タクシードライバーの雇用形態や給与体系について、各種タクシードライバーごとに実際の企業の例などを挙げながらご紹介していきます。

 

タクシードライバーってこんなにたくさん!

タクシードライバーといってもいくつか種類があり、それぞれで特徴が異なります。そこで、タクシードライバーの種類について見ていきましょう。


タクシー

一般的なタクシーを運転します。タクシーは普通車、大型車、特定大型車の3種類で、法人・個人合わせて約5万台が日々運行しております。

>>詳しくはこちら

 

介護タクシー

一人で外出することが難しい高齢者や障害をお持ちの方を援助する車両として、介護タクシーがあります。介護タクシーはドアからドアへの移送を指し、ベッドから車椅子への移送などの特別な資格を必要とするサービスまでは行いません。

>>詳しくはこちら

 

ハイヤータクシー

企業役員の移動手段、官公庁への訪問、海外VIPの送迎などに使われる高い付加価値を持った個別輸送機関です。特定のお客様の担当運転手として働くことや、秘書のような役割を果たすこともあります。

>>詳しくはこちら

運転代行タクシー

飲酒などの理由で自動車の運転が出来なくなった方の代わりに運転をしたり、自動車を目的地に移送するサービスです。タクシーと異なる点としては、お客様の車を代わりに運転しなければならないため、乗務員が2人であるということです。

>>詳しくはこちら 



タクシー業界の雇用形態

タクシー業界の雇用形態は一般乗務員と定時制乗務員があります。一般乗務員は正社員、定時制乗務員はアルバイトです。それぞれの雇用形態について詳しく説明していきたいと思います。

 

一般乗務員

タクシードライバーの多くは一般乗務員(正社員)として雇用されています。一般乗務員は定時制乗務員と比べ、給料が安定しているだけでなく、福利厚生も充実しています。募集数で見ても、一般乗務員が多く、その中でも「隔日勤務」をしているドライバーが多いです。

 

定時制乗務員

一般乗務員のほかに、定時制乗務員といったアルバイト雇用が存在するタクシー会社もあります。高齢ドライバーや子どもが学校に行っている間だけ働く主婦ドライバーなど、短い勤務時間で良いという定時制乗務員のメリットを活かした働き方をすることができます。

雇用形態のイメージが湧かない方もいらっしゃるかと思うので、例を用いて正社員の勤務形態をご紹介していきたいと思います。

 

・日本交通(一般乗務員)<1ヶ月のスケジュール例> 

○…勤務 

■…明け休み 

★…休み

月―火―水―木―金―土―日 

○―■―○―■―○―■―★ 

○―■―○―■―○―■―★ 

○―■―○―■―○―■―★ 

★―○―■―○―■―○―■ 

★―★

変形労働時間制/週実働40時間 

※1乗務は15.5時間(休憩3時間)、月11~12回の出勤です。 

※勤務時間は法律で決められているため、サービス残業等は一切ありません。 

※研修期間は実働7.5時間。


タクシー企業の給与体系

タクシードライバーの給与体系としては、歩合制の企業がほとんどです。売り上げの50%が給与として支給される企業が全国的に多く、東京都内だと売り上げの60%程度が給与として支給されます。給与として支給される割合に関しては勤務する会社によって異なるため、事前にしっかり調べておきましょう。具体的な給与体系についてイメージがわかない方もいらっしゃると思いますので、例を示しながら説明していきたいと思います。

 

グリーンキャブ(タクシー)

・月給22万160円(一律手当含む)+歩合給、他諸手当有 

  ※配属後1年間は月給30万円最低保障。(未経験者に限る) 

  ※30万円以上稼いだ場合は給与規定に従いその分を支給。

・歩合率60%以上(都内最高歩合) 

