タクシードライバーの給与は、地域によって大きく異なります。 東京や大阪のような大都市の方が高く、これは給与体系が、固定給+歩合給となっており、歩合の割合が比較的多く設定されているためです。 タクシーに乗る人が多い都市の方が、どうしても年収は高くなる傾向があります。 このページでは、東京のタクシードライバーの年収を見てみましょう。

東京のタクシードライバーの平均年収

一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会の資料(http://www.taxi-tokyo.or.jp/datalibrary/pdf/hakusyo2015all.pdf)によると、平均年収は約400万円です。 ドライバーの業界全般に言えることではありますが、特にタクシー業界の給与はその人によって大きく変わります。 多い人では年収1,000万円以上の人もいるなど、どれだけ良いお客様を獲得できる場所を知っているのか? お客様になりそうな人をすぐに見つけることができるのか? そうしたテクニックにより、給与は大きく変動します。 特に大手のタクシー会社では、そのような情報がドライバー間で共有されていたり、そのタクシー会社専用の乗り場があるなど、所属する企業によっても異なるようですね。 東京の大手タクシー会社では、大和自動車交通株式会社(大和グループ)、日本交通株式会社(日本交通グループ)、帝都自動車交通株式会社(帝都グループ)、国際自動車株式会社(kmグループ)の4社が有名です。 この頭文字を取って、大日本帝国と呼ばれていたりします。

タクシードライバーとハイヤードライバー(役員運転手)の平均年収

それ以外にもタクシーなのか、ハイヤー(役員運転手)なのかといった、職種の違いでも給与が変わってきます。 上記のような大手会社だと、ハイヤー運転手の平均年収は約500万円とございます。 ですが、一般的なタクシー運転手からハイヤー運転手になるためには、ある程度の経験年数やスキルが求められることが多いです。 その分、給与が高く設定されているのですね。

勤務時間について

タクシードライバーの勤務は、隔日勤務、昼日勤、夜日勤とあります。 基本的には隔日勤務で働く方が多いですが、その中でも夜の時間帯の方が稼げる傾向があるようです。 夜だと深夜割増料金が発生するのはもちろんのこと、特に終電後は比較的長い距離を乗るお客様が増えるためです。 夜の銀座や新宿は特にオイシイスポットのようですね。 その他にも深夜残業の多い会社前での出待ちは、効果が高いことが多いようです。 また雨が降っている日はタクシーを利用する人が特に多くなるので、そういう日を狙って勤務を長くするのはポイントと言えると思います。

タクシードライバーの給与は人によって異なるのが正直なところ

東京のタクシードライバーの年収について見てきましたが、正直なところタクシー業界においては平均年収はあまりあてになりません。 一般的な企業とは異なり、その人の努力次第で良くも悪くもなってしまうからです。 良い給与を獲得するためには、地道な情報収集(オイシイポイントなどの)が特に重要になってくるのがおわかりいただけたかと思います。 東京のタクシードライバー業界に一獲千金を狙ってチャレンジして見るもの良い手だと思います。