トラックドライバーの仕事と言っても、様々な仕事・求人が存在します。具体的にどんな仕事内容があるのか、またライフスタイル・勤務時間はどうなっているのかをご紹介します。

セールスドライバーの仕事と生活

ヤマト運輸や佐川急便のセールスドライバーに代表される、比較的狭い範囲を担当エリアとし、固定の顧客(主に企業)に対し、集荷、配達、集金などを行う仕事です。 トラックを運転する仕事はもちろんありますが、トラックから降りての配達作業や顧客とのコミュニケーションが発生する仕事です。 基本的に企業が相手ですので、勤務時間は昼の時間帯がほとんどになっています。 運転するトラックは2~4トンがメインになります。

ルート配送ドライバーの仕事と生活

飲食店や店舗などに向けて毎日固定のルートで商品を配達する仕事です。 対象とする顧客によって勤務時間が異なるのが特徴で、飲食店向けであれば開店前の4時頃までの仕事が多く、コンビニエンスストア向けであれば昼も夜も配送がある仕事です(当然時間別に担当は分かれています)。 運転するトラックは2~4トンがメインになります。

貸切チャーター便ドライバー(近距離輸送)の仕事と生活

貸切便は企業等の顧客の希望にあわせて、集荷から配達までをオーダーメイドで行う運送サービスです。 基本的に大口顧客が対象となっており、専属ドライバーが集荷から最後のお届けまでを一貫して行うケースが多くなっています。 近距離の場合は、宿泊を伴う輸送はほとんどありません。 昼の時間帯の勤務と夜の時間帯の勤務がありますが、基本的に一日で完結する仕事になります。 運転するトラックは4トン~10トントラックがメインになります。

貸切チャーター便ドライバー(長距離輸送)の仕事と生活

仕事内容は近距離輸送と基本的に同じですが、長距離輸送の場合、日をまたぐ仕事になります。 東京~大阪間の輸送の場合は、朝出勤~積み込み~午後には東京発~夜に大阪着~朝まで車内(もしくは休憩所)で仮眠~荷扱い~帰り荷の倉庫へ~積み込み~大阪を午後発~東京に夜着といった勤務体系になります。 運転するトラックは10トンがメインになります。

ターミナル間輸送ドライバーの仕事と生活

ターミナル間輸送ドライバーは運送会社が持つターミナル(各地域から集められた荷物がまとまっている場所)間を10トントラック等で輸送する仕事になります。 顧客と直接やり取りすることはほとんどなく、例えば東京のセールスドライバーが集めた大阪宛ての荷物を、東京のターミナルから大阪のターミナルに輸送する仕事です。 勤務時間に関しては、貸切チャーター便(長距離輸送)と同じように日をまたぐことが多い仕事です。 運転するトラックは10トンがメインになります。

トラック運転手の仕事と生活スタイルまとめ

トラックドライバーの仕事は昼の時間帯の仕事、夜の時間帯の仕事、日をまたいだ仕事など、ライフスタイルが大きく変わってくる仕事です。 昼の時間帯の仕事は働きやすいですが、逆に日をまたいだ仕事や夜の時間帯の仕事は給料が高くなっています。 自分が仕事に何を求めるのか、何は許容するのかを明確にして仕事を探すとよいでしょう。