帯作業があったり輸送する荷物量も変わるので、フォークリフト免許や大型一種免許などをもっていると有利です。
お仕事経験については未経験OKのところが多いですが、経験者は優遇される場合もあります。
引っ越しドライバー
・必要なのは≪普通一種免許/中型一種免許≫
・あるとよいのは≪中型一種免許≫
引っ越しドライバーは仕事で使用するトラックの種類は企業や仕事内容によって変わります。小規模な引っ越しでは普通一種免許で運転できる程度の1トン・2トントラックを使用します。
3トン以上のトラックの使用も多いので、中型一種免許をもっていれば安心して引っ越しドライバーの求人に応募することができます。
ただし普通一種免許さえもっていれば、資格取得支援制度を活用して中型一種免許を取得することもできます。ジョブハウスドライバーに登録して、実際に気になる企業の求人を探してみましょう。
セールスドライバー
・必要なのは≪普通一種免許/中型一種免許≫
・あるとよいのは≪中型一種免許≫
普通一種免許はほぼ必須と言っても良いでしょう。中型一種免許は応募に必要な免許としている企業もあれば、採用後に取得させる企業もあります。
ただし、中型一種免許をもっていれば優遇される可能性は大いにあります。採用後に取得する場合は、多くの場合資格取得支援制度があります。
ジョブハウスドライバーに登録して、実際に気になる企業の求人を探してみましょう。
新制度・準中型一種免許の施行が始まりました
いままで中型一種免許の資格は20歳以上で運転経験2年以上ないと取得できませんでしたが、新制度の準中型一種免許は18歳以上であれば、普通一種免許での運転経験がなくても初めから取得できるようになります。
準中型一種免許とは?
これまでの普通一種免許と中型一種免許の間に、新たに設けられたトラックの免許区分です。平成29年3月12日から取得が可能になっています。
何が変わったのか、旧制度と新制度を比べながら説明していきます。
・普通一種免許
車両総重量 5トン未満
最大積載量 3トン未満
・中型一種免許
車両総重量 5トン以上11トン未満
最大積載量 3トン以上6.5トン未満
↓ 平成29年3月12日制度移行後
・普通一種免許(小口商品の配送に使用されるような、自家用のライトバンや軽トラックを運転できる)
車両総重量 3.5トン未満
最大積載量 2トン未満
・準中型一種免許(近距離配送や宅配便、コンビニ配送などに使用されるトラック、いわゆる「2トントラック」を運転できる)
車両総重量 3.5トン以上7.5トン未満
最大積載量 2トン以上4トン未満
・中型一種免許(中・近距離を中心に幅広い用途で使用されている、いわゆる「4トントラック」を運転できる)
車両総重量 7.5トン以上11トン未満
最大積載量 4トン以上6.5トン未満
これまで普通一種免許を取得してきた人の扱いはどう変わるの?
現行普通一種免許保有者は自動的に「5トン限定準中型一種免許」に移行します。「5トン限定準中型一種免許」の限定を解除して7.5トン未満のトラックを運転できるようになるために必要な教習は4時限です。
また普通一種免許がAT限定である場合は、「5トン限定準中型一種免許」の限定を解除するためには別途AT限定解除が必要です。
ちなみに8トン限定中型一種免許って何?
平成19年6月2日前に普通一種免許を取得した人は「中型車 (8トン) 限定」又は「AT中型車 (8トン) 限定」の条件を付された中型一種免許をもっているとみなされています。
・普通一種免許
車両総重量 8トン未満
最大積載量 5トン未満
↓平成19年6月2日の改正後
・普通一種免許
車両総重量 5トン未満
最大積載量 3トン未満
・8トン限定中型一種免許
車両総重量 5トン以上8トン未満
最大積載量 3トン以上5トン未満
準中型一種免許を取得するメリット
これから自動車免許を取得しようと考えている方は準中型一種免許をとっておくと、これまでできなかった自動車免許初取得後にトラックの運転ができるようになります。
免許取得時の技能教習は普通一種免許より7時限プラスするだけで、準中型一種免許を取得することができます。
免許以外に必要なスキルや性格など
基本的にどの職種も安全運転することが大事なので、普通一種免許での運転経験はあった方がいいでしょう。目安としては中型一種免許が取得可能になる2年といったところでしょうか。
企業によっては応募時に運転経験がなくても大丈夫なところもありますが、結局仕事中に運転することには変わりないので運転経験はあるに越したことはありません。
職種にはその職種自体は経験不問のところが多いです。教育体制が充実している企業は未経験の求人を歓迎している場合もあります。
配送・宅配・配達ドライバー/ルート配送ドライバー
配送ドライバーは運転スキルが重要である他、個人やコンビニ・企業に届けるという仕事の特性上、お客様と直接関わりお話をすることが多いです。
コミュニケーションが好きな人はより楽しめるかもしれません。
引っ越しドライバー
引っ越しドライバーのお仕事は荷物の輸送だけではなく、イメージ通り荷物を積んだりおろしたりします。体力に自信があり、力仕事に抵抗がない方が向いています。
また大量の荷物を積んだりおろしたりするので、素早く判断しててきぱきと動くことが求められます。加えて引っ越しを依頼するお客様と接するので、元気で明るく人に接することができると良いです。
セールスドライバー
セールスドライバーに必要なのはズバリ、営業スキルです。
業務としてある一定数の新規お客様を開拓することがノルマとして掲げられることもあるため、相手のニーズをくみとったり、自分の意見をお客様に明確に伝えていく力が必要になります。
営業面だけではなくお客様の関わりという面から考えても、人の気持ちになって考えられる人、明るくコミュニケーションがとれる人などが向いているでしょう。
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配送業界で必要な免許は普通一種免許と中型一種免許が主です。加えてフォークリフト免許や大型一種免許も持っていると優遇される場合もあります。
もっているのが普通一種免許のみであれば、中型一種免許の取得支援制度のある企業を選ぶことが大切です。自分のもっている免許と企業の応募条件をよく照らし合わせて求人を探しましょう。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!