  ※1乗務ハンドル時間14.5h以上で賃金保障。

・年3回の賞与は別途支給。

  ※4月・8月・12月に支給。

上記からわかるように正社員の給与は、研修中の給与であったり、未経験者の給与保障であったりと手厚くサポートされております。


TOKYOアテンダント(ハイヤー)

・月給14万8千円+歩合給+諸手当

・月収例 

1年目35歳/月収28万円※月給14万8千円+歩合給+諸手当 

3年目40歳/月収35万円※月給14万8千円+歩合給+諸手当 


日本交通(介護タクシー)

・月給18万2000円+歩合給

・年収例

入社2年目の平均年収450万円(入社2年目の最高年収664万円) 

入社3年目の平均年収480万円(入社3年目の最高年収710万円) 

年収700万円以上のドライバー多数(入社6年目の最高年収790万円)


たくみ代行サービス(運転代行)

・時給1200円

運転代行は時給制の企業が多く、副業として利用されることも多いです。

 


タクシードライバーになるにあたって

タクシードライバーになるにあたって必要なスキルや企業選定の際に参考にするべきポイントについて説明していきたいと思います。


必要なスキル

タクシードライバーになるにあたって二種免許は必要不可欠です。タクシーやバスなどのお客様を移送する目的で運転する場合には、日本交通法に基づいた第二種運転免許が必要となります。この二種免許の取得は試験に加え、視力や聴力などをチェックする適正検査があります。これらはお客様の安全のためには必要不可欠の検査であり、この検査を突破して初めてお客様を乗せて走ることができます。

 

企業選定の際に参考にするべきポイント

企業選定の際に参考にするべきポイントとしては、雇用形態、勤務形態、給与体系、福利厚生の充実度の4つです。

 

・雇用形態

その企業の雇用形態は自分にあったものなのかを確認する必要があります。多くの企業では正社員としての募集が中心となるため、主婦などのパートタイマーとして働きたい方は、アルバイトの募集がある企業を自分で探しておく必要があります。

 

・勤務形態

タクシー業界の勤務形態としては、昼日勤、夜日勤、隔日勤務があります。企業ごとに勤務形態は異なるため、自分の望む勤務形態で働ける企業を探すようにしましょう。

 

・給与形態

先ほども紹介しましたが、タクシードライバーの給与体系として、「歩合制」が基本となります。これに対し、タクシードライバー未経験の方が就職や転職をする際、安定して稼ぐことができるのかと不安な方もいらっしゃると思います。

そんな方は「給与保障制度」が有るのかということを確認してみましょう。給与保障は入社後4か月間は、自分の売り上げに関わらず、一定額の給与を支給されるため、安心して仕事に取り組むことができます。また、歩合制を重視する方と基本給を重視する方がいらっしゃると思うので、給与面で自分が働きたい会社かどうかをしっかりと判断したいですね。

 

・福利厚生

タクシー業界に限らないことですが、就職や転職を考えるときに注意すべきポイントとして重要なのが福利厚生です。健康保険、厚生年金、介護保険といった「社会保険」はもちろんのこと、労災保険や雇用保険といった「労働保険」など生活に関わってくる大きな要素なので、福利厚生の充実した企業を選ぶようにしましょう。

 

 

最後に

《タクシー運転手って稼げる?【タクシードライバーの給与体系・勤務形態】》についての記事は以上になります!よろしければこの機会にジョブハウスドライバーに登録してタクシードライバー求人を探しませんか?

ジョブハウスドライバーには他にもタクシーの求人がございますので、じっくり比較してご自分の希望に合った求人を探してみるのもいいかもしれません。

ジョブハウスドライバーではこんなことも!

《ジョブハウスドライバー》にまだ登録していないという方は、この機会にご登録をしてみてはいかがでしょうか。《ジョブハウスドライバー》では専属のキャリアコンサルタントによる、転職・就職活動の際に必要な履歴書や面接の対策に関する相談や、求職者様に合ったお仕事の紹介などもメールや電話で随時承っています。こちらのサービスも併せてご利用ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!