このページでは配送ドライバーの職種、企業、給料、資格などをご紹介します。



<配送のお仕事はこんなにたくさん>

このコラムでは配送ドライバーの業務形態についてご説明していきますが、その前に配送についての基礎知識をお伝えしていこうと思います。

運送業が国から許可を得て荷物を運送する業務のことを指すのに対して、配送とは運送業者の行う業務のことを指します。

運送業者はナンバープレートでも見分けることが出来ます。グリーンナンバーや黒ナンバーのトラックは業者が許可を得て配送していることを示しています。逆に白ナンバーの車が配送をしていたら運送法違反で捕まってしまいます。


【配送ドライバーの種類】



一口に配送と言っても業務の内容は様々です。ここでは大きく分けて宅配・配達・配送ドライバー、引っ越しドライバー、ルート配送ドライバー、セールスドライバーの四つの業務形態に分けてご説明したいと思います。


1つ目ににご紹介するのは宅配・配達・配送ドライバー(以下では宅配ドライバーと呼称することにします)です。宅配ドライバーは、その名前の通り宅配荷物をお客様のもとに届けることが仕事です。

▼出勤  自分の荷物を確認し出発

▼宅配  宅配するエリアは日によって変わりますが、会社によってはドライバーごとに勤務地(担当エリア)を決めて荷物を配送させる場合もあるようです。

▼集荷  荷物の配達を終えると今度は集荷作業を行います。コンビニやオフィスなどに行き荷物を集めます。

宅配ドライバーの主な仕事は荷物を届けることですが、お客様と円滑なコミュニケーションを取り、リピーターを増やすことも大切な仕事の一つです。


2つ目に引っ越しドライバーについて説明します。引っ越しドライバーは基本的に2人か3人で一組になり業務を行います。ドライバーが正社員でペアをアルバイトが担当することが多いです。

具体的な業務としては、お客様の家に引っ越し荷物を回収しに行きそれを引っ越し先に届けるというものです。このようなローテーションを二、三回繰り返すことが一日の業務です。

引っ越し業務なので運ぶ荷物が重いのは大変な点です。ですが、ペアと上手く協力することによって負担を減らすことが出来るのでそこまで心配する必要もないと思います。


3つ目にルート配送ドライバーについてご説明します。ルート配送業務とは、決められたルートを通ってお客さまに荷物を届けることです。

また、届け先のお客様とお話しして親密な関係を築くことも運転手の大切な業務の一つなので、人とコミュニケーションを取る事が好きだ!という方には向いているかもしれません。

毎日同じ道を通って商品を運送するので、刺激が欲しいという方には少し物足りないかもしれません。しかし、同じ道だからこそ安心して運転できのはルート配送ドライバーの良い点です。


最後にセールスドライバーについて見ていきたいと思います。セールスドライバーは配達、集配業務を行いますが、今までお伝えしてきた業態と決定的に違うのは営業活動を行うことです。

心機のお客様とけいやくを結んだり、物流提案と言って商品をより効率的に運ぶにはどうすればよいかをお客様に提案します。

セールスドライバーに求められる能力としては、運転スキルの他にコミュニケーション能力や提案能力が挙げられます。営業に携わっていた経験があるが車も運転することが好きだという人には非常に向いている仕事でしょう。



<どんな会社が存在するの?>

配送について分かってきたところで、次は配送業界の規模やどのような企業が存在するのかについてみていきたいと思います。


業界規模(業界全体での売上額の総額のこと)

7兆5,424億円

経常利益計

2,881億円

売上高利益率

+2,1%

総資産額

6兆2,073億円

労働者数

94,427人

平均年齢

41,2歳

平均勤続年数

13,3年

平均年収 514万円

(平成25年~26年データ)



運輸業界シェア次にこの運輸業界はどこの企業がどのくらいのシェアを占めているのか、それはどのくらいの規模なのかを説明していきます。


【運送業界シェアベスト10】

ランキング 企業名 売上高 業界シェア
1位 日本通運   1兆7,524億円 23.2%
2位 ヤマトホールディングス 1兆3,746億円 18.2%
3位 日立物流 6,245億円 8.3%
4位 セイノーホールディングス 5,434億円 7.2%  
5位 山九 4,344億円 5.8%


このようになっており、日本通運とヤマトホールディングスが運輸業における最大手と言えそうです

では、会社の規模(従業員数)としてみたのが下になります。


ランキング 企業名 従業員数
1位 日本運輸 33,153人
2位 山九 10,785人
3位 福山運輸 9,292人
4位 鴻池運輸 7,423人
5位 日本梱包運輸倉庫 3,114人


最後に皆さんが一番気になる平均年収ランキングをまとめました。参考程度にどうぞ。

ランキング 企業名 年収
1位 ヤマトホールディングス 838万円
2位 近鉄エクスプレス 773万円
3位 日立物流 739万円
4位 セイノーホールディングス 665万円
5位 SBSホールディングス 649万円


業界の多くのシェアを占めるヤマトホールディングスは平均年収も1位であったが、業界シェアのランキングと合わせてみると、業界のシェアと平均年週の高い低いはそこまで深い結びつきは無いのかもしれません。



<配送ドライバーになるための to do>

【運転する車種】

まず、大型トラックを使用する求人は経験者が優遇される傾向があります。ですが、上に挙げた4つの業態のうち引っ越しドライバー以外は中型トラックや小型トラックを用いて業務を行うことが多いです。その為、未経験者でも募集を行っている会社は数多くあります。


→未経験者歓迎の求人はこちら


【仕事内容】

研修、土日休み、残業の有無など求人情報を確認して自分に合った求人情報を探してみましょう。

ガッツリ稼ぎたのかそれとも趣味や家族との時間を大切にしたいのかなど自分の希望に合致した環境を提供してくれる職場が必ずあるはずです。

また、ドライバーは運転が仕事であるので事故を起こさないようにしっかりと自分の体調を管理するようにしましょう。


【必要な資格】

ドライバーに必要な資格としては中型免許、大型免許などがあります。また、今年の3月12日より準中型免許が新しく導入されました。これ以降に普通免許を取得した方は2tトラックが運転できないようになるので注意が必要です。

普通免許さえ持っていて、取得してから所定の年数がたっていれば、入社後に会社が資格取得のサポートをしてくれるので安心です。

→普通免許を持っていれば応募できる求人はこちら


<最後に>

これでこの記事は終わりです。最後まで読んで下さりありがとうございました。

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