トラック運送業界にはどのくらいの企業が存在しているのでしょうか。まず、始めに日本のトラック運送大手企業や有名企業を紹介していきます。
どんな企業があるの?
それではさっそく企業を紹介していきます。
日本運輸について
日本通運は日本における運送業界におけるシェア率、売上高ともにトップの物流会社です。営業所は全都道府県に存在し、その中でも東京や神奈川などの大都市圏には複数存在します。
国内における輸送の種類は地方への大型トラック輸送と鉄道輸送、空港輸送から海上輸送まで様々な種類を網羅しています。さらに輸送の幅は海外までに及びます。
大手運送業者特に大都市圏に本社がある会社に就職したい方におススメです。
福山通運について
福山通運はシェア率では8位でヤマトホールディングスなどの大手には及ばないものの、緑赤黄色の文字で書かれた「福山通運」と書かれたトラックを一度は街中で見たことはあるのではないでしょうか。
業務内容としては大きなものを長距離運ぶというよりは、引っ越しや個人向けの荷物を宅配するのが主な業務です。中型トラックの運転手になりたい方などにおススメです。
日立物流について
日立物流が主に扱っているのは新幹線の車両や発電所などの重量機工の移転業務です。それに伴い大型のトラックを長距離運転することが予想されます。
また3PL(サード・パーティー・ロジスティックス)システムを用いた効率化を早い段階から導入し、常に運送業界の進化の歩みをリードしてきたことが大きなポイントです。
名鉄運輸について
愛知県に中心に業務を行う名鉄運輸は、一般運送市場だけでなく、航空便や引っ越しなど幅広い業務を行っています。
名鉄運輸は名古屋鉄道グループの会社でありながら全国各地にグループ会社をもち、営業所も複数保持する非常に安定性の高い企業と言えます。
西濃運輸について
赤いカンガルーのマークが印象的な西濃運輸西濃運輸はおもに大型トラックを用いた長距離輸送を得意としています。運ぶ荷物としては工業用品というよりは家財・家具などが多いようです。
近鉄エクスプレスについて
近鉄エクスプレスは飛行機を利用した航空便や大型コンテナを利用した国際的な海上輸送など、大規模な輸送業務を主に行っています。
また近年は平成26年あたりに売り上げを急上昇させるなど業界トップの成長率を誇ります。
様々なCSR(コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティー、企業の社会的責任)活動も積極的に行うなど、非常に安定性の高い優良企業と言えます。
鴻池運輸について
小熊のマークが印象的な鴻池運輸は名鉄運輸と同様に名古屋鉄道のグループ会社です。そのためグループの規模の大きさを生かし全国に営業所を展開しています。またメーカー直送を支える倉庫管理や3PL事業も積極的に導入するなど様々なサービスを手掛けています。
名古屋周辺部での転職を考えている方に特におすすめです。
日新輸送について
日新輸送はベトナムや中国などアジア圏にむけた、海外流通加工・貨物輸送を得意としている会社です。特に中国には力をいれていて、中国国内のみの3PLシステムを採用しているほどです。
また日本における運送業界シェア率ランキングトップ10にも含まれているため、将来的に見ても安定的な企業と言えます。
ここで紹介する企業は国内で高い市場シェアを誇っており、事業規模も大きく、求人数も圧倒的に多いのが特徴で、安定的な会社と言えます。
トラック会社が求めている人材とは?
これまでに挙げてきたいわゆる大手の企業はどのような人を求めているのでしょうか。年齢や性別、その人の性格といった具体的な面を見ていきましょう。
未経験者でも大丈夫?
やはり気になるのはトラックの運転経験がなくても大丈夫かなのかという点でしょう。
多くの企業は採用後に大型自動運転車の運転免許取得や業務に関連する資格取得のサポートをしてくれたり、研修を実施しているため、未経験者でも安心してトラック業界への転職を考えることができます。
年齢・性別についての情報は?
まず年齢についてですが、現在トラック業界では若者のトラックドライバーが不足しているため、若年層を求めている企業はたくさんあります。
それに加えて2017年の3月から現行の中型免許制度が改善され、新たに「準中型自動車免許」導入が行われます。これにより今まで以上に企業側が若者を率先的に採用することが予想されます。
またトラックと聞くと力仕事が多いイメージがありますが、大型トラックの荷積み作業のほとんどは機械化がなされているため、肉体労働が苦手な女性や高齢者の方もドライバーとして活躍することが可能です。
トラックドライバーにはどんな人が向いている?
まず前提として車の運転が好きなである必要があります。業務のほとんどが運転になるので当然ですね。
次にストレスに強い方におススメです。運転をしていると渋滞に巻き込まれたり、予定時刻ギリギリに目的地に着くこともあるなど様々なストレスが考えられます。
これらのストレスに柔軟に対応し安全運転を行うことが可能な方がドライバーに向いていると言えます。
さらに一人で仕事をするのが好きという方にもこの仕事は向いています。大型トラックドライバーともなると長距離を長時間かけて輸送することがあります。そのため一人の時間が多く存在しているため、一人で黙々と作業をするという方に向いていると言えます。
働き方、福利厚生面はどうなっているの?
次にトラック業界の仕事内容・福利厚生面についてまとめていきます。
大手会社の給与面はどれくらい?
まず給与面について書いていきます。やはり大手企業になると給与はよくなります。それに加え運転するトラックの大きさと移動距離、特に大型車で長距離輸送を行う人の平均年収は600万円を超えます。
やはりトラックドライバーは高い賃金をもらいたい方には非常におススメと言えます。さらに大手企業となると労働環境・条件ともに良く、法律の基準にのっとった営業を行っているためブラック労働のようなノルマを課される過重労働の心配もありません。
主な仕事場は?
営業区域は会社ごとに多種多様です。福山通運などの中型ドライバーを主要にしている会社は営業区域はそこまで広くありませんが、日本通運のように長距離輸送を行う場合は業務範囲は広くなります。
トラックドライバーの一日はどんな感じ?
次にあるトラック運送会社の具体的な一日について書いていきます。
8:00
出勤。出発前点呼後に出発
10:00
目的地に到着。荷下ろし作業
12:00
帰社して昼ご飯
13:00
会社を出発
15:00
帰社して車のメンテナンス
16:00
退社
以上が具体的な仕事の流れになります。仕事選びの参考にしてください。
福利厚生面についてまとめました!
次にトラック業界における主な福利厚生面について書いていきます。主な事として以下のことが挙げられます。
・交通費支給
・社会保険完備
・昇給制度あり
・資格取得支援あり
・有給制度あり
・荷積み破損補償
・研修、教育制度完備
上にあげたもの以外に、企業によっては保育所や懇親会など様々な福利厚生を用意している企業も存在します。
働き方が多様化している現代においては福利厚生面が充実しているのは非常にありがたいですね。女性や高齢者のトラックドライバーも働きやすい環境が整っているのではないでしょうか。
最後に
以上で大手企業のトラックドライバーについての説明は終わりますが、≪ジョブハウスドライバー≫では様々な種類のトラックのドライバー求人記事や特集記事もあるのでぜひそちらをご覧になってみてください。
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