セールスドライバーとは?

はじめにセールスドライバーについて簡単に説明していきます。セールスドライバーのお仕事とは宅急便をはじめとする小口配送サービスを行うドライバーのことで、主な仕事は配達、集荷、決済、営業の4つになります。

他の配送サービスと決定的に違うところは荷物を配送するだけでなく、荷物のお預かり、決済手続き、営業を行うところです。

荷物のお預かりでは一般の方に荷物を配送しに行く際、そのついでに荷物を運ぶ手続きを行ったり、事前にネットで予約していただき、希望日に荷物を受け取りにいきます。決済手続きではネット通販で購入された商品の決済手続きを代行したり配達料金を受け取ります。

営業ではお客様に新たな配送サービスを提案したりするため、運転スキル以外に営業のスキルも必要とされます(詳しい仕事内容については後ほど説明します)。これら3点が他の配送サービスと違う点になります。

 

 

セールスドライバーはどんな仕事をしているの?

セールスドライバーについて簡単に理解していただいたところで次に仕事内容について説明していきます。


仕事場はどこ?

まずドライバーが活動する地域は各自任された担当エリア、地域となっています。そのため仕事上毎日顔なじみのお客様と顔を合わせて行くことになるので、地域密着型の仕事になります。なので求人も地域に絞った求人が多いです。


具体的な仕事内容は?

次に仕事内容ですが先ほども説明したように大きく分けて4つ、配達、集荷、決済、営業になります。ここではそれぞれの業務がどういったものになっているのか詳しく説明していきます。


配達業務とは

配達では担当エリアの荷物をトラックで企業や商店、一般家庭といった様々なお客様へ届けていきます。そのため荷物の大きさや量に関しては自分が担当するところによって様々です。


集荷業務とは

次に集荷ですがこれは配達するお荷物をお客様から預かる仕事です。

現在は営業所にお客様が荷物を直接持ってくる以外に、インターネットで希望日や希望時間帯を指定して荷物を指定した場所までドライバーに取りに来てもらうサービスを実施しているところもあります。そのため集荷依頼も以前と比べて多い場合もあります。


決済業務とは

次に決済ですが、これは送り主の代わりに代金の集金を行ったり、荷物の運送料をお客様からいただくなど様々な場合に行われます。主な決済方法としては代金引換(通称代引き)やクレジットカード払い、電子マネーでの支払いなど受け取り主の希望する様々な決済方法に対応しています。


営業とは

営業についてですが、商品の販売や新たな配達プランなど様々なことを行います。まず商品の販売ですがこれは主に荷物を届けた際、会社で取り扱っている商品の案内を行います。

扱う商品は会社によって様々ではありますが、水、ティッシュといった日用品から宝飾品、ギフト券、食品など幅広い商品の販売を行います。

配達サービスの提案については新規顧客獲得から普段から配送サービスをご利用する方に、物流効率化を最適化するための最適な配送プランの提案を行っていきます。そのため同時にドライバーは物流プランナーであるともいえます。


このようにセールスドライバーの仕事は配達だけでなく、様々な仕事を行なっています。

 

 

セールスドライバーの雇用形態(勤務日数や研修制度、福利厚生など)はどうなっているの?

セールスドライバーの仕事内容についてわかっていただいたところで、次に雇用形態について説明していきます。


正社員?契約社員?

多くの場合正社員としてドライバーと契約することが多いですが、会社によっては契約社員の募集もあります。

なお契約社員でも入社後試験や面接を受けることで正社員に昇格させる会社も中にはあります。そのため正社員で採用するのか、契約社員として採用するのかは各社求人記事で確認する必要があります。

次に勤務日数ですが月に20~22日が平均となっています。休みに関してはシフト制のため必ず土日や祝日に休みが取れるというわけではありません。勤務時間に関しては企業によって異なりますが、年間労働時間が決められているため1日何時間勤務というのが固定されているわけではありません。

なお1日最も長く勤務する場合は朝7時〜夜9時までといった時間になることが比較的多いです。勤務地については各都道府県あり、現在住んでいる地域を考慮した上で決められる場合もあります。


給与はどれくらい?

次に給与についてですが平均年収が315万円となっております。しかし会社によっては年収が400万以上のところもあります。そのため月収換算すると平均25~35万円となっています。もっと給与について詳しく知りたいという方は本サイトに記載してある求人記事をご覧ください。


福利厚生面はどうなっているの?

福利厚生については各種社会保険の完備、扶養手当、残業手当、育児休暇、中にはスポーツクラブの利用などもあります。福利厚生についてもっと詳しく知りたいという方は当サイトに記載してある各社求人記事をご覧ください。

研修制度については安全運転研修制度が設けられていたり、入社して数ヶ月は先輩ドライバーの車両に同乗してテクニックを学ぶといったものがあるため運転に慣れていない方、ドライバーとしての経験が浅い方でも安心できる環境になっています。

以上が雇用形態の説明になります。

 

 

セールスドライバーに必要な資格やスキルって?

セールスドライバーに必要な資格やスキルについて説明していきます。セールスドライバーは学歴や専門的知識はとりわけ重要ではなく、必要な資格としては普通自動車免許があれば求人に応募が可能です。。

中には《中型自動車運転免許》や《普通自動車運転免許AT不可》としている企業もあるので企業選定の際にはご注意ください。なお《中型自動車運転免許》については持っていると優遇される場合もあるため、取得しておいて損になることはないでしょう。


次にスキルについてですが、セールスドライバーの業務上まず必要となるのが安全運転のスキルです。荷物を相手までしっかり届けるには最低限必要なスキルとなります。

さらに、必要となってくるのが営業スキルです。セールスドライバーではある一定数の新規お客様を開拓することがノルマとして掲げられることもあるため、相手のニーズをくみとったり、自分の意見をお客様に明確に伝えていく営業スキルは必要になります。

 

 

セールスドライバーに向いている人ってどんな人?やりがいはあるの?

セールスドライバーに向いている人の例として、お客様との関わりが非常に多いため、「人の気持ちになって考えられる人」「明るい人」「コミュニケーション能力が高い人」「礼儀や言葉遣いがしっかりしている人」「笑顔が素敵な人」などが挙げられるでしょう。

これらが必ずしも揃っている必要はありませんが、仕事上営業色が強いため、このような方に好ましいというのは間違いありません。


またセールスドライバーのやりがいとしてお客様からの声がけがあります。これは地域密着型のセールスドライバーならではのやりがいではありますが、悪天候や遅い時間に配送をしに行った際、「ご苦労様」とお声をかけていただくことがあります。

こうした声をかけていただくことで自分が地域の物流を支える一人だと実感することができ、より一層仕事に励むことができます。そのため「地域経済を支える仕事をしたい」という方にも向いているといえるでしょう。



最後に

以上がセールスドライバーについての記事になります。なお当サイトには配送ドライバーの求人、その他に人を輸送することを仕事とするタクシーやバスの記事および求人情報も掲載しております。もしご興味をお持ちいただけたのでしたら、そちらも是非ご覧になってみてください。